カンファレンス設計で押さえておくべき6つのポイント
カンファレンスとは、「会議・協議」と言った意味を持ち、近年国内外問わず、いたる場所でカンファレンスが行われています。
今回の記事では、カンファレンス設計において押さえておくべきポイントを厳選して解説します。
目次
1.マーケティング施策にカンファレンスが有効な理由
カンファレンスを行うメリットは以下の3点にまとめることができます。
- 1度に多数へのアプローチ
カンファレンスの規模に応じて、多くの顧客に自社製品をアピール及びプロモーションすることが可能です。特にカンファレンスの開催は、リード獲得やナーチャリングに最適なため、目的を明確にして実施することでより効果のあるカンファレンスを開催できます。
- 新規と既存向けに幅広く活用
カンファレンスの企画立案を行う際に、開催目的やテーマを明確に示すことで、それに応じて新規及び既存顧客向けに幅広くマーケティングやプロモーションを浸透させることができます。より目的や成果を具現化させることで、既存顧客のエンゲージメントの向上にも結びつけることが可能です。
- 自社サービスのブランディング
カンファレンスにおける参加者のエクスペリエンスを最大化させることで、自社サービスのブランディング効果を期待することもできます。近年、カンファレンスの開催は、顧客と企業の関係性を深化させる上で、大切な場所に変わりつつあります。企画やコンテンツを充実させることで、ブランディングの拡大や付加価値の提供を可能にする点もメリットの一つに含まれます。
2.企画段階で決めるべき4要素
カンファレンス設計において、企画段階から押さえておきたい要素を4つに分類して紹介します。
- カンファレンスの目的
カンファレンスはただ漠然と運営しても、求める成果を得ることはできません。
そのため、企画段階から、「何のために」や、「どんな成果を得たいのか」などの目的をできる限り定義しておくことで、より具体的な企画を作成することが可能です。
- ターゲットは誰か
カンファレンスの目的を定義したら、次に押さえたいのがターゲットの選定です。開催に向けてペルソナを作成したり、どの顧客層に興味関心を持ってもらうかなどを予め設定したり、カンファレンスが有意義なツールとなるように企画を立案することを心がけましょう。
- 目標の設定
カンファレンスの目標設定も企画段階で検討する大切な要素になります。
・イベントの集客人数〇〇人が目標
・自社製品の認知度上昇
・アンケートの実施による満足度の調査
など、カンファレンスの開催目的に沿った目標設定することで、以降の活動に役立てることができます。
- プログラム(登壇者)の検討
プログラムの検討と聞くと、0から企画やアイデアを出したりすること想像するかもしれませんが、そんなことはありません。外部のアウトソーシングを活用したり、他社のプランニングを模範してプログラムを検討し、参加者に品質の高いカンファレンスを提供したりすることも一つの手段になります。
3.カンファレンスの集客方法
カンファレンスの成果を左右する集客方法について、以下にまとめましたので参考にしてみてください。
- オフライン施策
オフライン施策による集客とは、自社内にある顧客リストを活用したダイレクトメールや電話によるアポイント、訪問による宣伝など、顧客へ直接的にアプローチをかける手法が該当します。
SNSやIT技術が普及した昨今では、費用対効果が乏しい施策と言える一方、コアな顧客や既存顧客にフォーカスして集客できるため、質の高い波及効果を期待することができます。
- オンライン施策
オフライン施策とは、SNS広告やリスティング広告(検索KWに連動して表示させる広告)、オウンドメディアの活用など、多様なコンテンツを駆使して集客を行う方法を指します。SNSやネットワークを活用することで、興味範囲の近いユーザーへ拡散していく効果を期待できます。
4.イベント会社の選定
組織内のノウハウや実績が乏しい際は、イベント会社を使うことでより効果的なカンファレンスを設計することが可能です。
イベント会社の選定方法は以下の通りです。
- 業者の選び方
業者を選ぶポイントは次の5つに集約されます。
・カンファレンスの成功事例及びノウハウが蓄積されているか
・目的や成果など、求めていることに対するヒアリングやニーズの把握が行われるか
・質の高い効果測定の手法を心得ているか
・予算に見合ったコストを提示してくれているか
・開催目的を理解し、それに沿った企画立案がされているか
- 依頼の仕方
依頼の仕方は次の2点を参考に行いましょう。
・必要な情報の開示
・期日とコミュニケーションルールを決める
この2点は効果のあるカンファレンスを開催するにあたって不可欠な要素です。
5.カンファレンス後のアクションの具体化
ただ開催して終わるのではなく、カンファレンス後のアクションの実施も大切な要素の一つです。ここではアクションを具体化するための施策について紹介します。
- 開催直後のフォロー
開催直後は参加者の顧客管理を徹底し、優先度に応じたアプローチ手法を検討しましょう。ただ漠然と行動するのではなく、営業リソースやMAを駆使して、ナーチャリングと言ったアクションに対する目標や期限を明確に設定してフォローすることが最適です。
- 開催後の中長期的なフォロー
中長期的なフォローとしては、検討ステージに合わせたインサイドセールスやコン テンツの作成、NAを駆使した顧客のトラッキングやスコアリングをすることで、顧客のセグメントをより可視化する施策を検討しましょう。
6.まとめ
カンファレンスの設計は企画運営だけにフォーカスするのではなく、開催後のフォローも含めて考えておくことが重要です。今回列挙したポイントは設計における肝となる部分なので、自社内のノウハウが乏しい場合はアウトソーシングも検討しましょう。
弊社のカンファレンス開催実績はこちらにまとめられてるので、参考にしてみてください。