就活生が求める会社説明会の内容とは?今後の改善策やポイントについても紹介!
新型コロナウイルスの影響によって会社説明会をオンラインにて実施する企業が増加してきました。
オンラインでの会社説明会は場所を選ばずに開催することができるため、就活生や企業側にとっても様々なメリットがあります。
一方、会社説明会の開催がオンラインになったことで会社説明会から選考フェーズに進むという割合が減少傾向になってきているようです。そのため、企業としては何らかの対策を講じる必要があります。
そこで今回は、就活生が求める会社説明会の内容や、今後説明会を開催する上での改善策などについて紹介していきます。
目次
1.会社説明会をおこなう目的
企業が会社説明会をおこなう1番の目的は、自社への理解を深めてもらうことはもちろんですが、本来は自社にとって望ましい人材に「この会社を受けてみたい」と思ってもらうことが目的となります。
まずは就活生との接触する機会を設けることによって、企業の存在を認知してもらいます。
企業の存在を認知してもらうことによって興味を引き、働くイメージを持たせた上で最終的には「この企業で働きたい」と感じてもらうことを目的としているのです。
そのため、企業は自社の魅力を最大限発揮して就活生に興味を持ってもらえるような会社説明会をおこなうことが必要になってきます。
現在は、オンラインで会社説明会を開催している企業が非常に多くなりました。
開催場所の制限がなくなったことから、2021年卒に比べて2022年卒のエントリー数はなんと3.5倍にも増えたという調査結果があります。
(※neocareer 2022年卒採用 企業と学生の調査結果まとめより)
エントリー数が増加したことで、企業としては人材を確保できる機会が増えたと思うかもしれませんが、説明会に参加してから選考に進む割合も大幅に減少しているのが同調査結果からもわかります。
2.現在の会社説明会の状況と就活生が求めていること
では、なぜエントリー数が増えたにも関わらず、会社説明会から選考に進む割合が減少しているのでしょうか。原因は2つあります。
会社説明会のオンライン化
1つ目は会社説明会のオンライン化です。
現在は新型コロナウイルスの感染予防対策として会社説明会をオンラインでおこなう企業が増えています。
オンラインでの会社説明会は場所に制限がないのでスケジュールの調整がしやすく、多くの企業にエントリーをするという就活生が以前に比べて増えてきました。
その結果、企業や業界をあまり理解せずに大量の会社説明会にエントリーしてしまうため、参加してから「思っていたのと違う」という理由で選考を辞退するという就活生が増えているのです。
前述の調査結果でも採用担当者は業界の理解不足や企業の理解不足による就活生が増えてきていると回答しています。
またオンラインによる採用選考の増加は就活生にとって気軽に応募できるようになったと同時に選考を辞退する心理的ハードルが下がっていることも選考辞退増加の原因となっていると考えられます。
就活生が知りたいと思う内容の説明が足りない
2つ目は就活生が本当に聞きたい内容が会社説明会で語られていないからです。
「2021年卒 マイナビ学生就職モニター調査4月の活動状況」によると、会社説明会で知りたい内容が「具体的な仕事内容」「企業が求める能力・人材像」「社風・社内の雰囲気」ということが判明しました。
しかし、就活生によると上記の内容を説明している企業が3〜5割ほどしか該当しておらず、逆に就活生があまり重要視していない企業理念や業界についての説明をする企業が多いと感じられたと回答しています。
就活生が求めている内容と実際に説明されている内容に乖離が生じているため、会社説明会から選考に進む割合が減少してしまっていると考えられます。
これらの2つの原因を踏まえ、企業は何らかの対策をおこなう必要があるのです。
3.魅力的で評判の良い会社説明会にするためには
上記の内容をふまえた上で、企業はどのような会社説明会をおこなえばいいのでしょうか。
就活生にとって魅力的で評判のよい会社説明会にするための方法を4つ紹介します。
説明会参加者が知りたい内容を伝える
先ほど、就活生が企業に聞きたい内容が、「具体的な仕事内容」「企業が求める能力・人材像」「社風・社内の雰囲気」ということを紹介いたしました。
まずはこの3つをしっかりと伝える必要があります。
会社説明会で内容をしっかりと伝えるだけで、自社に対する就活生の理解度が大幅に変わってきます。
その結果、就活生が抱えている疑問が解消され、入社したいと思ってもらえることができるのです。
資料やスライドをわかりやすくする
会社説明会で使用する資料やスライドをわかりやすく作成しましょう。
文字の装飾などは、何色も使うのではなく強調したい部分だけに色をつけることで見やすくなります。
オンラインでおこなう場合には文字が小さくて見えづらいということがよくあります。
オンラインではなく対面で会社説明会をする場合でもメモが取りやすい余白を作った資料を配布するなど参加者視点で資料の作成を心掛けましょう。
またこれらの資料は作成後、他のひとにも一度資料をチェックしてもらいましょう。
採用動画なども活用する
エントリー数が増えたことにより、自社の魅力をしっかりと伝えるためにも他社との差別化が必須となってきます。
他社との差別化を図る方法の一つとして挙げられるのが採用動画です。
採用動画とは、自社のコンセプトや魅力を動画として伝えることで、視覚だけではなく聴覚からも情報をキャッチさせることが可能となります。
その結果、就活生に対してより記憶に残る会社説明会となるのです。
社員との交流の場を設ける
説明会参加者は仕事内容だけではなく社内の雰囲気や人間関係なども重要視しています。
しかし、オンラインで会社説明会をおこなう場合にはなかなかそれらの雰囲気を掴み取ることが難しいです。
そこで、先輩社員との交流する時間を設けてみましょう。その交流の中で「就活生に対する社員の接し方」や「先輩社員同士のやり取り」などを参考に学生は「社風・社内の雰囲気」を確認していることが多いようです。
また参加者に入社後のイメージを持たせることにも有効です。
4.会社説明会を開催する上でのポイントやコツ
会社説明会を開催する上でのポイントやコツを紹介します。
わかりやすい言葉で説明する
業務内容や自社が取り扱う製品やサービスを説明する時にはなるべくわかりやすい言葉で説明しましょう。
就活生はまだ学生なので、社会人としての経験はもちろんありません。
業界のことについてもほとんど知らないので、専門用語で説明したところで理解できず、途中離脱者も増えていきます。
そうならないようにするためにも、就活生でも理解できるような言葉で説明することを心がけましょう。
質問の場を設ける
会社説明会では適宜、質問の場を設けるようにしましょう。
なぜなら、会社説明会では一方的に採用担当者の話を聞くことがほとんどなので、質問したいことがあってもタイミングを逃してしまい、そのまま終了してしまうことも珍しくないからです。
質問できなかったことによって不安を払拭できず、選考を辞退してしまうということもあるので、リハーサルの段階であらかじめ質問する時間を設けておきましょう。
アンケートなどを書いてもらう
会社説明会が終了したらアンケートなどを書いてもらいましょう。
「今回の会社説明会に参加して満足できたか」、「改善して欲しい部分などあるか」などのアンケートをおこなうことで、次回の開催時までに改善点を修正してさらにクオリティの高い会社説明会にすることができます。
まとめ
今回は就活生が求める会社説明会の内容や開催する時のポイントについて紹介しました。
最近は、新型コロナウイルスの影響で従来の対面式ではなく、オンラインでの会社説明会が主流になってきています。
まだオンライン対応に慣れていないという企業も少なくありませんが、会社説明会は企業と就活生が最初に接触する非常に重要な機会となります。採用を強化するためにも、更に力を入れて取り組む必要があります。
しかし採用担当者の方たちは他の業務もこなさなければいけないので、注力したくてもなかなかそのための時間を確保することができないという企業も多いのではないのでしょうか。
そこでオススメなのが「採用代行(RPO)」です。
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今後も会社説明会に力を入れていきたいとお考えであれば、採用代行を検討してみてはいかがでしょうか。
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参考資料:
HR NOTE|就活生が求める会社説明会とは?|説明会の内容をより魅力的にする方法
人事ZINE|就活生の印象に残る企業説明会の内容とは?応募者が集まる説明会のポイント
mitsucari|会社説明会の内容とは?学生が聞きたいことや人気プログラムについて