中途採用における母集団形成とは?メリットや成功させるためのコツを解説!

公開日:2023.04.25

中途採用において母集団形成が欠かせません。

採用活動における母集団形成とは、自社にエントリーする応募者を集めることです。しかし、母集団形成がうまくいかずに困っている担当者も多いはずです。

そこで本記事では、中途採用における母集団形成の基礎知識やメリット・成功させるためのコツなどについて解説します。

 

採用代行(RPO)・採用イベント支援サービスをご紹介します

母集団形成とは?

冒頭でも述べたとおり、母集団形成とは、自社にエントリーする応募者を集めることです。ちなみに採用活動における母集団は、応募者全体のことを指します。

母集団形成することで、採用コストを抑えられたり採用計画で予定していた人数を確保できたりするなどの効果が期待できます。

母集団形成が注目されている理由

母集団形成が注目されている理由は、生産年齢人口の減少です。

生産年齢人口とは、国内で生産活動の中心となる15〜64歳までの人口のことを指します。

国土交通省が公表した「2050年の国土に係る状況変化」によると、日本の総人口は2050年には約1億人まで減少することが明らかになっています。(「2050年の国土に係る状況変化」3ページ目参照。)

人口の減少に伴い2015〜2050年までの人口を年齢階層別で見てみると、高齢者の人口が454万人増加しているのに対して、生産年齢人口は2,453万人も減少しているのです。生産年齢人口が減少すれば、企業も人材を確保するのが難しくなってきます。

そのため、一人でも多くの人材を確保するために母集団形成が注目されているのです。

中途採用と新卒採用の母集団形成の違い

中途採用の場合、時期を定めることなく採用活動を行う通年採用のため、自分たちのペースで母集団形成できます。しかし、採用活動が長引くと採用コストが次第に増えていくので、注意が必要です。

一方の新卒採用は、スケジュールが決まっています。そのため、スケジュールに沿ってうまく母集団形成しなければいけません。

中途採用と新卒採用で母集団形成は大きく異なるので、覚えておきましょう。

 

採用代行・採用イベントの成功事例はこちら

母集団形成することによる2つのメリット

母集団形成することによるメリットは以下の2つです。

・採用計画で予定していた人数を確保できる
・採用コストを抑えられる

順番に解説します。

採用計画で予定していた人数を確保できる

ほとんどの企業は、年間でどれくらいの人材を採用するのか、採用計画を立てます。最近は超売り手市場ということもあり、何も施策を行わなければ、採用計画で予定していた人材を集めることは困難です。

ただし、母集団形成することで、計画的に予定していた人数を確保できます。

採用コストを抑えられる

たとえエントリー数が多くても、自社に対しての興味・関心が低い人材であれば、早期離職となる可能性があります。

しかし、母集団形成することで自社への志望度が高い人材を集められます。その結果、入社した後も意欲的に働いてくれるので、採用コストの削減にもつながるのです。

 

採用代行・採用イベントの成功事例はこちら

中途採用において母集団形成するまでの5つのステップ

中途採用における母集団形成は、以下の5ステップで行います。

1.採用計画を作成する
2.ペルソナを設定する
3.採用手法を検討する
4.募集を始める
5.PDCAを回す

順番に解説します。

1.採用計画を作成する

まずは採用計画を作成します。

採用計画では、主に以下の内容について決めます。

・採用する人数
・採用するポジション
・採用基準
・採用活動の期間
・採用フロー

2.ペルソナを設定する

採用計画を作成したら、どのような人材を採用するのか決めるためにペルソナを設定します。

ペルソナでは、最低でも以下の内容を設定しておきましょう。

・年齢
・性別
・最終学歴
・家族構成
・趣味
・性格
・これまでのスキルや実績

上記のほかにも項目を追加することで、さらに詳細なペルソナが完成します。しかし、母数が少なくなってしまうので、注意が必要です。

3.採用手法を検討する

ペルソナが完成したら、採用手法を検討します。

現在は転職サイトへ求人を掲載するだけでなく、SNSを活用するソーシャルリクルーティングや求職者に直接アプローチするダイレクトリクルーティングなど、採用手法はさまざまです。自社に合った採用手法を選ぶためにも、一つではなく複数考えておきましょう。

4.募集を始める

実際に募集を始めます。

人気の企業や知名度のある企業であれば、募集を開始したと同時に多くの求職者からのエントリー対応に追われてしまい、対応が雑になってしまう可能性があります。そのような事態を避けるためにも、事前に採用体制を整えておきましょう。

5.PDCAを回す

中途採用に限らず、採用活動を成功させるのは決して容易ではありません。そのため、採用活動がひと段落したら現状の課題をピックアップしていき、PDCAをしっかり回して次につなげましょう。

 

採用代行・採用イベントの成功事例はこちら

中途採用において母集団形成を成功させるための3つのコツ

中途採用において母集団形成を成功させるためのコツは以下の3つです。

・ペルソナを見直す
・複数の採用手法を試してみる
・定期的にデータを分析する

一つずつ解説します。

ペルソナを見直す

ペルソナは、一度設定したら終わりではありません。母集団形成がうまくいかない場合には、再度ペルソナを見直す必要があります。ペルソナを見直す際には、競合他社がどのような人材をターゲットとしているのか、参考にしてみましょう。

複数の採用手法を試してみる

中途採用を行うにあたって、採用手法は数多くあります。企業によって最適な採用手法は異なるので、最初から一つにこだわるのではなく、複数の採用手法を試してみるのがおすすめです。

定期的にデータを分析する

母集団形成がうまくいかない場合には、頭で考えるのではなく、数値化されたデータを分析してみましょう。その結果、論理的に考えられるようになり、次回に活かせます。グラフや表にまとめてみると、さらに分かりやすくなるのでおすすめです。

 

採用代行・採用イベントの成功事例はこちら

まとめ

本記事では、中途採用における母集団形成の基礎知識やメリット・成功させるためのコツなどについて解説しました。

母集団形成することで、採用計画で予定していた人数を確保できたり、採用コストを抑えられたりするなどのメリットがあります。現在の日本では、生産年齢人口も減少しているので、母集団形成は欠かせません。母集団形成を成功させたいのであれば、ペルソナを見直したり、複数の採用手法を試してみたりしましょう。

「母集団形成を自社で行えるのか不安」
「母集団形成したくてもリソースが足りない」

などのような悩みを抱えているのであれば、株式会社ニューズベースにお任せください。

株式会社ニューズベースでは、採用代行(RPO)サービスを提供しており、応募者のお問い合わせ対応や各書類の作成業務など、採用業務全般をトータルでサポートしています。

そのため、弊社に依頼することで担当者は母集団形成にリソースを割くことが可能です。もちろん、ピンポイントでの業務も承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

本記事を参考に、中途採用における母集団形成を実施してみましょう。

 

採用代行(RPO)サービスをご検討の際の見積項目例と算出根拠をご紹介します

\ 成功事例・トレンド・お悩み対策や便利なテンプレートなど、有用な情報を配信中! /

メルマガ登録はこちら

関連記事

2020.02.18

会社の魅力を伝えるために!会社説明...

会社説明会において参加者の獲得は、目指すべきゴールです。しかし、参加者獲得につながっていない企業が多いのが現状です。この記事では、...

2020.02.18

インターンシップ説明会と会社説明会...

近年、採用活動の難易度が徐々に高まってきました。これまでの会社説明会に加え、インターンシップ説明会を実施する企業が多くなってきてい...

2020.03.05

インターンシップ説明会の内容と東京...

インターンシップ説明会は参加する意味はあるのか、参加する場合どうすべきか。皆さんの疑問にお答えします。参加する場合に気を付けるべき...

2020.02.04

会社説明会のアンケートに入れるべき...

会社説明会でのアンケートでは、どのような質問をすれば参加者から有意義な情報を得られるのでしょうか。この記事ではアンケートに取り入れ...