【22・23年卒】インターンシップ参加学生の本音とは?人気の開催形式や満足度について徹底調査!
未だに猛威を奮っている新型コロナウイルスによる社会変化は、学生の就職活動へも多大なる影響を及ぼしています。
現在では働く上でリモートワーク・オンラインが主流となる企業も増加し、従来とは違うニューノーマルな形へと社会も変化しています。
その環境下で、学生の就職活動の重要な一部となっている「インターンシップ」は、どのような影響を受け、その変化に対し学生はどう受け止めて行動しているのでしょうか。
そこで今回は、学生目線での「コロナ禍でのインターンシップ」の参加状況、オンライン開催を含め学生にとって人気の参加形式や、実際の満足度についてを調査してみました。
是非最後までご覧ください。
目次
1.学生がインターンシップを選ぶポイント
まず始めに、学生がインターンシップ先の企業を選ぶポイントはどこにあるのでしょうか。
株式会社学情「あさがくナビ2023」のWebアンケート「2023年卒学生の就職意識調査(希望するインターンシップ)」によると、企業を選ぶポイントの1位〜5位はこのような結果でした。
1位:志望業界である
2位:インターンシップの内容が面白そう
3位:入社したい企業である
4位:インターンシップ参加により、その後の選考などで優遇される
5位:内定に直結するインターンを行なっている
1位と3位は当然の結果ですが、2位の「インターンシップの内容の面白さ」を重要視している学生が多いことがわかりました。魅力的なインターンシップの内容を受けて、本来自社を志望企業として選択していなかった学生にとっても、自社が選択肢となることも充分に期待できます。
そのため、企業としてはインターンシップでの内容でどれだけ差別化を図れるかが優秀な人材を確保する上でも重要となってきます。
また、その後の選考で優遇があるのか、内定に直結するのかどうかも選ぶ基準になるので、学生にとってもインターンシップは入社を見据えた重要なステップであることが伺えます。
次に、学生はどのような目的でインターンシップを参加しようと決めているのでしょうか。
DODAキャンパスによる「2022卒インターンシップ状況調査」で調べてみたところ、1位〜5位はこのような結果となりました。
1位:志望「企業」をよく知るため
2位:志望「業界」を明確にするため
3位:志望「職種」を明確にするため
4位:就職活動を有利にするため
5位:何をやりたいのかを見つけるため
学生にとって、膨大な量の情報を取りに行ける環境は、良い面もあれば悩ましい面もあります。インターネットには企業の口コミや評判も数多く書かれていますが、実際のところは本当に正しいのかどうか定かではありません。
また、自分は何をやりたいのか、を決めかねている学生にとっては情報の探し方や判断材料も難しい状況にあります。
情報が数多く存在するからこそ、自分が本当に行きたい企業か、やりたい職種なのは何かを実際に体験することで判断材料とするために、インターンシップに参加する学生が多いようです。
2.コロナ禍でのインターンシップ参加状況について
続いて、コロナ禍でのインターンシップの参加状況はどうなっているのでしょうか。
2022年卒のインターンシップ参加状況を調査してみたところ、
という結果になりました。
前述の目的からも、9割以上の学生がコロナ禍であっても積極的にインターンに参加しようという姿勢がみえます。
次にコロナ禍でのインターンシップの実施はどの形式がよいかという質問に対しては、
オンラインでも対面でもどちらでもよい 50%
対面のみ 42.1%
オンラインのみ 7.9%
という結果になりました。
インターンシップをオンラインのみで実施しようとしている企業も増えていますが、学生にとっては実施形式に関してそこまで気にならないようです。
また、夏のインターンに応募している割合を調査したところ、なんと約半分の学生が10社以上もエントリーしていることがわかりました。
コロナウイルスの影響による就活への不安からの複数応募や、オンライン実施のインターンシップには、遠方からの参加や、複数参加でも予定の調整がしやすいことなども起因していると考えられます。
1人あたりのインターンシップに参加する企業数が多いことから、1dayや1週間などの短期間でのインターンシップが人気の傾向にあります。
3.オンラインでのインターンシップについて思うこと
最近では、オンラインでのインターンシップが増えてきていますが、コロナが終息しても継続して行われる可能性が高いです。
そこで、実際に学生がオンラインでのインターンシップに参加してみてどう感じたのかをご紹介します。
エンジャパンの22年卒学生へのアンケート「オンラインインターンシップ実態調査」によると以下の内容になりました。
とても満足 14%
満足した 58%
普通 23%
不満・とても不満 5%
約7割の人は「オンラインでのインターンシップでも満足」ということでした。
主な感想としては、
・zoomを有効的に活用されていて、対面よりも効率がよくプログラムが組まれていた
・運営がスムーズでストレスがなかった
・より多くの社員との交流ができた
思った以上に、オンラインでもスムーズにインターンシップができたことが高評価の要因でした。
逆に不満だと思った人の感想としては、
・進行がスムーズでなかった
・一方的で途中で飽きてしまった
・会社の雰囲気がわからなかった
企業としてはいかにオンラインに対して抵抗がなく、内容に対して万全の準備ができるかが、アフターコロナ後の鍵と言えるでしょう。
4.インターンシップに関しての要望
インターンシップはほとんどの学生が参加しているということがわかりましたが、学生が企業に求める要望をまとめたのでご紹介します。
4-1.プログラム内容と実施期間をもう少し長くして欲しい
最近のインターンシップでは、学生と企業どちらも1dayや1週間ほどの短期間しか実施されていないというケースがほとんどです。
これは企業にとっても長期間のインターンシップをコロナ禍でおこなうのが負担になるのと、学生もより多くの企業に参加するということから短期間の傾向にあります。
その結果、長期インターンシップがほとんど無くなってしまい、学生にとっては実際の業務内容があまり理解できずに、インターンシップを終えてしまうということを不満に感じたりもするようです。
4-2.インターンシップの機会を増やして欲しい
インターンシップは夏の他にも秋・冬にも開催されますが、多くの企業は夏をメインとしています。
大学生によっては、部活や卒業課題、授業の関係などで、参加することが困難な場合があるので、インターンシップの機会を増やして欲しいとの声もありました。
4-3.目的や内容の提示をして欲しい
インターンシップを開催する上で、どういう目的でどのような内容をこれからおこなっていくのか提示されないまま、インターンシップが開催されるということもよくあるみたいです。
最初に説明がないと、学生としても何をしていいのか不安になるので、具体的に明示してほしいとの意見がありました。
4-4.コロナ対策について
今となってはほとんどの企業がコロナ対策を講じているかと思いますが、対面型のインターンシップでは、学生とって感染する不安があります。
そのため、募集段階でどのような感染防止対策をしているのかをもう少し詳細に書いてほしいという声が多数あがりました。
5.まとめ
今回はコロナ禍でのインターンシップの状況についてご紹介しました。
インターンシップは学生と企業の双方にとって非常に重要な機会となっており、今後もオンライン形式を積極的におこなうという企業も多いのではないでしょうか。
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参考資料:
DODA|【学生アンケート調査】2022卒学生への就職活動に関する調査結果 2020年11月
DODA|【2022卒インターンシップ状況調査リリース】インターンシップはもう参加した?納得の就職につなげる5つのポイント
HR PRO|第122回 2022年卒学生の「希望するインターンシップ」や「活用している就職サイト」とは
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