バーチャルイベントとは?開催のメリットや3つの事例をご紹介

公開日:2023.02.24

「バーチャルイベントって、どんなメリットがあるの?」

「実際に開催されたバーチャルイベントにはどんなものがある?」

そのような疑問をお持ちの方に向けて、本記事では、バーチャルイベントのメリット・デメリット、実際に開催された3つの事例についてご紹介します。これからバーチャルイベントの開催を検討したいという方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

 

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バーチャルイベントとは

バーチャルイベントとは、オンライン上に仮想的に作られたバーチャル空間にて開催されるイベントです。

空間が立体的に作り込まれているため、よりリアルに物事を捉えることが可能になります。オンラインでの開催なので場所や時間による制約を受けない上に、参加人数が視覚的に捉えられるため、現場で参加するのに近い温度感や盛り上がりを得ることができます。

バーチャル(VR)AR3Dとの違いがイマイチ分からないという方もいらっしゃると思うので、それぞれの違いについてご紹介します。

VRとARとの違い

簡単に言うと、VRとは空間そのものであり、ARとは空間などを作る技術のことを指します。

VRが「仮想空間」と呼ばれるのに対し、ARは、非現実的な世界を現実的に感じさせる「技術」であると言われています。VRを作り出すためにAR技術が使われているので、それらの区別がつきづらくなるのですね。

例えば、実際の部屋という空間を作るために、デザインや建築といった技術が使われています。VRとARの関係もそれと同様、「空間自体がVRで、空間を作るためにARという技術が使われている」と、ざっくりとでも覚えておきましょう。

VRと3Dとの違い

VRが空間なのに対し、3Dとは物事が見える状態を表す言葉であり、「3次元」や「立体的」とも言い換えられます。バーチャル空間では、すべて3Dで物事を捉えられます。あなたや他の参加者を表すヒトも3Dですし、舞台や幕、ホワイトボードや扉、すべてが3Dで表現されています。

3DがあってのVRなのでそれらの違いが分かりづらいかもしれませんが、バーチャルイベントを開催する際に質問されるかもしれませんし、覚えておくと便利です。

 

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バーチャルイベント開催の3つのメリット

バーチャルイベントってどうやったら開催できるのか分からないし、なんだか難しそうと思われている方も少なくないでしょう。バーチャル空間はまだ一般的に浸透しきっていないので着手しづらいかもしれません。しかし、バーチャルイベントを開催する魅力はたくさんあるのです。

ここでは、以下の3つのメリットについてご紹介します。

・最新技術への知見が深まる
・大規模での開催も可能
・ランニングコスト削減が可能

最新技術への知見が深まる

バーチャルイベントを開催すると、最新技術への知見が深まります。バーチャル空間に対する理解ももちろんのこと、先ほど違いをお伝えしたARや3Dとの違いやそれぞれの特徴もよく分かるようになるでしょう。

最新技術への知見が深まると、社員の教養レベルが向上するので、仕事においてもあらゆる面で活かせるでしょう。社内システムにバーチャルを応用し、より効率的な運営が可能になったり、社外にバーチャルについて助言でき、提供コンテンツの幅が広がる可能性もあります。

いきなり社外向けにバーチャルイベントを仕掛けるのはハードルが高いので、まずは社内で楽しむイベントを企画するところから始めるのがおすすめです。社員同士の交流も深まり、楽しく最新技術の知見が深められるのは一石二鳥です。

大規模での開催も可能

バーチャルイベントは、大規模での開催も可能です。仮想空間なので、人数によって制約を受けることもありません。

リアルのイベントであれば、会場によって参加人数を制限しなければいけませんし、会場の規模が大きくなればその分の費用も必要になります。浮いた費用の一部を使ってイベントの賞品を準備すると、イベントが盛り上がること間違いなしです。

また、オンラインでの開催となるため、参加者はネット環境とPCやスマホなどの端末さえあればどんな場所からでも参加できます。全国各地に支店を持つ会社でも、全社員を集めてイベントすることも可能なのです。規模の大きいイベントの開催を検討されている方には、バーチャルイベントは特におすすめです。

ランニングコスト削減が可能

バーチャルイベントの開催は、初期費用はかかってしまうものの、ランニングコストはリアルイベントよりも格安になるのが魅力的です。会場費、人件費、業務委託費などのコストを抑えられるからです。

バーチャルイベントを開催するには、バーチャル空間を作り込み、独自の設定を行う必要があります。クオリティを担保するには、専門的な人材が必要でしょう。そのための初期費用は必要です。しかし、一度空間を作り込んでしまえば、それを次回以降のイベントでも使用できるので、バーチャル空間に対するランニングコストはかかりません。

まずは手始めに、小規模かつ低予算でバーチャルイベントを始め、徐々に規模感もクオリティも上げていくのがおすすめです。

 

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バーチャルイベントのデメリット

バーチャルイベントのデメリットとしては初期費用がかかってしまうことでしょう。

普通のオンラインイベントの場合はZoomやYouTubeなどで配信すれば初期費用もほとんどかかりません。バーチャルイベントはまだ広く普及していないので、誰でもお金をかけずに使えるシステムが流通していません。開催するにはバーチャルイベントを開催するノウハウや設定などを行う専門的な人材が必要です。

どうしても初期費用を払う余裕が無いのであれば、Zoomなどを使ってオンラインイベントを開催するのが無難でしょう。

 

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バーチャルイベントの事例3選

実際、バーチャルイベントとはどのようなイベントが開催されているのでしょうか?

バーチャルイベントの事例として、以下の3つをご紹介します。

・バーチャル修学旅行360
・デジタル甲子園
・バンコク国際モーターショー

バーチャル修学旅行360

コロナ禍で修学旅行に行きたくても行けない学生が増えました。そういった状況の中でもなんとか修学旅行を体験してもらいたいと開催されたのがバーチャル修学旅行です。

現地のリアルな映像や、地域の方々との交流、ものづくりなどの体験やお土産の購入もできます。修学旅行に行くのを諦めていた学生たちにとっては嬉しいイベントです。バーチャル空間を使えば、現地のリアルな体験することが可能になります。

デジタル甲子園

デジタル甲子園とは、甲子園球場をバーチャル空間にした取り組みです。企業は、バーチャル空間の球場内で商品を展示し、顧客は球場内を自由に動き回って展示会に参加できます。

これまで展示会にて新規顧客を獲得していた企業にとって展示会ができないのはかなりの痛手。とはいえ、Zoomなどのオンラインイベントでは臨場感が少なくて商品の魅力を伝えづらい。バーチャルイベントはそういったニーズにも応えることができます。

バンコク国際モーターショー

バンコク国際モーターショーとは、自動車メーカーのシボレーが開催したバーチャルイベント。参加者は、バーチャル空間でさまざまなシチュエーションの道路を運転することができます。仮想空間なので、あらゆる場面を想定した運転が可能になります。

こうした、「リアルではなかなか実現できないこと」をバーチャル空間だからこそ実現できることもあるのです。「もし自由に空間が作れるとしたら、自社はどんなものを提供できるのか?」を考えてみると、革新的なアイデアを思いつくかもしれません。

 

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まとめ

今回は、バーチャルイベントについて、メリット・デメリット、実際に行われた事例についてご紹介しました。新しい技術が必要で難しく感じるかもしれませんが、バーチャルでしか生み出せないものもあります。大規模でのイベント開催も可能でランニングコストも抑えられるので、コストや運営面でのメリットも大きいです。

初期設定などに関しては、専門的な技術とノウハウが必要なので、もし外部に委託したいと考えられているのであれば、株式会社ニューズベースにお任せください。

株式会社ニューズベースは、カンファレンスやシンポジウムプロデュースを行っています。運営マニュアルの作成やオンラインカンファレンスの進行・機材のオペレーション周りなど、トータルでサポートしておりますので、安心して開催できます。

まずはお気軽にご相談ください。

 

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