インターンシップ説明会、どんな質問が一番多い?質問例紹介!
近年、学生と企業の入社後のミスマッチをなくすためにもインターンシップが重要視されています。
株式会社リクルートキャリアが発表した「就職白書2018 -インターンシップ編-」によると、2018年には新卒採用を実施する企業のうち73.7%がインターンシップ実施予定と回答したとの報告があります。
この結果からも、企業にとっても学生にとってもインターンシップへの関心が高まっていることが分かります。
そんなインターンシップを成功に導くためには、説明会の段階からしっかりと準備をすることが大切です。
本記事では、インターンシップ説明会において、学生から受けることの多い質問について具体例を挙げて解説します。
目次
1.インターンシップの選考基準について
多くの企業にとって、インターンシップ説明会は初めて学生と直接対峙する場となるでしょう。そのため、学生からはWebやパンフレットに書かれていない様々な内容の質問が挙がります。
その中でも一番多いのは「インターンシップの採用にあたり何を重視するか」といった選考基準です。
インターンシップでは、選考基準が本採用とは異なるというケースが多いです。
説明会に参加する学生にとっては「どうしたらインターンシップに採用されるのか」ということが特に気になる点であるため、学生に公表できる条件や内容を用意しておくことが大切です。
また、「インターンシップの参加にあたり準備しておくべきことは?」などという質問を通して求められているスキルを聞かれるケースもあります。企業側は自社のインターンシップに参加して欲しい学生像や、インターンシップを通して何を学んで欲しいか、という点を明確にしておくと良いでしょう。
2.本選考への影響について
「就職白書2018 -インターンシップ編-」のデータによると、25.6%の企業が採用目的としてインターンシップを実施していると回答しています。
また、インターンシップ参加企業へ入社予定の学生へのアンケートでは、インターンシップと選考が何らかの形で影響していると回答した割合は74.4%と、本採用とインターンシップの関係性は大きくあるということが分かります。
実際に企業にとってインターンシップで優秀な学生がいれば是非入社してもらいたいと考えるのは当然のことです。
しかし、学生にとって「インターンシップが採用に直結する」と言われるとせっかくの大事な就業体験を身構えてしまうことも考えられます。
学生から「インターンシップに参加すると本選考に有利になりますか?」と質問があった際には、断言をせずにあくまで「インターンシップでの活動を考慮し、本選考の参考にする可能性がある」という程度にとどめておいた方が良いでしょう。
3.事業内容、仕事内容など
リクナビ就活準備ガイドのデータによると、インターンシップに参加した学生の66.2%が事業内容、仕事内容についての質問をしていることが分かります。
Webやパンフレット、また説明会などでも事業内容については既に説明されていても、まだ社会人経験のない学生にとっては、自分がその会社でどんな仕事をするのか、具体的なイメージがしづらいこともあります。
そのため学生からは「社員の1日のスケジュールを教えてほしい」など、リアルな仕事内容を知るための質問も多くあります。
また、社会人にとっては当たり前のように使っているビジネス用語なども、学生にとっては分かりづらいこともあります。
学生ができるだけ具体的に「その会社で働く」というイメージを持てるような分かりやすい説明を心がけましょう。
4.働いている社員の専攻分野について
「どんな社員が活躍しているか?」など働いている社員のキャリアやパーソナリティについての質問も多いです。
学生は自分が入社した際にこの会社で活躍できるのか、という不安を持っています。
そのため、自分と似た経歴や専攻の社員が活躍しているということを知ることで安心感が生まれます。
このような質問に対して、社内で活躍している社員例や採用実績のある大学・学部の分布などを資料として用意していると説明がしやすくなります。
また、出身大学などのデータは学生にとってOB・OG訪問の参考になるというメリットがあります。
他にも外国語を用いる職種や技術職など、専門性が求められるような業界や職種については「専門分野に関するスキルがどの程度必要か」といった質問も多いです。
入社時に必要なスキル、また入社後に身につけていってほしいスキルなどを具体的に説明できるように準備しておきましょう。
5.まとめ
本記事では、インターンシップ説明会において、学生から受けることの多い質問と回答方法についてご紹介しました。
インターンシップ説明会は学生と企業にとってこれから始まる採用活動の第一歩です。直接採用につながるものではありませんが、学生に自社のアピールができるチャンスです。
自社の魅力を学生に最大まで伝えるためには、事前準備が何よりも大切です。
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