テレワーク/リモートワークで生産性が向上する理由とは?導入のメリット/デメリットについても解説!
新型コロナウイルス感染症や働き方の多様化により、テレワーク/リモートワークを導入する企業も増えてきました。テレワーク/リモートワークの導入によって生産性が向上したとの声もあるみたいですが、その理由について気になる担当者も多いはずです。
そこで本記事では、テレワーク/リモートワークの導入で生産性が向上する理由やメリット・デメリット・さらに生産性を高めるためのポイントなどについて解説します。
目次
テレワークの導入で生産性が向上する企業が増えてきた
総務省が公表したデータによると、テレワークを導入していない企業よりも「導入している企業のほうが売上高と経常利益が向上している」ことが判明しました。
実際に生産性の向上を目的としてテレワークを導入した企業のうち、半数以上が「効果を実感している」と回答しています。また、従業員がテレワーク導入によって感じたメリットとして「仕事の生産性・効率性が向上する」との回答が最も多いことが明らかになっています。
テレワークの導入で生産性が向上する2つの理由
テレワークの導入で生産性が向上する理由は以下の2つです。
・通勤する必要がない
・自分の好きな場所で働ける
順番に解説します。
通勤する必要がない
これまでは会社に出社して働くのが当たり前でした。自宅から会社までの距離が遠いと、通勤時間に1時間以上かかることも少なくありません。
しかし、テレワークを導入することにより自宅で働けるようになるため、通勤時間がかからなくなります。その結果、通勤時間をそのまま仕事の時間に充てることで、生産性の向上につながります。
自分の好きな場所で働ける
オフィスで働いていると、周囲の目線や雑音が気になってしまい、集中できない人も多いはずです。
しかし、テレワークは自宅やカフェ・コワーキングスペースといった自分の好きな場所で働けるため、これまで以上に仕事が捗り、出社時と比較すると生産性の向上が期待できます。
テレワークを導入するメリット
テレワークを導入するメリットは以下の3つです。
・コスト削減につながる
・人材が確保しやすくなる
・ブランドイメージの向上が期待できる
一つずつ解説します。
コスト削減につながる
毎月のオフィス賃料や水道光熱費といった固定費を少しでも抑えたいと感じる経営者も少なくありません。テレワークを導入することで出社の機会を減らせるため、オフィスの規模を縮小したり水道光熱費を削減したりすることが可能です。
また、フルリモートワークにすることでオフィスそのものをなくしたり、従業員に支払う毎月の交通費もカットできたりするため、大幅なコスト削減につながります。
人材が確保しやすくなる
最近は働き方を重視する求職者が増えてきています。そのため、テレワークを導入することで求職者への需要が高まり、これまで以上に人材を確保しやすくなります。
また、育児や介護などに追われていて就業するのが難しいという人材にも幅広くアプローチすることが可能です。
ブランドイメージの向上が期待できる
テレワークで働くことに対して憧れを抱いている求職者も少なくありません。
そのため、テレワークを導入することで柔軟性の高い企業であると認知されるようになり、ブランドイメージの向上が期待できます。
テレワークを導入するデメリット
テレワークの導入は、メリットだけでなくデメリットもあります。
主なデメリットは以下の3つです。
・孤独感を感じやすくなる
・情報漏えいの危険性が高まる
・業務の進捗状況が把握しづらくなる
順番に解説します。
孤独感を感じやすくなる
オフィスで働いていると、周囲にほかの従業員がいるため、気軽にコミュニケーションが取れますが、テレワークを導入すると基本的に1人で業務を行うことがほとんどです。そのため、孤独感を感じやすくなります。
情報漏えいの危険性が高まる
テレワークを導入することで、社用のスマートフォンやパソコンなどを持ち出して作業します。そのため、第三者から社外秘の情報を覗き見される可能性が高まります。
また、Wi-Fi環境が整備されていない状態で作業してしまうとウイルスに感染し、情報が漏えいするリスクもあるので、十分気をつけましょう。
業務の進捗状況が把握しづらくなる
オフィスで働いている場合であれば、業務の進捗状況を目視やコミュニケーションですぐに確認できますが、テレワークを導入することで把握しづらくなります。
その結果、納期まで間に合わせることができず、企業の信用を落としてしまう可能性があるため、注意が必要です。
テレワークの導入でさらに生産性を向上させるためのポイント
テレワークの導入でさらに生産性を向上させるためのポイントは、以下の3つです。
・評価制度を見直す
・コミュニケーションツールを導入する
・定期的に出社する機会を設ける
一つずつ解説します。
評価制度を見直す
従来の評価制度をそのまま活用してしまうと、公平な評価ができない可能性があります。その結果、従業員のモチベーションが下がってしまう恐れがあるので、テレワークを導入する前に一度、評価制度を見直してみましょう。
評価制度はさまざまありますが、従業員一人ひとりが自分で目標を決めて進捗度合いによって評価する目標管理制度(MBO)がおすすめです。
コミュニケーションツールを導入する
テレワークは、オフィスで働いていた頃と比較すると気軽にコミュニケーションが取れません。その結果、孤独感を感じやすかったり業務における連携がうまくできなかったりする可能性があるので、コミュニケーションツールの導入を検討しましょう。
コミュニケーションツールを導入することで、テレワークでもスムーズなコミュニケーションが可能となります。ZoomやGoogle Meet・Microsoft Teamsなどさまざまな種類があるので、自分たちに合ったコミュニケーションツールを選びましょう。
定期的に出社する機会を設ける
長期間テレワークを行っていると、従業員はストレスが溜まってしまい、精神的に不安定な状態に陥ることも少なくありません。
そのため、定期的に出社する機会を設けましょう。定期的に出社してもらうことで心身共にリフレッシュされて、生産性の向上につながるはずです。
まとめ
本記事では、テレワークの導入で生産性が向上する理由やメリット・デメリット・さらに生産性を高めるためのポイントなどについて解説しました。
テレワークを導入することで、通勤する必要がなくなるだけでなく、自分の好きな場所で働けるため、生産性の向上が期待できます。そのほかにもさまざまなメリットがあるので、テレワークの導入を前向きに検討してみてください。
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