セミナー主催と共催のメリット・デメリット

公開日:2019.10.21  更新日:2019.11.20

 

セミナーを開催する場合、すべて自社で準備せねばならず、工数がかかる…とお考えの方もいるかもしれません。

セミナーを開催するには、大きく分けて「主催」と「共催」という2つの方法があります。
共催セミナーとは、同業種の会社や協業先などと組んで開催するセミナーのことです。

本記事では、目的に応じて適切なセミナー開催方法を選択できるように、セミナーを主催する場合と共催する場合のメリット・デメリットについてご紹介します。

 

ニューズベースのセミナープロデュースをご紹介します

1.自社セミナーのメリット・デメリット

自社でセミナーを開催する場合のメリットとデメリットについてご説明します。

 

1-1. 自社セミナーのメリット

 

見込み顧客の獲得率が高い

自社セミナーを開催する場合においてもっとも大きなメリットが、リード(見込み顧客)の獲得を独占できることです。共催セミナーの場合は、共催先にリードが偏るリスクもあります。

セミナープラットフォームなどでセミナー告知をすれば、新規リード獲得の大きな助けとなるでしょう。

 

セミナー運用の自由度が高い

セミナー共催をする場合は、どうしても相手側の企業とすり合わせをする必要が生じます。自社セミナーの場合は、自社内で運用を完結できるため、開催の自由度は高いです。

 

1-2. 自社セミナーのデメリット

 

集客や運用の負担が大きい

メリットにもなりえるのですが、自社開催の場合はすべてを自社で行わなければなりません。当然集客やセミナー運用も自社のみで行う必要があります。共催セミナーに比べると、集客の負担は大きくなります。

 

セミナー運営の事例ページはこちら

2.共催セミナーのメリット・デメリット

セミナーを共催する場合のメリット・デメリットについてご説明します。

 

2-1.共催セミナーのメリット

 

集客がしやすい

共催セミナーを開催する場合には、お互いの既存顧客や、過去に獲得した個人情報を共有できるため、告知できる範囲が広がります。また、一社開催のセミナーよりも共催セミナーのほうが話題性も高く、新規の集客がしやすいです。

 

参加者の満足度が高い

共催セミナーでは一度に複数の公演を聴講できるため、参加者にとって満足度が高いです。また、会社別の切り口で話を聞くことができるので、参加者の理解度を深める点でもメリットがあります。

 

2-2. 共催セミナーのデメリット

 

リード獲得の可能性が限られる

共催セミナーでは、参加者が他社製品・サービスの知識も同時に得られるため、比較されて自社製品・サービスの印象が薄くなってしまう可能性があります。また、潜在顧客に対するアプローチが共催先と重なると、顧客の検討が長期化する可能性もあるので、注意が必要です。
 

セミナー運営の事例ページはこちら

3.セミナーを共催する際に押さえておきたいポイント

 

3-1. どのような企業と共催するか

共催する企業は重要な問題です。集客力があることは重要な要素ですが、それだけを重視すると、新規顧客獲得に繋がりません。共催先とターゲットが重なっていて、顧客先に提供できるソリューションにシナジーがあることが必要です。お互いの強みを活かしたソリューションを提供することで、双方にメリットのあるセミナーにできるでしょう。

 

3-2. 会場の選定

共催セミナーの場合は、以下の3つの選択肢があります。目的に応じた場所選定をすることが重要です。

 

・自社のセミナールーム

当日の移動が不要というのが大きなメリットです。移動時間が不要のため、準備を率先して行えます。

 

・共催先のセミナールーム

移動に時間とコストがかかり、アウェイ感が生じる可能性があります。共催先にとっては前述の「自社のセミナールーム」と同様のメリットがあります。

 

・外部の貸し会議室

コストはかかりますが、双方にとってアウェイ感がなく、対等な立場で開催できます。環境も整っているため、準備の手間も省けます。

 

セミナー運営の事例ページはこちら

4.セミナーを共催の際に注意しておきたいポイント

 

4-1. 個人情報を共有する旨を告知すること

自社セミナーの場合、個人情報利用目的の通知は自社のみで行えばよいのですが、獲得したリードの個人情報を共催企業間で共有する場合は、個人情報保護法に準拠してその旨を参加者に通知する必要があります。

どちらか一方のみによる通知だけでは、個人情報の共有ができなくなります。その後のアプローチに支障をきたす可能性があるので、共催セミナーを行う場合は、個人情報利用の通知内容に注意しましょう。

 

4-2. 問題が発生したときの責任所在を明確にすること

主催セミナーの場合は自社ですべての責任を被るという方針でよいのですが、共催セミナーの場合は、会場で事故が発生したときや個人情報の漏洩が起こった場合、どこが責任を取るのかを事前に決めておかなければなりません。

また、あらかじめ不測の事態が起こった際にはどのように対応するのかの認識を双方ですり合わせておく必要があります。

 

セミナー運営の事例ページはこちら

5.まとめ

本記事は、セミナーを開催したいとお考えのご担当者様に向けて、セミナー主催と共催のメリットとデメリットや、共催セミナーを開催する場合の留意点について紹介しました。目的に応じて、より効果の高いセミナー開催方法をご検討ください。

実際にセミナーを開催するにあたってどれだけの費用がかかるかについては、以下の記事でご紹介しておりますので、ご参照いただけますと幸いです。

 

セミナーカンファレンス運営代行の見積項目例はこちら

\ 成功事例・トレンド・お悩み対策や便利なテンプレートなど、有用な情報を配信中! /

メルマガ登録はこちら

関連記事

2019.11.15

セミナー運営、あまり知られていない...

セミナー運営を外部の業者に委託する際、どのような点に注意すればいいのか、また、委託にはどのようなメリットがあるのか、気になる方も多...

2019.11.22

二度と悩まない!セミナーアンケート...

セミナーのアンケートを作成する際、どうやって作ればいいか、どんな内容がいいか困ったことはありませんか?参加者に配慮したアンケートを...

2019.11.28

意外と知らない、セミナーの”主催・...

セミナーにおいて主催や共催、協賛や後援など企業がどのように関わって開催されているかご存知でしょうか。主催はわかるけど他の言葉の違い...

2019.08.02

周年・創立記念品とは?渡すメリット...

みなさんは周年イベントの際に配布する「記念品」の存在をご存知ですか? 単にアイテムを用意するだけでなく、なぜ記念品が必要なのか?...