ファミリーデーとは?具体的な事例とメリット、成功ポイントを徹底解説!
最近導入する企業も増えてきているファミリーデー。他社で開催されたと聞き、気になっている方も多いのではないのでしょうか?
そのような方向けに、本記事では、ファミリーデーの魅力や成功させるために押さえるべきポイント、実際に開催された事例などをご紹介します。ファミリーデーについて気になっている方は、ぜひ最後までお読み下さい。
目次
ファミリーデーとは?
ファミリーデーとは、会社の経営陣などが運営に回り、社員とその家族を参加者として招く社内イベントのことです。
ファミリーデーを開催することで、社員にとっては家族に勤めている企業のことを知ってもらうことで多くのメリットがありますし、社員同士の関係性の向上にも繋がります。ここ最近、オフラインだけでなく、オンラインでもファミリーデーが開催されるようになり、さまざまな形で開催されています。
ファミリーデーを開催する5つのメリット
ファミリーデーを開催すると、社員と家族との関係性や社員同士の関係性においてメリットがあるとお伝えしましたが、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか?ここでは、以下の5つのメリットについてお伝えしていきます。
・社員のモチベーションが向上する
・社員同士の交流が深まる
・職場環境が改善する
・企業イメージが向上する
・家庭でのコミュニケーションのきっかけとなる
社員のモチベーションが向上する
社員にとって、家族に仕事内容を知ってもらうことはモチベーションが向上するきっかけとなります。ファミリーデー終了後、「そんなにすごいことをやってたんだね。これからも頑張ってね!」と、家族から言われるとより一層仕事への意気込みが高くなるでしょう。
家族から仕事について興味を持たれないのは辛いもの。ファミリーデーを通じて社員の家庭環境が改善するのも福利厚生の大切な一つであると言えるでしょう。
社員同士の交流が深まる
社員と家族との関係性のみならず、社員同士の関係構築にも繋がります。家庭を持つ社員にとって家族は守るべきものです。他の社員の大切な人と実際に会うことで、その社員に対する見方が変わることがあります。
お互い家庭を守るという責任を持った上で仕事をしていることを感じられ、関係性をより深くできるきっかけとなるでしょう。
職場環境が改善する
ファミリーデーを実施することで、働きやすさという観点から職場環境が改善します。家庭を持つ社員にとって、子供や配偶者の急病などによって仕事を休まざるを得ない状況になることもあります。その時に他の社員からの理解が得られるかどうかで働きやすさは異なります。
可能であれば、イベント内では部署ごとに席をグループ化するなどして、普段よく一緒に仕事をする社員の家族との交流を生む仕組みを作るのもおすすめです。
企業イメージが向上する
ファミリーデーの開催は、企業イメージの向上にも繋がります。社員の家族が企業のことをよく知る機会となり、ファンとなることも多々あるからです。
また、イベントは話題性も高く、口コミにより企業の良いイメージが参加者以外にも広がっていく可能性も高いです。口コミの効果をより広げるために、家族が近所付き合いや会社付き合いなどで手土産として渡せる自社商品サンプルなどを配るのもおすすめ。
イベント参加者はもちろんのこと、それ以外にも企業イメージの向上を狙えるのがファミリーデーの魅力です。
家庭でのコミュニケーションのきっかけとなる
会社の事業内容や社風、他の社員への理解度が増すので、家庭でのコミュニケーションのきっかけとなります。イベントで説明があった事業の中で自分はどんな役割を担っているのか、イベントで接点のあった他の社員とどんな出来事があったのかなど、会社関係の話題を出しやすくなります。
会社員は、生活のほとんどを会社で過ごしているので、会社以外だけの話題だと話せるネタも限られてくるはず。会社の話ができると話の幅が大きくなり、良好なコミュニケーションを築くきっかけにもなるのです。
ファミリーデーを成功させる3つのポイント
ファミリーデーは、他のイベントとは性質がやや異なるので、成功させるためにはファミリーデーならではのコツがあります。ここでは、ファミリーデーを成功させるための以下の3つのポイントについてお伝えします。
・家族を持たない社員を上手く巻き込む
・こどもの安全を配慮する
・万全なセキュリティ対策を施す
家族を持たない社員を上手く巻き込む
家族を持たない社員を巻き込むことも重要です。なぜなら、家族を持たない社員にとって、ファミリーデーの意義を見出すのは難しいと感じる社員もいるからです。そういった場合には、その社員を運営側で準備や当日スタッフとして参加してもらいましょう。
ファミリーデーではこどもも参加するので、自社のことをこどもにどう伝えれば楽しんでもらえ、学びにしてもらえるのかを考えるきっかけとなります。家族を持っておらず、関係ないと思ってしまいそうな社員にもきっかけを設けることが大切です。
こどもの安全を配慮する
ファミリーデーには、こどもも参加するので、こどもの安全には十分な配慮をしましょう。こどもが届く高さに危険なものや、口に入れられるような小さいものを置いておくことはやめておきましょう。大人が過ごす分には特に危険が生じなかったところでも、こども目線になると危険となるところもあります。
イベント開催の前に、こどもに危険が生じるようなものはないかをしっかりとチェックしておきましょう。
万全なセキュリティ対策を施す
会社内で開催する場合、特にセキュリティは万全にしておきましょう。顧客の個人情報や社内の重要な情報が入手できる部屋の管理などは特に注意が必要です。最悪の場合、個人情報の漏洩で多額の賠償請求が発生することもあります。
参加者が社員の家族だからといって油断するのは禁物。イベントを企画する際、セキュリティ面も考慮の上、人員の配置やイベント内容などを検討しましょう。
ファミリーデーの企画例
「ファミリーデーでは何をすれば良いのだろう?」と迷われる担当者の方は多いのではないでしょうか。
そこで実際に、ファミリーデーでよく行われている定番・人気の企画例を以下で紹介します。
オフィスツアー
家族でのコミュニケーションを深めやすくなるオフィスツアーは、おすすめのファミリーデー企画です。
オフィスツアーでは、実際に従業員が働いている姿や職場を、その家族に見学してもらいます。
家では見ることができない従業員の真剣な様子を見ることで「パパ・ママかっこいいね」と、お子さんをはじめご家族の見る目が変化するかもしれません。また、家でも「ああいう仕事をしているんだね」と話題が弾むことでしょう。
工場や店舗があるような企業だと、より盛り上がりやすいので、ぜひ企画してみてください。
社食体験
社食体験も人気のあるファミリーデー企画です。家族を交えたランチ会にすることで、食事を通して家族の理解を深められます。
本来、従業員たちは平日であれば家族と昼食を取ることはありません。ご家庭によっては、平日は従業員の帰りが遅く、夕食もズレてしまうこともあるでしょう。
社食体験を行えば、そうした従業員も食事をしながら家族とのひとときを楽しめます。家族団らんを通して家族が仕事への理解を深めつつ、家族の絆も深めることができるでしょう。
また、こうしたひとときは従業員にとってモチベーションアップにもつながります。
通常の社食メニューだけでなく、特別メニューを提供することでより盛り上がれることもありますので検討してみてください。
お仕事体験
こどもも参加できるお仕事体験は、ファミリーデーでも人気の企画です。
体験内容は企業の業種によってさまざまです。たとえば、簡単な機械操作やプログラミング、商品作成やデザインなど創作意欲を掻き立てられるようなものは、お子さまも興味を持って参加できるでしょう。また、夏休みであれば自由研究の一環として工作イベントを組み込むところもあります。
こどもが楽しみつつ家族コミュニケーションが深まり、企業へのイメージアップにもつながる企画です。
社内運動会・スポーツイベント
企業規模が一定以上であれば、運動会などのスポーツイベントもファミリーデー企画として盛り上がります。
体育館などの会場手配や競技に使うアイテムの準備などに手間がかかりますが、半日~1日通してじっくり楽しめるため、従業員の家族からも好評を得やすいです。
身体を動かすことで従業員の健康増進やストレス解消にもつながります。
また、部署ごとにチームになって行う競技があれば、社内コミュニケーションが深まりやすいといった効果も期待できます。
植林、農業体験などの課外体験
ファミリーデーでは、植林や農業体験といった課外体験を行う企業も増えてきています。
近年、SDGsやCSVが注目され、企業もさまざまな取り組みを行っています。植林や農業体験もその一環で、自然と触れ合うことで未来の地球環境などについて考えることができます。
また、こうした課外活動を行えば、「SDGsへの取り組みをしている企業」として認知され、企業イメージアップにもつながることでしょう。
従業員の仕事の様子を発表
ファミリーデーでは、日頃の従業員の働きぶりを発表するような企画もあります。
ほとんどの従業員にとって、仕事場での顔と家族に見せる顔は違うものです。家族としては「会社でどんな仕事をしているのだろう?」と気になることもあります。
従業員の仕事の様子を発表すれば、家族は「こんなすごいことをしていたのか」と、従業員の新たな一面を知ることとなるでしょう。
この発見は、家族コミュニケーションの活性化や従業員のモチベーションアップにつながります。
発表の仕方はさまざまですが、仕事風景を映像化したり、スライドショー化したりしてまとめる形式が一般的です。
家族記念写真
家族記念写真は、ファミリーデーならではの企画といえます。
スマホで簡単に写真撮影できる昨今ですが、意外とプロカメラマンによる家族写真を撮影する機会はなかなかありません。ファミリーデーで企画すれば、そんな貴重な思い出の一枚を撮影できます。
撮影場所はさまざまですが、店舗・倉庫・工場など、会社ならではの場所で撮影することが多いです。また、社長室などあまり入る機会のない場所で撮影するのも人気があります。
チャンバラ合戦
チャンバラ合戦は、痛くないオリジナルのスポンジ製の「刀」を持ち、腕に「命」となるボールを装着して大人数で戦う、新しい「合戦」アクティビティです。
チームワークが大切なアクティビティなので、戦術を話し合い、合戦で試し、それを次の話し合いで振り返り、新たな作戦を立てるといったPDCAを遊びの中で回すことができます。
アクティビティノウハウが豊富な株式会社IKUSAが提供しており、人数や性別、年齢、国籍関係なく安心して楽しめるため、コミュニケーション重視のファミリーデーにおすすめな企画です。
ファミリーデーの成功事例
これまで、ファミリーデーの魅力や成功させるポイントについてお話してきました。では、具体的にファミリーデーとはどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、以下の3つの事例をご紹介します。
・楽天株式会社
・DMM.COM Group
・日本マイクロソフト株式会社
あなたの会社が開催するならどの事例が参考にできそうかを考えながら読んでみてください。
楽天株式会社
楽天株式会社は、ファミリーデーで4000名以上の参加者が集まりました。内容は、本社を見学するオフィスツアーで、楽天の事業内容や新たに取り組んでいることを参加者に知ってもらうことが目的。
大人気のお買いものパンダと写真を撮ることもでき、こどもにも楽しめるコンテンツが織り交ぜられていました。社員食堂や社長室なども見学もあり、家族にとっては普段はできない体験ができる場となりました。
DMM.COM Group
DMM.COMグループは、3DプリントやVRシアターなど、得意とする最新技術を駆使したファミリーデーを開催。目新しいコンテンツであったため、大人からこどもまで幅広い世代が楽しめるようにイベント設計がおこなわれました。
日本マイクロソフト株式会社
マイクロソフトは、働き方改革の一環としてファミリーデーを開催。AIなどの最新技術と直接触れられるマイクロソフトの強みを活かしたイベントとなりました。ファミリーフライデー制度を導入するなど、社員がより充実した会社生活を送るための工夫に積極的で、企業イメージが高い会社です。
まとめ
本記事を読んで、ファミリーデーを開催することで得られるメリットが明確になり、企画する上で押さえておきたいポイントについての理解を深めていただけたのではないでしょうか?
ファミリーデーは、福利厚生の一環となるだけでなく、上手く活用することで企業のファンを作ることも可能で、企業の実績にも直結する可能性があるのです。社員の満足度も高まり、売上につながるのがファミリーデーの魅力。この記事を読んで、興味を持たれた方は、ぜひ社内イベントとしてファミリーデーの開催を検討してみましょう。
もし、ファミリーデーの開催に自信が無ければ、株式会社ニューズベースにお任せください。
株式会社ニューズベースでは、社内イベントや周年式典など、社内コミュニケーション醸成を目的とした各種イベントなどのサポートを行っております。準備や開催するまでのサポートをトータルで支援していますので、まずはお気軽にご相談ください。