リーダーシップ研修とは?注目されてきている理由や効果・学習内容についても解説!
組織を拡大させたり、売り上げを伸ばしたりするためには、チームのメンバーを牽引できるようなリーダーが必要となります。
そのため、「リーダーシップ研修」の開催を検討しているという企業も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、リーダーシップ研修の基礎知識や注目されている理由・学習内容・ポイントなどについて解説します。
目次
リーダーシップ研修とは?
リーダーシップ研修とは、名前の通りリーダーシップを発揮できる人材を育成するための研修のことです。
なお、リーダーシップとは、組織を率いる「指導力」や「統率力」のことを指します。
リーダーシップを発揮することによってチームや組織が一丸となり、全体的なパフォーマンスの向上に期待ができることから、昨今は多くの企業でリーダーシップ研修が開催されています。
リーダー研修との違い
リーダーシップ研修と似ている言葉として挙げられるのが、「リーダー研修」です。
言葉自体は非常に似ていますが、参加対象者が大きく異なります。
リーダー研修の場合、新たなリーダーを育成するために開催される研修ということもあり、参加対象者はリーダーとしての素質がある人材、もしくは既にリーダーとして活躍している人材です。
一方のリーダーシップ研修は、リーダーシップを発揮できるような人材を育成するための研修であるため、基本的に全従業員が参加対象となります。
それぞれの言葉の意味を間違えないようにしましょう。
リーダー研修について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
リーダー研修を実施することで期待ができる効果とは?基礎知識や実施内容についても解説!
リーダーシップ研修が注目されてきている理由
リーダーシップ研修が注目されてきている理由として、以下の2つが挙げられます。
- 少子高齢化による労働人口の減少
- VUCA時代の到来
順番に解説します。
少子高齢化による労働人口の減少
日本では、少子高齢化による労働人口の減少が深刻な問題となっているため、企業は限られた人材を活かして成果を上げていく必要があります。
今いる人材での成果を最大化するためにも、組織力を向上させることができるリーダーシップのある人材は必要不可欠です。
こういった背景から、リーダーシップ研修が注目されています。
VUCA時代の到来
デジタルテクノロジーの急速な進化や世界情勢の変化などによって、現代はまさにVUCA時代といえます。
なお、VUCAとは以下4つの単語の頭文字を取ってできた言葉であり、将来を予測するのが困難な状態のことです。
- Volatility(変動性)
- Uncertainty(不確実性)
- Complexity(複雑性)
- Ambiguity(曖昧性)
VUCA時代を生き抜くにあたって、先頭に立ってメンバーを牽引するリーダーの存在が必要となるため、リーダーシップ研修の開催を検討する企業が増えてきたのです。
リーダーシップ研修で期待ができる効果
リーダーシップ研修で期待ができる効果は、以下の2つです。
- 理想とするリーダー像が明確になる
- コミュニケーションスキルの向上に期待ができる
一つずつ解説します。
理想とするリーダー像が明確になる
メンバーの強みや弱みを見極めて能力を向上させる「コーチ型」のリーダーもいれば、自身の考えをメンバーに伝えて実行に移してもらう「専制型」のリーダーもいます。
リーダーにもさまざまなスタイルがあるため、自分がどのスタイルに適しているのかを正確に把握できていないという人も少なくありません。
一方、リーダーシップ研修によって理想とするリーダー像が明確になるため、それに沿って効率的に知識やスキルを習得することが可能です。
コミュニケーションスキルの向上に期待ができる
リーダーシップ研修では、リーダーに必要な知識やスキルを習得する中で、コミュニケーションスキルの向上にも期待ができます。
その結果、チームのメンバーとはもちろん、外部の人とも円滑なコミュニケーションが図れるようになり、頼れるリーダーとして信頼を得られるはずです。
リーダーシップ研修での学習内容
リーダーシップ研修での学習内容は、以下の通りです。
- リーダーとしての主な役割
- メンバーに対する指導方法
- 業務の進捗管理
順番に解説します。
リーダーとしての主な役割
まずは、リーダーとしての主な役割について学んでいきます。
リーダーの主な役割としては、目標の設定やメンバーの育成・チームのモチベーション維持などが挙げられます。
リーダーの役割について具体的に学ぶことによって、自身が身に着けるべき要素が明確になるほか、実際にリーダーではなかったとしても、高い視点でチームの状況を見ることができるようになります。
メンバーに対する指導方法
メンバーに対して指導するのも、リーダーの役目です。
ただ、間違った指導方法を行ってしまうと、メンバーとの間に亀裂が生じて関係性が悪化するといったリスクがあります。
そのため、リーダーシップ研修では、メンバーに対する適切な指導方法についても学びます。
業務の進捗管理
リーダーは、業務の進捗管理も行わなければいけません。
業務の進捗管理がしっかりできていないと、納期に間に合わずにクライアントからの信用を失ってしまいます。
そのためリーダーシップ研修ではメンバー同士における情報共有のやり方や、タスク管理の方法についても学びます。
効果的なリーダーシップ研修を開催するために意識すべきポイント
効果的なリーダーシップ研修を開催したいのであれば、以下2つのポイントを意識しましょう。
- アウトプットする機会を設ける
- 外注を検討する
一つずつ解説します。
アウトプットする機会を設ける
リーダーシップ研修で学習した内容を自身の知識やスキルとして身につけてもらうためには、インプットだけでなくアウトプットすることも重要となってきます。
そのため、研修終了後には学んだことを実践できる機会を設けましょう。
外注を検討する
リーダーシップ研修は基本的に全従業員が参加対象者となるため、規模も大きくなります。そのため、自社のリソースだけでは開催するのが難しいと感じる企業も多いのではないでしょうか。
そのようなときには、研修の外注を検討しましょう。外注することによって、現在の社内リソースでもリーダーシップ研修を実施できるほか、研修のプロがサポートしてくれるため、研修クオリティの向上にも期待ができます。
ただし、外注業者は数多くあるので、実績や料金・サポートしてくれる範囲などを比較検討した上で選びましょう。
まとめ
本記事では、リーダーシップ研修の基礎知識や注目されている理由・学習内容・ポイントなどについて解説しました。
少子高齢化による労働人口の減少やVUCA時代の到来によって、リーダーシップ研修が注目されてきています。
リーダーシップ研修によって、理想とするリーダー像が明確になったりコミュニケーションスキルの向上に期待ができたりするので、本記事を参考に開催を検討してみましょう。
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