【担当者必見】新卒採用スケジュールを決める手順とは?ポイントや具体的な流れも紹介!

公開日:2023.08.10

これから初めて新卒採用を行う場合、どのようなスケジュールで実施していけばいいのかわからないという担当者も多いはずです。

そこで本記事では、新卒採用スケジュールを決める際の手順や意識すべきポイント・具体的な流れなどについて解説します。

 

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2021年卒以降から「就活ルール」は廃止となっている

2020年までは学生が学業に支障をきたさないよう、日本経済団体連合会(経団連)が以下のように新卒採用スケジュールのルールを決めていました。

  • 会社説明会:3月1日〜
  • 面接開始:6月1日〜
  • 内定連絡:10月1日〜

しかし、ベンチャー企業や外資系の企業といった日本経済団体連合会に加盟していない企業はルールに従う必要がないため、採用活動を前倒しで行うことが可能です。

また、少子高齢化による労働人口の減少によって、特定の期間だけで人材を確保するのが困難な状況となってきています。

そのため、最近では年間を通じて採用活動を行う「通年採用」を導入する企業が増えてきました。

 

これらの理由によって、2021年卒以降からは日本経済団体連合会が定めた就活ルールが廃止となり、現在は政府が主導となってルールを定めているような状況です。

ただし、急にルールを変更してしまうと企業や学生の混乱を招いてしまうため、2023年卒までは従来の採用スケジュールで適用されることとなっています。

 

調査レポート「企業が抱える採用期間の課題」はこちら

新卒採用スケジュールを決める際の手順

新卒採用スケジュールを決める際の手順は、以下の3ステップです。

  • 採用したい人物像を明確にする
  • 採用戦略を設計する
  • 採用スケジュールを作成する

順番に解説します。

 

1.採用したい人物像を明確にする

新卒採用を行うにあたって、まずはどのような人物を採用したいのかを明確にしておく必要があります。

なぜなら、採用したい人物像が曖昧だと採用戦略が設計しづらくなり、採用のミスマッチが生じてしまう恐れがあるからです。

採用したい人物像を明確にする上で、最低でも以下の項目について設定しておきましょう。

  • 性別
  • 学歴
  • 保有しているスキル
  • これまでの経験
  • 価値観
  • 人柄

 

2.採用戦略を設計する

採用したい人物像を明確にしたら、採用戦略を設計します。

主に競合他社にはない自社の強みについて分析したり、どのような採用手法にするかを考えたりします。

 

3.採用スケジュールを作成する

採用戦略の設計が終了したら、採用スケジュールを作成します。

最初は大まかに採用スケジュールを作成し、徐々に詳細な内容について決めていきます。

採用スケジュールが完成したら、抜け漏れがないか複数人で必ずチェックしましょう。

 

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新卒採用スケジュールを決める際に意識すべきポイント

新卒採用スケジュールを決める際に意識すべきポイントは以下の3つです。

  • 前年度の反省を生かす
  • 学生のスケジュールに合わせる
  • 競合他社の動きをチェックする

一つずつ解説します。

 

前年度の反省を生かす

新卒採用スケジュールを決める際には、前年度の反省を生かしましょう。

前年度良かった部分はそのまま継続し、悪かった部分は改善することでブラッシュアップされます。

新卒採用が今回初めての場合には、来年振り返ることができるよう、データなどを残しておくようにしましょう

 

学生のスケジュールに合わせる

いくら採用活動に注力して自社が求める人材を確保しようと思っても、スケジュールが合わなければエントリーすらしてもらえません。

海外に留学している学生もいれば、部活動に励んでいる学生もいるため、学生に合わせて新卒採用スケジュールを組み立てることを意識しましょう。

 

競合他社の動きをチェックする

新卒採用スケジュールを決める際には、競合他社の動きをチェックすることも重要です。

逐一チェックすることで、競合他社よりも先に内定を出せたり採用活動の方法を参考にしたりすることが可能です。

 

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新卒採用スケジュールの具体的な流れ

新卒採用スケジュールの流れについて、季節や時期と併せて具体的に解説します。

  • 秋:9〜11月
  • 冬:12〜2月
  • 春:3〜5月
  • 夏:6〜8月

 

秋:9〜11月

秋となる9〜11月は、主に秋季インターンシップを実施する時期です。

インターンシップのピークとなる時期が6〜8月のため、それに比べると参加人数は少ない傾向にあります。そのため、学生一人ひとりに対して手厚くフォローして志望度を高めることを意識しましょう。

また、3月から採用広報が解禁されるので、それに向けて採用サイトを開設したり採用動画を制作したりします。

採用サイトや採用動画を自社で制作するのが難しい場合には、外注しましょう。同じような考えを持つ企業も多いので、なるべく早めに依頼しておくのがおすすめです。

 

冬:12〜2月

冬となる12〜2月は、主に冬季インターンシップを実施する時期です。

夏のインターンシップに比べると短期であることが多いですが、3月からは新卒採用が始まります。そのため、会社説明会の会場を確保したり資料を作成したりしなければいけません

また、6月からは面接が始まるので、それに向けて面接官トレーニングなども行います。担当者にとっては非常に忙しい時期といえるでしょう。

 

春:3〜5月

春となる3〜5月は、採用広報が解禁されて担当者はエントリー対応や会社説明会の開催などに追われる時期です。

そのなかで採用活動が計画通りに進んでいるかどうかをデータを集計しながら確認します

計画通りに進んでいない場合は改善策を考える必要があります。

 

夏:6〜8月

夏となる6〜8月は、面接が始まり企業にとっても重要な時期です。

どちらかといえば、これまでの採用活動では企業が学生を選ぶといった風潮がありました。しかし、少子高齢化による労働人口の減少によって、現在は学生が企業を選ぶ立場にあります。

企業は学生から選ばれるためにも、座談会を開催したり社内見学を実施したりするなどの施策を講じましょう

また、同時並行で夏季インターンシップを実施したり、今年度における採用計画を立てたりもします。

 

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まとめ

本記事では、新卒採用スケジュールを決める際の手順や意識すべきポイント・具体的な流れなどについて解説しました。

新卒採用は年間を通じてやるべきことが豊富にあるので、成功させたいのであれば明確にスケジュールを決めておくことが重要です。

新卒採用スケジュールを決める際には、学生のスケジュールに合わせたり競合他社の動きをチェックしたりすることを意識しましょう。

 

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