展示会チラシ作成のポイントは?読み手の心を惹くチラシ作成のコツを紹介
「展示会チラシって作る必要があるの?」
「どうすれば魅力的な展示会チラシを作れる?」
展示会イベント担当者の方は、これらの疑問をお持ちではないでしょうか。
効果的なチラシを作成するには、いくつかのポイントを押さえておかなければなりません。
本記事では、展示会チラシの役割や魅力的なチラシを作成するポイント、注意点などについて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
展示会チラシの役割
展示会チラシのおもな役割は、展示会の来場者を自社のブースに集客することです。
自社ブースで提供している情報や商品について魅力的な訴求をし、展示会の参加者がブースを訪れるきっかけを作ります。
また、展示会当日に結果が出なかったとしても、チラシを持ち帰った参加者が後日チラシを読んで興味を持つ、という可能性もあります。
チラシは小規模な予算から作成できるため、展示会出展の際は必ず用意しておきましょう。
展示会チラシの内容
展示会チラシに書くべき内容は以下の4つです。
- キャッチコピー
- 商品情報
- webサイトのQRコード
- お問い合わせ先
それぞれ詳しく説明します。
キャッチコピー
読む人へ自社を印象付けるためにも、キャッチコピーは必須項目です。
コンパクトで具体的に訴求ポイントを盛り込み、来場者の心を惹きつけるものにする必要があります。
作成の際はターゲットを具体的に絞り、ニーズを踏まえた上で内容を練っていきましょう。
ターゲットを絞らなければ誰にも刺さらないものとなってしまうので要注意です。
商品情報
展示会チラシを作成するには商品・サービスの情報も必要となります。商品・サービス情報の記載がなければ、何を訴求したいのかが読み手に伝わらないからです。
以下全て必須というわけではありませんが、商品情報を記載する際は、以下の項目を押さえておきましょう。
- 商品名・サービス名
- 特徴
- 価格
- 実績 など
特徴を端的にわかりやすく紹介することや、実績や口コミなどを記載して商品に安心感を持ってもらうことがポイントです。
WebサイトのQRコード
チラシは、展示会の当日にブースへ集客する目的の他に、イベント終了後に問い合わせるきっかけにもなるでしょう。
持ち帰ったチラシの内容に惹かれたとき、Webサイトにアクセスできなければ商機を逃してしまうことになります。このとき、URLの記載だけでは手入力でアクセスしなければならないため手間がかかります。
そのため、QRコードを添付しておくとよいでしょう。
お問い合わせ先
チラシには必ず問い合わせ先も記載しておきましょう。
前述のWebサイトのQRコードのほか、自社名、メールアドレス、電話番号などを記載します。
魅力的な展示会チラシを作るポイント
魅力的な展示会チラシを作るポイントは以下の8つです。
- ターゲット設定を明確に
- キャッチコピーで惹きつける
- 商品説明をわかりやすく記載する
- 情報過多にならないようにする
- 価格を具体的に提示する
- 受賞歴や導入実績を掲載する
- デザインにこだわる
- ユーザーの行動を促す
それぞれ具体的に解説します。
ターゲット設定を明確に
より魅力的な展示会チラシを作るならば、集客したいターゲットを明確に設定することが大切です。
人は文章を読むとき、ひと目見て自分に興味があるかどうか、関心あることが書かれているかをチェックしています。
特にチラシの場合は、自分にとって不要であると判断されれば手に取ることはないですし、受け取ってもほとんど読まれることはありません。
展示会来場者は特にその傾向が強く、「興味のあるブースはあるだろうか」と探しています。その情報源として展示会チラシを活用しているため、興味の有無で「読む・読まない」を即座に決めているのです。
視覚的に情報が多い展示会場の中で来場者の目を引くためには、ターゲットを明確化することが大切です。
マーケター向け商品・サービスであるならば、「マーケター必見」「集客倍増の秘訣」など、ターゲットにあわせて心を惹きつける文言を入れることが大切です。
キャッチコピーで惹きつける
前章でも少し触れましたが、効果的なチラシにするためには、読み手をキャッチコピーで惹きつけることが重要になります。
キャッチコピーは商品の特徴を伝えるのではなく、「ベネフィット」を意識するのがポイントです。
ベネフィットとは、商品を使用することでユーザーが得られるメリットのことです。ベネフィットを訴求するには、ターゲットの心理を深く考察しなければなりません。商品のペルソナなどをもとに、適切な訴求内容を決定しましょう。
商品説明を分かりやすく記載する
商品やサービスの説明は、簡潔でわかりやすい内容になるようにしましょう。
ただし、わかりやすく説明しようとするあまり、長い文章や冗長な文章にならないよう注意が必要です。回りくどく、わかりづらい表現は読み手がチラシから離脱する要因となります。
伝えたいことを簡潔にまとめ、読み手が知りたい情報を厳選してわかりやすい商品説明を記載しましょう。
情報過多にならないようにする
展示会チラシを作る際には、情報過多になりすぎないようにすることも大切です。
広告・宣伝に使用するものを製作する場合、「あれもこれも」と情報を詰め込みたくなることがあるでしょう。
しかし、あまりに情報が多すぎるとひと目でそれを処理しきれませんし、何を言いたいのかわからない展示会チラシになってしまいます。
特に展示会には多くの企業が参加していますから、来場者は、なるべく短時間で自分に必要なものを見つけたいと思っています。つまり、来場者はある種の焦りがあるわけです。
そんな来場者の目を引くのは、要点を絞ったシンプルな構成の展示会チラシです。
たとえば、ターゲットに刺さるキャッチコピーと簡単な説明、詳細はWebやSNSという形にすれば、「興味があるから後で見てみよう」と思うかもしれません。
また、写真やイラストなどによりひと目で内容が想像できるようなチラシデザインであれば、急いでいる来場者も手に取りやすいことでしょう。
情報過多ではなく、シンプルイズベストな展示会チラシを目指しましょう。
価格を具体的に提示する
価格を具体的に提示するのも、効果的な展示会チラシを作成するポイントです。
チラシに価格の情報がないと、読み手は商品やサービスを検討すべきかどうかの決断がしづらくなります。
そのため、できるだけ商品・サービスの価格を具体的に記載しておくようにしましょう。
商品やサービスによっては価格の記載が難しいケースもありますが、その場合も参考価格を記載するようにしましょう。
受賞歴や導入実績を掲載する
展示会チラシに受賞歴や取引実績を記載するのも、来場者の興味を引かせられるポイントです。
たとえ同等の商品やサービスであっても、実績のある会社とない会社では印象が全く異なります。実績があり多くの信頼を得ているのであれば、「質が高い」「満足できる」と思ってもらいやすいでしょう。
そのため、展示会チラシには実績を記載した方がよいといえます。
たとえば、サービスの利用者数、メディアへの掲載実績などもユーザーの目に良くうつりやすいものです。
有名企業への導入実績もあるならば、ぜひ記載しましょう。ただし、社名を載せる場合はその企業に許可を取ることを忘れないようにしてください。
また、商品やサービスに関連する賞を受けたことがあるならば、それもあわせて記載しましょう。受賞歴も実績と同様に、信頼を得やすいものだからです。
デザインにこだわる
デザインもチラシ作成の重要な要素のひとつです。
良いキャッチコピー、良い写真、良い文章があったとしても、デザインが悪ければ読み手に情報が伝わりづらくなってしまいます。
また、競合他社もチラシを作り込んでくることが予想されるため、魅力的ではないデザインでは、チラシの段階で比較検討から外れてしまう可能性もあるでしょう。
より良いチラシにするためにも、デザインはプロに委託するのがおすすめです。
デザイナーによって金額は大きく異なりますが、数万円程度で委託できる場合も多いので、自社商品と相性の良さそうなデザイナーを探してみましょう。
ユーザーの行動を促す
展示会チラシは、ユーザーの行動を促せるものだと効果的です。
たとえば、展示会チラシに自社の商品やサービスの特徴だけを書き連ねても、ユーザーは「こういう商品もあるのか」くらいにしか思ってくれません。
たとえ興味を持っていても、自社ブースに立ち寄る人はそれほど多くないことでしょう。
そもそも、展示会の来場者たちは、自分の興味関心があるものに対してアクションを起こしやすい人たちです。つまり展示会チラシの目的は、来場者たちの興味関心を自社に向けてもらい、行動を促すことにあります。
そのため、展示会チラシはターゲットユーザーを設定し、そのユーザーにどんな行動をとってもらいたいかによって作成することが大切です。
たとえば、自社ブースに立ち寄ってほしいのか、自社のホームページやSNSを見てほしいのか、展示会後の面談につなげたいのか、などの目標に沿って作成しましょう。
展示会チラシ作成の注意点
展示会チラシ作成の注意点は以下の3つです。
- 著作権を確認しておく
- 内容に一貫性を持たせる
- 問い合わせ情報・QRコードまでの導線をひく
それぞれ詳しく説明します。
著作権を確認しておく
展示会チラシ作成の際は、以下の素材の著作権に注意しましょう。
- キャッチコピー
- 画像
- ロゴ
- イラスト
昨今ではインターネット上で多くの素材を入手できるようになり、画像やイラストなどもフリー素材を気軽にダウンロードできます。しかし、フリー素材とはいえ、商用利用に制限がかけられているものも多々あります。
チラシ作成に使用する素材は著作権侵害になっていないかどうか、慎重に確認しましょう。
内容に一貫性を持たせる
チラシの内容に一貫性を持たせることも重要です。
過度に多くの情報を盛り込んでしまうと、何が伝えたいポイントなのかがわからないチラシとなってしまいます。伝えたいことは絞り、訴求内容に一貫性のあるチラシにしましょう。
問い合わせ情報・QRコードまでの導線をひく
問い合わせ情報やWebサイトのQRコードを記載する際、導線を意識して配置を考えましょう。
読み手の目線は左上を始点とし、右上、左下、右下へと「Z」の字を描くように移動します。
キャッチコピーによって商品に興味を持たせ、商品の情報を見てもらい、最後に問い合わせへと誘導という流れとなるので、問い合わせ情報・QRコードは右下に配置し、目線をそこへ流せるよう導線を引きましょう。
まとめ
本記事では、展示会チラシの役割や魅力的なチラシを作成するポイントや注意点などをお伝えしてきました。
チラシの効果を最大化するためには、掲載する情報のほか、デザインやキャッチコピーを洗練させる必要があります。
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