一度押さえておけば楽ちん!セミナー企画書の基本(テンプレート付き)

公開日:2019.10.25  更新日:2022.02.18

 

セミナーを開催する際に必要となるのが、セミナーの全体像を示す企画書です。
セミナー企画書によって開催意図やターゲット、コンセプトなど、セミナーを成功させるための具体的な方策を共有することができます。
とはいえ、企画書を我流で作成すると作成に膨大な時間がかかってしまうばかりか、わかりにくい内容になってしまうことも。

 

そこで、この記事ではセミナー企画書の基本的な構成について解説します。

一度頭に入れておけば、フレームに従って作成するだけでいいので、かなり楽に企画書を作成できます。企画書のテンプレートも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

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1.そもそも企画書とは

「そもそも企画書とは何なのか?」というと、「セミナーの設計図」だということができます。

セミナーはチームワークによって作り上げられるものです。そのため、頭の中にあるアイデアや方策をわかりやすく図面化し、共有しなければ成功はあり得ません。

そもそも企画とは、何かの目的を達成する計画であり、企画書はその計画の詳細を記したものにすぎません。

そのため、いかに企画書を素晴らしく仕上げたとしても、肝心の中身がないのであれば意味がありません。大切なのは、元となる企画の内容をしっかり仕上げることです。

 

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2.企画書作成の流れ

企画書を作成するためには、以下のような手順を踏むと良いでしょう。

 

2-1.仮説と検証

まずは「こんな内容のセミナーはどうだろう」というアイデア、つまり仮説を立てるところから始まります。

あるセミナー内容を思いついたら、それが市場のニーズとマッチするか、また自社の顧客リストが欲しがる内容となっているかを検証しなければなりません。似たような事例を探し、市場調査をすることで分析します。

 

2-2.コンセプトとターゲットの絞り込み

検証の結果、企画がうまくいきそうであれば、自社のコンセプトとターゲット像を絞り、ぴたりと重なるポイントを探します。これは「コンセプトとターゲットの整合」を取る作業です。

 

2-3.顧客の心理に合わせた販促プラン

サービスに興味を持っている人が実際にそれを購入したいと思うまでにはいくつかの心理段階を踏みます。

このような顧客心理に合わせたアクションプランを「PT設計」といいます。Pは「プロセス」であり、顧客の心理段階を表します。Tは「ツール」で、販促のアイデアです。

 

2-4.企画書作成

仮説と検証、コンセプトとターゲット、PT設計などを考えた上で、今回の企画を実行する価値があると判断できてから、ようやく企画書作成の段階に入ります。

2-1~2-3で組み立てたコンセプトや内容をさらにわかりやすく絞り、企画が通るように企画書を作成します。

 

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3.企画書の基本構成

続いて、セミナー企画書の基本的な構成を知っておきましょう。

構成としては、まず全体像を示しつつ、前章のフローに基づいて具体的な説明を行います。

 

表紙

タイトル、提出先を記入します。読み手が視覚的にセミナーの全体像をつかめるような表紙にしましょう。

 

目次

企画書の構造を説明するページです。目次を読むだけで大体の内容が掴めるようになっていることが重要です。

 

初めに、企画の目的

今回のセミナーを開催する目的を説明します。

 

市場調査や分析

企画の目的を裏付けるために、市場調査・分析によって浮き彫りになった市場のニーズをデータで記載します。

 

企画の方針と狙い

今回の企画が、調査によってわかったニーズにどのようにマッチするのかを説明します。

 

コンセプトとターゲット

セミナーを通して、具体的に「誰に」(ターゲット)、「何を」(コンセプト)提供するのかを記載します。

 

アクションプラン

今回のセミナーで参加者にどのようなアクションを促すかの「PT設計」を記載します。

 

目標やスケジュール

数値的な目標と、セミナーの開催日及び準備までのスケジュールを説明します。

 

収支計画

今回のセミナー企画にかかる予算と、セミナー開催による収益ポイントを記載します。

 

このほか、今回の企画書作成に用いた参考資料を記載するなど、徹底的にデータによる裏付けを用いると、説得力を増すことができます。

 

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4.セミナー用の企画書テンプレート

セミナー用の企画書テンプレートを紹介します。1枚で概要を説明できるタイプのものです。

セミナー企画書サンプル

 

4-1.セミナーのタイトル

セミナーのタイトルを記載します。

 

4-2.セミナーのタイプ

講演会、ディスカッション、ワークショップなどの形式を記載します。

 

4.3開催目的

今回のセミナー開催にはどのような意図があり、最終的に参加者にどのようなアクションを促すのかを記載します。

 

4-4.ターゲット

今回のセミナー開催のターゲット像をなるべく詳細に記載します。

 

4-5.定員

定員を記載。定員はセミナー規模とそれに合わせた会場選定、セミナー開催にかかるコストなどにも影響します。

 

4-6.セミナー概要

セミナーの開催日時や講師の候補、参加費、当日のプログラムなどを記載します。

 

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5.まとめ

完成度の高い企画書は上司や会社の納得を引き出します。そのためには、まず企画そのものを論理的なフローで仕上げていくこと。
その上で、無駄を省いたシンプルな構成で、疑問点が解消されるデータを伴った企画書を作成することが大切です。

このように、セミナーを成功させるためにはアイデアや方策を形にして全員で共有することが必須です。

 

以下の記事は「運営マニュアル」の必要性について書かれています。セミナーを成功させる秘訣につながっているので、合わせて読まれることをおすすめします。
【社内イベントに必要な運営マニュアル作成の秘訣】

 

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