RPAとAIの決定的な違いとは?それぞれの特徴やAI搭載のRPAツールについても紹介!
最近では、DX化に伴い「AI」や「RPA」といった言葉をよく耳にする機会が増えてきました。しかし、それぞれの意味についてあまり理解していない担当者も少なくありません。
そこで本記事では、AIとRPAの特徴やそれぞれの違い・おすすめのツールなどについて解説します。
目次
RPAとは?
RPAとは「Robotic Process Automation」の略称であり、PC上における業務の一部をロボットによって自動化させることです。
そのため、RPAを導入することで以下のようなメリットが期待できます。
- ほかの業務にリソースを充てられるようになるため、業務の効率化が期待できる
- 業務時間の短縮や人件費をカットできるため、コストの削減につながる
- ヒューマンエラーを未然に防げる
ただし、RPAを導入するにあたって操作方法を覚えるまで時間がかかったり、業務がブラックボックス化したりするなどのデメリットもあります。
AIとは?
AIとは「Artificial Intelligence」の略称であり、ビッグデータを用いることによって人間のような知覚や知性などを再現することが可能なテクノロジーのことです。「人工知能」と表現されることもあります。
AIには自己学習機能が備わっているため、人間のように考えて処理することが可能です。そのため、担当者の判断が必要な業務であっても一任できます。
ただし、AIはデータに大きく依存するため、データがなければ考えることができず、間違った処理を行ってしまうといったデメリットもあります。
Botとの違いは?
Botという言葉を聞いたことがある人もいるはずです。
Botとは、あらかじめ設定された内容を実行するプログラムのことです。主にチャットボットとして活用されることが多く、以下のような一例が挙げられます。
- 有名人の公式LINEにメッセージを送信すると、すぐに返信が来る
- サービスや商品の不具合について問合せするためにホームページを閲覧すると、画面上にチャットが表示されて相談できる
AIとの大きな違いは、Botには自己学習機能が備わっておらず、ただ設定されたプログラムを繰り返すだけであるという点です。
ただ、2022年11月にはAIとBotを組み合わせたチャットボット「ChatGPT」がリリースされたことで、現在はそのような概念が大きく覆されるような事態となっています。
RPAとAIの決定的な違いについて
RPAとAIの決定的な違いは、自動化できる範囲です。
RPAは、基本的にルール化もしくはテンプレート化された単純業務しか自動化できません。一方のAIは自己学習機能が備わっているので、担当者の判断が必要な業務も自動化することが可能です。
「業務を自動化できる」という共通点以外は大きく異なるので、それぞれの違いを覚えておきましょう。
RPAとAIが連携したツールも開発されている
RPAは、以下の3つのクラスに分類されています。
- クラス1:RPA(Robotic Process Automation)
- クラス2:EPA(Enhanced Process Automation)
- クラス3:CA(Cognitive Automation)
それぞれの特徴は以下の通りです。
【クラス1:RPA 】一般的に活用されるRPAのことであり、情報の入力やデータ処理など、ルール化もしくはテンプレート化された単純業務のみ自動化できる
【クラス2:EPA 】AIと連携したことで、担当者の判断が必要な一部の業務も自動化できる
【クラス3:CA 】さらに高性能なAIと連携したことで、担当者が行う業務のほとんどを自動化できる
最近では、RPAとAIが連携したツールの開発も進んできており、実際に提供されています。その結果、さらなる業務の効率化やコストの削減に期待することが可能です。
RPAとAIを組み合わせてできたツール3選
RPAとAIを組み合わせてできたツールを3つ紹介します。
- batton
- Blue Prism
- Automation Anywhere
batton
ツール名 | batton |
提供会社 | 株式会社batton |
費用 | 月額148,000円〜 |
特徴 | ・リピート率97% ・口コミ数満足度ランキングや使いやすさ、お役立ち度などで数々のアワードを受賞 ・一つのライセンスだけで無制限にインストール可能 |
株式会社battonが提供している「batton」は、どのような業種や業務であっても活用できて利便性が高く、多くの企業から支持されているRPAツールです。
スマートフォンのようなUIとなっているため、誰でも容易に利用できます。月額148,000円から導入できるようになっており、カスタマーサクセスと常時接続しているので、わからないことがあっても気軽に相談可能です。
一つのライセンスだけで無制限にインストールできるので、従業員数が多い企業はコストを大幅に抑えられます。
AI JIMY Paperbot
ツール名 | AI JIMY Paperbot |
提供会社 | シー・システム株式会社 |
費用 | トライアルプラン:無料 スタータープラン:月額1万円 スタンダードプラン:月額5万円 プロプラン:月額15万円 |
特徴 | ・10分で環境構築が可能 ・AI OCR機能を搭載 ・無料トライアル実施 |
シー・システム株式会社が提供している「AI JIMY Paperbot」は、10分ほどで環境構築が可能でAI OCR機能が搭載されたRPAツールです。
ちなみにOCRとは「Optical Character Reader」の略称であり、文章を認識してデジタル化する技術のことです。プランは全部で4種類あり、無料トライアルも実施しているので、気になる方は申し込みしてみましょう。
Automation Anywhere
ツール名 | Automation Anywhere |
提供会社 | オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社 |
費用 | 要相談 |
特徴 | ・豊富な導入実績 ・さまざまなアプリとの連動が可能 ・複雑な業務も自動化できる |
オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社が提供している「Automation Anywhere」は、これまで数多くの企業で導入された実績のあるRPAツールです。
さまざまなアプリと連動できるため、非常に使いやすく効率的に業務が行えます。AIを搭載しているので、複雑な業務も容易に自動化することが可能です。
費用は要相談となっているため、気になる担当者は一度お問い合わせしてみましょう。
まとめ
本記事では、AIとRPAの特徴やそれぞれの違い・おすすめのツールなどについて解説しました。RPAとAIでは大きな違いがあるため、それぞれの言葉の意味を間違えないように注意しましょう。
現在はRPAとAIが組み合わさってできたツールも数多く開発されてきているので、「業務を少しでも効率化したい」「コストを削減したい」という担当者は導入を検討してみてください。
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