採用アウトソーシング(RPO)の市場規模は拡大中?今後の将来性について解説!
現在の日本では超売り手市場となっており、多くの企業が人材の確保に必死です。しかし、人材不足の影響で採用活動にリソースが割けない企業も少なくありません。
そんなときにおすすめなのが採用アウトソーシング(RPO)。採用担当者や人事の方であれば一度は聞いた事があるのではないのでしょうか。日本でも多くの企業が利用しています。
そこで今回は採用アウトソーシングの(RPO)の基本情報や市場規模・今後の将来性について解説します。
目次
採用アウトソーシング(RPO)とは
採用アウトソーシング(RPO)とは、自社の採用業務をほかの企業に委託することです。ちなみにRPOとは「Recruitment Process Outsourcing」の略。
業務には、担当者の専門的な知識やスキルが必要な「コア業務」と担当者以外でも対応できる「ノンコア業務」の2つに分類されていますが、採用アウトソーシング(RPO)では、ノンコア業務のみ依頼できます。ちなみにアウトソーシングと似ている言葉として「委託」や「外注」と呼ばれることもあります。
それぞれの言葉の意味は以下の通りです。
アウトソーシング:コア業務へ集中するためにノンコア業務を委託する
委託:自分たちの代わりに業務を人へと委託する
外注:業務の中でも一部だけを外部へと委託する
詳しくは以下の記事をご覧ください。
▶RPO(採用アウトソーシング)とは?サービス内容やメリット・依頼するときのポイントについて紹介!
採用アウトソーシング(RPO)に依頼できる業務内容
採用アウトソーシングに依頼できる業務内容は以下の通りです。
・求人情報の作成や出稿
・電話やWeb、郵送での応募受付
・スクリーニング作業
・面接日程の調整
・選考時のデータ集約
・企業説明会の会場準備
・内定者への連絡 など
上記のほかにもノンコア業務であれば、採用アウトソーシング(RPO)に依頼できます。特にノンコア業務の中でも面接日程の調整に時間がかかる人は少なくありません。業務の中でも大きくリソースを割いているのであれば、一刻も早く採用アウトソーシング(RPO)に依頼するのがおすすめです。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
▶【採用担当者必見!】面接の日程調整をアウトソーシングする選択とメリット
採用アウトソーシング(RPO)にかかる費用や料金形態
採用アウトソーシング(RPO)に依頼する場合、どれくらいの費用がかかるのか気になる担当者も多いはずです。
結論から話すと、採用アウトソーシング(RPO)会社によって大きく異なります。つまり、ピンキリです。ただし、料金形態が3つに分かれているので、どれを選ぶかによってある程度の費用が計算できます。
月額一律料金型 | 従量課金型 | 成果報酬型 | |
費用 | 5〜100万円 | 委託する業務内容による
例)面接のスケジュール設定 :月5万円~ DMやスカウトメールの配信 :月3万円~ |
提示する条件による
例)実際に内定を承諾した求職者の年収の◯% |
特徴 | 毎月一定の決まった金額を支払う料金形態 | 委託する業務量に応じて支払う料金が変動する料金形態 | 実際に成果が発生してから報酬を支払う料金形態 |
詳しくは以下の記事をご覧ください。
▶採用代行(RPO)の詳しい費用相場や料金形態とは?依頼できる業務内容についても解説!
採用アウトソーシング(RPO)の市場規模は拡大している
近年の採用アウトソーシング(RPO)の市場規模などについてもみていきましょう。
ちなみに2014年から2019年のデータはこのようになっています。
2014年 5,108億円
2015年 5,660億円
2016年 6,112億円
2017年 6,625億円
2018年 7,193億円
2019年 7,815億円
数字から見てもわかるようにRPOの市場規模は年々拡大傾向にあります。2014年の5,108億円に対して2019年は7,815億円となっており、1.5倍も増加していることがわかります。
人材派遣・人材紹介のマンパワーグループが企業の人事担当者400名を対象に調査したデータによると、7割の人事担当者が採用アウトソーシング(RPO)を利用していることが判明しました。
ちなみに、採用アウトソーシング(RPO)を利用したことで得られたメリットは以下の通りです。
労働時間の削減:47.4%
コア業務への特化・集中:44.1%
コスト削減:37.4%
コミュニケーションコストが発生したり情報漏洩したりするリスクを懸念する声もありますが、それ以上のメリットが得られていると感じる採用担当者が多いみたいです。
なぜこれほどRPOの市場規模が拡大しているのでしょうか。
主な理由としては少子高齢化に伴う人口の減少です。
現在の日本の人口は約1億2000万人ですが、30年後の2050年には1億人を切ると言われています。人口の減少に伴い、若年層も年々減ってきているので、売り手市場は更に加速し、自社のノウハウだけでは人材を確保することが困難になります。
また、最近ではダイレクトリクルーティングなどの新しい採用手法が導入されたこともあり、自社の採用ノウハウが追いつかず、採用のプロであるRPOに委託するという企業も増えてきているのです。
今後もますます少子高齢化が加速していき、優秀な人材の獲得がさらに難しくなります。優秀な人材を確保するためにもより採用活動のクオリティを上げたいと考える企業も今まで以上に増えていきます。
企業も人手が足りない中、人材要件の設定や説明会で使用する資料の充実化などのコア業務に時間を割きたいと考えるはずなので、それに伴いRPOの市場規模は今後もますます拡大していくでしょう。
採用アウトソーシング(RPO)の市場規模が拡大するにつれて採用アウトソーシング(RPO)全体の料金形態も引き上げられる可能性があります。そのため、今のうちに採用アウトソーシング(RPO)を検討して、他社との差別化を図ることが重要なのです。
採用アウトソーシング(RPO)を依頼するなら株式会社ニューズベースへ
採用アウトソーシング(RPO)の市場規模拡大に伴いRPOを提供する企業も増えてきました。そのため、どの企業に依頼しようか迷うという人も少なくありません。そんな時は、株式会社ニューズベースにお任せください。
株式会社ニューズベースでは、年間400件以上の取引実績によって満足いただけるサービスを提供しています。採用アウトソーシング(RPO)では専任のプロジェクトマネージャーが中心となって業務を進行するので、初めて利用する人であってもお気軽にご相談できます。
予算があらかじめ決まっている場合でもご安心ください。予算に応じた柔軟な対応が可能です。また、自社での業務が完結できる内製化支援もおこなっております。
採用アウトソーシング(RPO)に関してのご相談はこちらからお気軽にお問い合わせください。
採用アウトソーシング(RPO)は早い段階で検討しておくのがベスト
本記事では、採用アウトソーシングの(RPO)の基本情報や市場規模・今後の将来性について解説しました。
採用アウトソーシングを利用することで、コア業務へ注力できたり労働時間の短縮につながったりするなどのメリットがあります。今後も日本では労働人口の減少化が予測されるため、今後も採用アウトソーシング(RPO)を利用する企業が増えることは間違いありません。
そのため、少しでも競合他社との差別化を図りたいのであれば、今のうちから採用アウトソーシング(RPO)の導入を検討してみましょう。