展示会レイアウトのNG事例|レイアウトの重要性や成功ポイントも解説
展示会に参加すると決めたものの、ブースのレイアウトをどうするか悩んでいる担当者の方は多いのではないでしょうか。
ブースレイアウトはとにかく目立てばいいというものでもありません。コストをかけてブースを豪華にしたものの、目標に満たない結果に終わったというケースも多々あります。そうならないためには、ブースレイアウトのポイントを押さえた上で設計することが大切です。
本記事では、ブースレイアウトの重要性やNG事例、レイアウト設計の際に押さえておくべきポイントについて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
展示会のレイアウトが重要な理由
展示会のブースレイアウトは今後の企業利益を左右する重要なものです。
顧客が自社に抱くイメージは、レイアウトやコンテンツ次第で大きく変わります。
展示会レイアウトの自社ブースはコストをかけて目立たせたいと思う担当者の方が多いですが、きちんとポイントを押さえた上でコストをかけるべきでしょう。
目立たせたとしても方向性を誤ってしまうと、企業イメージとかけ離れたり、顧客に悪い印象を与えてしまったりする可能性があるからです。
本記事で紹介するポイントを押さえて、正しい方向性で展示会レイアウトを考えてみましょう。
展示会レイアウトのNG事例4選
まずは、展示会のNG事例として以下の4つを紹介します。
- ありふれたブースデザイン
- ターゲットとミスマッチな派手なブース
- 売りたい商品に焦点を当てられていない
- 入りづらいブース
それぞれ詳しく説明します。
ありふれたブースデザイン
展示会の過去の事例を参考にして、見栄えの良いレイアウトにしようとすると、他の出展ブースと同じようなありふれたデザインとなってしまいがちです。
ありふれたデザインになってしまうと、参加者の目を引くことができず、興味を持ってもらいづらくなります。
他の出展者も見栄えの良いブースレイアウトで出展するので、差別化するには自社のコンセプトに応じたデザインにこだわりましょう。
ブースデザインに関するノウハウがない場合は、デザイナーが在籍する業者に委託するのがおすすめです。
こちらの記事で、ブースデザインの役割や成功のポイントを解説しています。
ターゲットとミスマッチな派手なブース
ターゲットとミスマッチな派手なブースにするのもNG事例のひとつです。
ブースの目的は、自社に興味を持ってもらうことなので、見た目の時点でターゲットとミスマッチを起こしてしまうと元も子もありません。
出展企業に対するイメージはブースデザインによっても左右され、ターゲットの興味にマッチしなければ、感覚的に「このブースには興味ない」と思われてしまいます。
あくまでターゲットの興味を引くためのブースであることを心がけておきましょう。
売りたい商品に焦点を当てられていない
売りたい商品に焦点を当てられていないと、何を伝えたいのかがわからないブースとなってしまいます。
多様な商品を同じトーンで置いてしまうと、訪問者の注意は集中されませんし、売る側もどれが売りたい商品なのかが分かりづらくなってしまいます。
売りたい商品を厳選し、強調して展示し、その商品を中心にして訪問者の導線を想定しましょう。
入りづらいブース
展示会の通路に対してブースの入り口の位置が悪かったり、中がよく見えなかったりすると、来場客にとって入りづらいブースになってしまいます。
ブースレイアウトを考える際は、通路から中の様子が見やすいなど、自分が参加者の場合に入ろうと思えるかどうかも考えながら設計するのが大切です。
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展示会レイアウトの前提条件
展示会レイアウトの前提条件として以下の2つを紹介します。
- ブースの立地条件
- ブースの形状条件
それぞれについて見ていきましょう。
ブースの立地条件
自社ブースが会場のどのあたりに位置するかを確認しておきましょう。以下の点を意識するのがポイントです。
- どの方向からの人が多そうか?
- 入口からの距離はどれほどか?
- 10メートル先からはどのような角度で見えるか?
- 周りの出展者はどんなブースを出しそうか?
- 競合他社は会場のどこに位置しているか?
ブースのレイアウトを考える際、最も大事なのが、実際に会場でどのように見えるかという点です。
会場図から参加者の動きを想定し、ブースを見られる方向や距離、角度などを想定しておきましょう。
ブースの形状条件
ブースの形状は必ずしも一律ではなく、会場によって、長方形や正方形、L字型などさまざまです。
ブースの形によって机やテントなどの準備物が変わるので、形状を確認せずにレイアウトを考えることはできません。
また、どの面が通路に面しているのかもチェックしておきましょう。前方だけの場合もあれば、横や後方も通路に面している場合もあります。
会場全体の人の流れと自社ブースを想像してレイアウトを考えるのがおすすめです。
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展示会を成功させるレイアウト作りのポイント
展示会を成功させるレイアウト作りのポイントは以下の6つです。
- ブース内の導線設計
- 心を惹きつけるキャッチコピー
- ターゲット選定
- 商談席の形を検討
- 照明による演出
- パネルの設置
それぞれ詳しく解説します。
ブース内の導線設計
ブース内の導線設計はレイアウトを考える際に特に重要です。
ブース訪問者が自社に興味を抱き、商品の購買を検討するまでのストーリーに沿って動いてもらえるように設計する必要があります。
そのためには、パネルや商品の配置などに工夫が必要です。パネルに番号をつけたり、年代別に商品を並べたりすると自然と順路を作り出せるので、それらのコツを使ってみるのもおすすめです。
心を惹きつけるキャッチコピー
ブースの前を通りかかった人に興味深いキャッチコピーを提示できれば、ブースへ呼び込みやすくなるでしょう。
そのためには、呼び込みたいターゲットがどのような言葉に惹かれるかを分析する必要があります。
例えば、自社商品の販売サイトや、競合他社のサイトのキャッチコピーを参考に考えてみるとアイデアを思いつきやすいです。
キャッチコピーはシンプルで具体性の高いものが好ましいとされます。魅力的なキャッチコピーを掲げてブースに参加者を呼び込みましょう。
ターゲット選定
ターゲットを明確にしないと、どのようなレイアウトやコンテンツが適切かどうか分かりません。
年齢層や趣味嗜好、会社での役職や業種などを踏まえてターゲットを想定しておきましょう。
ターゲットを絞るとコンテンツが徐々に決まっていき、レイアウトの選択肢も限られ方向性を定めやすくなります。ターゲットに適したブースレイアウトを設計し、想定通りの顧客をブースに呼び込みましょう。
商談席の形を検討
商品についてじっくり話を聞きたい訪問者に対応するためにも、落ち着いて話ができる商談席を設けた方がいいでしょう。
ただし、展示会では、多くのブースを回りたい方も多いので、あまり長話にならないようカウンター形式で気軽に話せる形式をとるとよいでしょう。
会議室のような商談席を設けても、話が長くなりそうだと感じられ、敬遠されてしまいやすいためです。
照明による演出
照明の演出は、ブース内の雰囲気を大きく変えるので重要な要素のひとつです。照明までこだわっているブースは少ないので他社との差別化ポイントにもなるでしょう。
照明には、ブース全体の雰囲気の向上や、強調したい商品を目立たせる役割もあります。逆光や影には注意し、訪問者が心地よくブースで滞在できるよう照明も工夫してみましょう。
パネルの設置
パネルの設置は展示会レイアウトに欠かせない要素です。ブース訪問者が短時間で自社商品の理解度を深められるよう、基本はブースの入口近くに配置しましょう。
ただし、詳細まで説明しようとしてパネルに文字を細かく記載するのは避けたほうがいいでしょう。
詳細な情報は、興味を持った訪問者に伝えられればいいので、興味をひくために重要なポイントに絞ってパネルで案内してみましょう。
まとめ
展示会のレイアウトは、展示会の集客、そして今後の企業の売上にも左右するほど重要な要素です。
ただ目立たせればいいのではなく、ターゲットに興味を持ってもらえるよう、さまざまな条件を踏まえながらレイアウトを設計するのがポイントです。
展示会レイアウトの設計が不安な方は弊社株式会社ニューズベースにお任せください。
株式会社ニューズベースでは、展示会主催者・出展者サポートを提供しており、展示会における集客課題の解決に取り組んでいます。
そのほかにも、ブースデザインの作成や備品準備・来場者対応など、さまざまな業務に対応しております。
これまで数多くの実績があり、お客様の状況によって展示会に精通したプロの担当者をアサインしますので、まずはお気軽にご相談ください。