採用コンサルティングとは?導入メリットやデメリット・選ぶポイントなどを解説!
さまざまな理由で採用活動がうまくいかずに頭を抱えている担当者も少なくありません。
そのような担当者におすすめなのが「採用コンサルティング」の活用です。
名前は聞いたことがあっても、具体的にどのようなサービスなのかあまり把握していない担当者も多いはずです。
そこで本記事では、採用コンサルティングの基礎知識や導入することでのメリット・デメリット・選ぶポイントなどについて解説します。
目次
採用コンサルティングとは
採用コンサルティングとは、企業が抱える採用活動に関する悩みや課題などを解決して成功に導くためのサービスです。
採用コンサルティングと似ている言葉として「採用代行(RPO)」が挙げられますが、主な違いは以下の通りです。
採用コンサルティング:採用戦略やブランディングの設計・ペルソナの設定など、採用活動全体を設計する
採用代行(RPO):採用業務の一部を委託できる
企業が抱える採用活動に関する悩みや課題などを解決するという意味では同じですが、担当する業務内容や業務範囲が全く異なります。
採用コンサルティングの具体的なサービス内容
採用コンサルティングの具体的なサービス内容は以下の通りです。
- 採用戦略やブランディングの設計
- 採用計画の策定
- ペルソナの設定
- 採用担当者の教育
一つずつ解説します。
採用戦略やブランディングの設計
1つ目は採用戦略やブランディングの設計です。
採用戦略では、主に以下の内容について話し合います。
- 採用コンセプト
- 採用ゴール
- ロードマップ
また、採用ブランディングでは競合他社と差別化を図るために、@自社の強みや魅力を全面的に打ち出すような施策を提案します。
採用計画の策定
2つ目は採用計画の策定です。
採用活動は中長期的なスケジュールで進めていくことになるため、採用計画は必要不可欠といえます。
採用計画は以下の4ステップで作成していきます。
- 採用活動の目的を明確にする
- 採用したい人物像を設定する
- 採用する際の職種と人数を決める
- 採用手法を選定する
ペルソナの設定
3つ目はペルソナの設定です。
採用したい理想の人物像をペルソナとして設定し、効果的な採用戦略の設計に活用します。
採用活動においてペルソナを設定する際には、主に以下のような項目を用います。
- 名前
- 性別
- 年齢
- 学校名
- 部活やサークル
- 家族構成
- 趣味
- 性格
- 特技やスキル
上記以外にも必要な項目があれば随時追加していきます。
採用担当者の教育
4つ目は採用担当者の教育です。
具体的には、面接時におけるマナーやコミュニケーションの取り方などについてレクチャーします。
ただし、採用コンサルティング会社によってはサポートの範囲に含まれない場合もあります。
採用コンサルティングを導入するメリット
採用コンサルティングを導入するメリットは以下の3つです。
- 採用担当者の負担を軽減できる
- 自社の課題を改善できる
- トレンドに合わせた採用活動が行える
順番に解説します。
採用担当者の負担を軽減できる
人手不足によって、採用担当者のリソースが逼迫している企業も多いはずです。
採用コンサルティングを導入することで、採用戦略の設計や採用計画の策定などをサポートしてもらえます。
その結果、採用担当者の負担を軽減することが可能です。
自社の課題を改善できる
「なぜ採用活動がうまくいっていないのか」、スキルや経験が乏しかったりリソースが割けなかったりすることから、具体的な原因まで把握しきれていない担当者もいるはずです。
採用コンサルティングでは、自社の状況を客観的に分析してくれます。その結果、明確な課題が見つかり、改善に期待ができます。
トレンドに合わせた採用活動が行える
採用コンサルティングの担当者は、採用活動におけるプロです。
常に採用における最新の情報をキャッチしているため、導入することによってトレンドに合わせた採用活動が行えます。
採用コンサルティングを導入するデメリット
採用コンサルティングの導入は、メリットだけでなくデメリットもあります。主なデメリットは以下の3つです。
- 費用がかかる
- ノウハウが貯まりにくい
- 認識の相違が生じる可能性がある
一つずつ解説します。
費用がかかる
当然ですが、採用コンサルティングを導入することで費用がかかります。
そのため採用にかかる全体的なコストが増加することになります。
その一方で、必ず成果が出るとは限らないというのも注意すべきポイントです。
取り組んでもらえる内容がコストに見合っているか、そして成果が上がりそうか、導入の段階で見極める必要があるのです。
ノウハウが貯まりにくい
採用コンサルティングでは、基本的に中長期的にサポートしてもらうことが前提です。
そのため、サポート期間の採用業務を全て丸投げしてしまうと、自社にノウハウが貯まりにくくなってしまいます。
その結果、今後も採用コンサルティングを導入しなければいけなくなる状況が続いてしまいます。
継続的にコストがかかるので、最終的に自社で完結したいのであれば、内製化できるような仕組み作りを行いましょう。
認識の相違が生じる可能性がある
コンサルタントは社内に常駐しているわけではないため、情報共有がしっかりできていないと、認識の相違が生じてしまう可能性があります。
その結果、採用活動そのものが失敗につながる恐れがあるので、定期的にコミュニケーションを図ることが重要です。
自社に合った採用コンサルティング会社を選ぶポイント
自社に合った採用コンサルティング会社を選びたいのであれば、以下3つのポイントを意識しましょう。
- これまでの実績があるか
- どこまで支援してくれるか
- 得意領域が自社に合っているか
順番に解説します。
これまでの実績があるか
採用コンサルティング会社によって、サービスの質は大きく異なります。
そのため、採用コンサルティング会社を選ぶ際には、これまでの実績があるかどうかを必ず確認しましょう。
とくに、自社に近い業種の企業の事例がある場合は要チェックです。
公式サイトに掲載された事例を確認したり、担当者に問い合わせてみたりしましょう。
どこまで支援してくれるか
支援範囲は採用コンサルティング会社によって異なります。
契約した後に依頼したい内容が支援範囲外だと気づいた場合には、新たに別の採用コンサルティング会社を探さなければいけなくなるといった手間がかかります。
そのため、事前に確認しておきましょう。
得意領域が自社に合っているか
採用コンサルティング会社によって、得意領域が異なります。
採用戦略の設計が得意な採用コンサルティング会社もあれば、採用担当者の教育が得意な採用コンサルティング会社もあるなど、さまざまです。
そのため、得意領域が自社の解決した課題に合っている採用コンサルティング会社を選びましょう。
まとめ
本記事では、採用コンサルティングの基礎知識や導入することでのメリット・デメリット・選ぶポイントなどについて解説しました。
採用コンサルティング会社を導入することで、採用担当者の負担軽減につながったりトレンドに合わせた採用活動が行えたりするなどのメリットがあります。
一方、ノウハウが貯まりにくかったり認識の相違が生じたりするなどのデメリットもあるので、注意が必要です。
これまでの実績や支援範囲・得意領域などを確認した上で、自社に合った採用コンサルティング会社を選びましょう。
弊社株式会社ニューズベースでは、採用代行(RPO)サービスを提供しており、求人情報の作成や応募者の問合せ対応・各種書類の作成など、さまざまな採用業務をサポートしています。
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