リーダー研修を実施することで期待ができる効果とは?基礎知識や実施内容についても解説!
企業を成長させるためには、チームをまとめることのできる存在「リーダー」が必要不可欠です。
そのため、多くの企業では新たなリーダーを育成するために、リーダー研修を開催しています。
本記事では、リーダー研修の基礎知識やリーダー研修を実施することで期待ができる効果・リーダー研修の主な内容について紹介します。
目次
リーダー研修とは?
リーダー研修とは、その名の通り新たなリーダーを育成するために開催される研修のことです。
リーダーに必要なさまざまな能力・スキルを研修を通じて学び、実務に活かすことを目的としています。
昨今、多くの企業でリーダー研修が行われています。
リーダーシップ研修との違いについて
リーダー研修と似ている言葉として、「リーダーシップ研修」があります。双方で大きく違うのは参加対象者です。
リーダー研修の場合、新たなリーダーを育成するために開催されます。そのため、参加対象となるのはリーダーとしての素質がある人材や、既にリーダーとして活躍している人材です。
一方のリーダーシップ研修は、基本的に全従業員が参加対象となる研修です。個々の従業員の主体的な行動や判断を促進する目的で開催されるもので、組織全体のパフォーマンス向上を狙っています。
リーダー研修が注目を集めている理由
リーダー研修が注目を集めている理由として、人材の流動化が挙げられます。
これまでの日本企業は、年功序列制度を採用しており、同じ企業で長く働けば働くほど役職や給与がアップするといった状況でした。
しかし、少子高齢化によって人件費の負担が大きくなるなど、さまざまな要因で終身雇用制度が崩壊しつつあります。
また、現在は転職するのが当たり前となってきており、人材の流動化が加速したことで、人手不足に頭を悩ませている企業が増えてきているのです。
そのような状況を打破するためにも、少ないメンバーでこれまで以上の成果を出すことが求められます。
成果を出すためには、リーダーの力量が大きく影響しています。そのため、リーダー研修が注目を集めているのです。
リーダーに求められる能力やスキル
リーダーに求められる能力やスキルは、以下の通りです。
- ティーチングスキル
- 業務に対する知識や経験
- コーチングスキル
- コミュニケーションスキル
順番に解説します。
ティーチングスキル
ティーチングスキルとは、自身のスキルや知識などを相手に教えるスキルです。
リーダーとしてチームや組織を引っ張り、成長させていくためには、自分だけがスキルや知識を吸収するだけではいけません。
それをメンバーに伝えなければいけないため、ティーチングスキルはリーダーにとって欠かせないスキルです。
業務に対する知識や経験
リーダーは、チームや組織において見本となるような存在でなければいけません。
チームメンバーを育成するのもリーダーの役目であり、業務においても常にリーダーが見本を示せる必要があります。
そのため、業務に対する知識や経験は必ず身につけておかなければなりません。
コーチングスキル
リーダーにはコーチングスキルも欠かせません。
なお、コーチングとは何かしらの問題や課題に対して、答えを導くためのサポートをすることです。
コーチングスキルがあることで、それぞれが自身の問題や課題に対して向き合い解決できるようになるので、メンバーの主体性を高められます。
コミュニケーションスキル
密にコミュニケーションを図ることで、チームや組織内で信頼関係が生まれて、お互いのことを深く理解できるようになります。
その結果、スムーズな連携が可能となり、効率よく業務が行えるようになるので、リーダーにとってコミュニケーションスキルは必須です。
リーダー研修を実施することで期待ができる効果
リーダー研修を実施することで期待ができる効果は、以下の4つです。
- リーダーとしての自覚を持たせる
- 育成スキルが身につく
- コミュニケーション力を鍛えられる
- 判断力が身につく
一つずつ解説します。
リーダーとしての自覚を持たせる
いきなりリーダーを任せられた場合、「具体的にどのようなことをすればいいのかわからない」と頭を悩ませる人がほとんどでしょう。
リーダー研修では、主にリーダーの役割やメンバーに対しての指導方法などを学べるため、リーダー研修を実施することでリーダーとしての自覚を持たせられます。
リーダー研修の具体的な内容については、次項で詳しく解説します。
育成スキルが身につく
リーダーは、チームや組織を引っ張っていく立場として、メンバーを育成しなければいけません。
リーダー研修では、メンバーへのマネジメント方法やティーチングスキルなどについて学習できます。
そのため、メンバーを教育するための育成スキルが身につきます。
コミュニケーション力を鍛えられる
リーダーとして活躍するためには、メンバーとの関係性を構築して信頼を得る必要があります。
メンバーからの信頼を得るためにも、常日頃のコミュニケーションが重要です。
リーダー研修では、リーダーとして欠かせないスキルであるコミュニケーション力も鍛えられます。
判断力が身につく
リーダーはチームや組織における責任者であるため、重要な判断を任されることもあります。もし、判断を誤ってしまうと、大きな損失となることも珍しくありません。
リーダー研修ではそういった場面で重要となる判断力も身につきます。
その結果、重要な決断をしなければいけないときであっても、正しい判断が下せるようになるはずです。
リーダー研修の実施内容
リーダー研修では、主に以下の内容について学びます。
- リーダーに求められる役割:「リーダーになることで、どのようなことをしなければいけないのか」求められる役割について認識する
- リーダーとしての仕事の進め方:リーダーになると自身の業務だけでなく、メンバーの管理も行わなければいけないので、仕事の進め方について学習する
- リーダーになるために必要な能力やスキルの習得:リーダーになるために必要な能力やスキルについてしっかり把握し、実際に習得する
- メンバーに対する指導方法:誤った指導方法をしてしまうと、メンバーとの関係性が悪化してチームや組織全体がまとまらなくなる可能性があるので、メンバーに対する適切な指導方法について学習する
まとめ
本記事では、リーダー研修の基礎知識やリーダー研修を実施することで期待ができる効果・リーダー研修の主な内容について紹介しました。
リーダーに求められる能力やスキルとして、ティーチングスキルや業務に対するコミュニケーションスキル・コーチングスキルなどが挙げられます。
リーダー研修を実施することで、リーダーとしての自覚を持たせられるだけでなく、育成スキルや判断力などを身につけられます。
そのため、これから新たなリーダーを育成したいのであれば、リーダー研修を積極的に開催しましょう。
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