社員総会の成功事例5選!開催形式や主なコンテンツについても解説

公開日:2023.09.26

社員総会は、企業にとって重要なイベントの一つです。

自社の社員総会を成功させるために、ほかの企業でどのような社員総会を開催しているのか、参考にしたい担当者も多いはずです。

そこで本記事では、社員総会の開催形式や主なコンテンツ内容・成功事例などについて紹介します。

 

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社員総会とは?期待できる効果

社員総会とは、社員が集まってさまざまな重要事項を決める機会のことです。

ただし上記は一般社団法人における社員総会の場合に用いられることが多く、株式会社の場合には、これまでの業績を振り返ったり社員を労ったりするイベントのことを指します。

株式会社における社員総会は、「全社総会」や「キックオフミーティング」と呼ばれることもあり、開催することによって社員のモチベーションを向上させたり、社員同士のコミュニケーションを活性化したりするといった効果が期待できます。

 

社員総会の開催形式

社員総会の開催形式は、主に3つあります。

  • オフライン形式
  • オンライン形式
  • ハイブリッド形式

それぞれの特徴について解説します。

 

オフライン形式

オフライン形式は、社内の会議室外部の会場を貸し切って開催します。

大きなスクリーンや音響設備を活用することによって、さまざまな演出が可能となり、オフラインイベントならではの非日常感を生み出すことができるでしょう。

また、オフラインであることを活かし、社員同士で交流する機会を設けることによって、コミュニケーションの活性化につながります。

ただし、オフライン形式で開催する場合、広い会場を確保できるかどうかが重要となります。とくに外部の会場を確保する場合は、当然ですが費用がかかります。また、会場設営などの準備も必要となります。

そのための予算やリソースを十分に確保して進める必要があるため、後述のオンライン開催形態に比べると運営側の負担は大きくなるでしょう。

 

オンライン形式

オンライン形式は、インターネット経由でWeb会議ツールなどを用いて開催します。

従来、社員総会はオフライン形式で開催するのが一般的でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響によって、現在はオンラインで開催する企業も増えてきました。

オンライン形式は会場を確保する必要がなく、どこにいても参加できるため、コストの削減につながります。全国に支社があり、一つの会場に全社員を集めるのが難しい企業にとっては、まさにオンライン形式が最適といえるでしょう。

ただし、オンライン形式はインターネット環境に起因するトラブルの可能性があることや、オフライン形式のような臨場感が味わえないというデメリットがあります。

 

ハイブリッド形式

ハイブリッド形式は、一部の社員だけが実際の会場に赴き、そのほかの社員はオンラインで参加するスタイルです。オフラインもしくはオンラインのどちらかを自分の意思で選択できる仕組みにしている企業もあります。

ハイブリッド形式で社員総会を開催することによって、オフラインとオンラインどちらのメリットも得られます

ただし、会場の準備と配信の準備の両方が必要になるため、運営側の負担は大きくなります。事前にリソースや予算が確保できるかを確かめておきましょう。

 

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社員総会で実施される主なコンテンツ

社員総会で実施される主なコンテンツは、以下の通りです。

  • 代表者からの挨拶:代表者が社員に対して労いの言葉をかけたり、ビジョンなどについてメッセージを発信することで、一体感が高まる
  • 業績の振り返り:目標に対して今期の業績はどうだったのか、また今後の経営方針について共有することで、モチベーション向上につながる
  • 社内表彰:優秀な成績を収めた社員に対して表彰状や記念品を贈呈することで、受賞者は達成感を味わえる
  • レクリエーション:面白さやエンタメ性に富んだゲームを実施することで、活発なコミュニケーションが図れるようになり、社員同士で交流を深められる

コンテンツによって得られる効果は異なります。

そのため、どのような社員総会にしたいのかをしっかりと考えた上で、自社に合ったコンテンツを選びましょう。

 

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実際に開催された社員総会の成功事例5選

実際に開催された社員総会の成功事例として、以下の5社を紹介します。

  • 株式会社デジタルホールディングス
  • NPO法人バーチャルライツ
  • 大和ライフネクスト株式会社
  • Link-Uグループ株式会社
  • 株式会社サイゼリヤ

 

株式会社デジタルホールディングス

株式会社デジタルホールディングでは、「新しい価値創造を通じて産業変革を起こし、社会課題を解決する。」を実現するために、ハイブリッド形式の社員総会を開催しています。

具体的には、150件の応募のなかから審査を勝ち抜いた5名の社員が会場でプレゼンテーションを行い、新規性や挑戦性などを審査基準としてグランプリを決定するといった内容です。

これまでとは全く異なる社員総会を実施したことで、社員とのエンゲージメント構築につながり、事業に対する社員の理解度が以前よりも深まりました。

 

NPO法人バーチャルライツ

NPO法人バーチャルライツでは、メタバースのプラットフォームである「NeosVR」を活用して、世界初となる完全VRでの社員総会を開催しています。

議決を採る際にはVRアバターでの挙手が求められ、VRサインで議事録署名が行われました。

VRでは顔を出すことなく気軽に参加できるため、社員同士におけるコミュニケーションの促進につながります。

どの企業も試したことのないVRでの社員総会ということで、多くの社員は新鮮な気持ちで参加できたはずです。

 

大和ライフネクスト株式会社

大和ライフネクスト株式会社では、約2,000名の社員を都内のホテルに集めて、新ビジョンと行動指針を披露する目的で社員総会を開催しています。

オープニング映像が流れると、参加者に配布されたリストバンドが映像と連動して7色に光り出すといった演出で一体感を高めました。

今回のプロジェクトに携わったメンバーによるトークセッションタイムでは、参加者がリアルタイムで投票したりコメントをシェアしたりするようなシステムを搭載しています。

また、第2部の立食パーティーでは、新入社員の紹介やクイズ大会が行われ、経営陣と社員が直接話す機会も設けています。

これまでとは全く異なる社員総会ということで、参加者全員の思い出に深く残ったこと間違いありません。

 

Link-Uグループ株式会社

Link-Uグループ株式会社では、2024年にグループ全体の社員が一堂に会する初の社員総会イベントを開催しました。

グループ各社が事業領域で深堀りしつつも同じ方向を貫くために、行動指針を策定し、発表することで企業理解を深めました。さらに、グループ内の異なる企業・職種の社員でチームを組んでワークショップを実施して、関係構築や相互理解を深めることに成功しています。

参加した社員からは、「自分の所属する企業だけでなく他のグループ企業でもスキルが活かせることを知る良い機会だった」など、今後の仕事に活かしたいという声があったようです。

 

株式会社サイゼリヤ

株式会社サイゼリヤでは、自社で初となる「全社年次大会」を開催しました。同企業の活動単位である各コミュニティの社員が、1年の成果をトップマネジメントに対して披露・主張する場です。

例えば、全コミュニティ参加の「部門年次大会」で選出された代表メンバーたちが、「この1年でどう笑顔を増やすか」というテーマで発表し、意見交換をしました。

同企業は、全国的にレギュラー・チェーン展開をしています。それは良い面もありますが、マニュアル化による「指示待ち」社員が増えることを懸念していました。社員の主体性を育てることを目的にして今回の社員総会を開催したとのことです。

今後も、社員総会が全ての社員にとって主役になれる場として活用していきたいとのことです。

 

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社員総会を盛り上げるレクリエーション事例

社員総会を開催していく中でぶつかりやすい壁、それはマンネリ化です。継続的に社員総会をしていると、コンテンツがいつもと同じになり、社員のモチベーションが下がってしまうことが少なくありません。

そこでここでは、社員総会を盛り上げられるレクリエーション事例をいくつか紹介します。

 

コミュニケーションの創出

ジェスチャーゲーム:

出題者が身振り手振りで表現し、回答者がそれを言い当てるゲームです。ジェスチャーには年代や個性が出るので、多くの人が楽しめます。オンライン・オフラインどちらにも対応可能なコンテンツです。

 

バラエティ番組風のトークコーナー:

トーク番組を模したコンテンツで、上司や部下を問わず、壇上にてトークをします。

企業理念などの硬いテーマでも良いですし、好きな食べ物や音楽などポップなテーマでも会話が盛り上がります。

相手の気持ちを考える、会話が主体となるようなレクリエーションは、コミュニケーションが活発化しやすいのが特徴です。

社員総会に取り入れれば、年齢や部署などの枠を超えてコミュニケーションが創出されることでしょう。

例えば、トークコーナーを実践した企業では、「上司の意外な話が聞けて、その後も盛り上がった」といった声があります。

 

関係性の構築

以心伝心ゲーム:

テーマに沿ってチームで意見をより多く一致させるゲームです。相互理解を深めることができます。お題は硬いものからパーソナルなものまで自由に設定できます。

 

共通点探しゲーム:

相手と自分の共通点を探すゲームです。時間制限がありますので、自身について積極的に発言しやすくなるのが特徴です。

チームや相手のことをより深く知れるゲームでは、社員同士の関係性を強化する効果が期待できます。ポイント制にすれば、チーム同士の連携力も高まることでしょう。

例えば、共通点探しゲームを実践した企業からは「他部署で初対面の人でもスムーズに発言できた」という声があがっています。

 

会社への理解を深める

会社オリジナルクイズ:

企業理念や社史などをもとにしてクイズを作成します。3択形式にすることで、ゲームを楽しみながら企業理解を深められます。答えの解説をする際に、企業の今後の方針なども絡めることで、さらに理解を深められることでしょう。

 

◯◯コンテスト:

企業のテーマやスローガンを募集し、それをリアルタイムで発表・表彰するコンテストです。自分が考えた目標が掲げられるかもしれない、という期待も相まって盛り上がるでしょう。

ゲームの中に企業理念など自社に関する情報を盛り込むと、自然と企業理解を深められます。オリジナルクイズを実践した企業では「入社して初めて参加したが、クイズを通して企業のことが理解できた」という声があがっています。

 

まとめ

本記事では、社員総会の開催形式や主なコンテンツ内容・成功事例などについて紹介しました。

社員総会の開催形式として、オフライン形式やオンライン形式・ハイブリッド形式などがあります。

また、コンテンツに関しても社内表彰やレクリエーションなどがあるので、実際に開催された社員総会の成功事例を参考にしながら決めてみるのがおすすめです。

「社員総会を開催したいけどリソースが足りない」「社員総会のコンセプト設定やコンテンツのアイデアが欲しい」「知識やスキルが乏しく社員総会を開催できるか不安」ということであれば、株式会社ニューズベースにお任せください。

 

株式会社ニューズベースでは、社内コミュニケーションイベントプロデュースを提供しており、社員総会のプログラム作成や会場設営・当日の運営などをトータルでサポートしています

社員総会におけるプロが担当するため、安心して開催することが可能です。トータルの支援でなく、部分的なサポートの依頼も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

 

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