研修旅行を開催するメリットとは?種類や注意点などについても解説!
企業の中には、研修の一環として研修旅行を開催するところもあります。
単なる社員旅行ではなく研修もセットになっているものですが、研修旅行を開催することで、どのような効果が期待できるのでしょうか。
本記事では、研修旅行の種類や開催するメリット・注意点などについて解説します。
目次
研修旅行の種類
研修旅行は、大きく分けると以下の4種類に分類されます。
- 講義型:企業理念や業務内容といった自社に関する基礎知識を座学で学ぶ
- ワークショプ型:参加者が主体的に参加する体験型の講座であり、グループワークをメインに行う
- 研修ツアー型:自社と関連のある施設を見学したり、サービスを体験したりする
- ハイブリッド型:座学やワークショップ・施設の見学などを組み合わせて実施する
それぞれの特徴をしっかり把握した上で、自社に最適なスタイルを選びましょう。
研修旅行を開催するメリット
研修旅行を開催するメリットは、以下の4つです。
- 効果的な研修が期待できる
- 従業員同士の仲が深まる
- モチベーションが向上する
- 新たなアイディアが浮かぶ
順番に解説します。
効果的な研修が期待できる
研修旅行では、オフィスから離れた場所で研修を開催することもあり、普段の業務を行う必要がありません。
そのため、業務の心配がなく研修に集中できるという効果が期待できます。
従業員同士の仲が深まる
研修旅行は多くの従業員が参加するので、部署や部門が異なることから社内でこれまで話す機会がなかった従業員と交流もできます。
社員旅行の一面も兼ね備えており、従来の研修よりも長い時間一緒に過ごすこととなるため、自然と従業員同士の仲が深まるはずです。
モチベーションが向上する
研修旅行では、ホテルや旅館で宿泊することが多く、普段から働いている従業員同士で寝食を共にします。
その結果、一体感が生まれて「このメンバーと一緒に今後も自社に貢献したい」という気持ちを新たにする機会となります。
さらに、帰属意識の向上にもつながるでしょう。
新たなアイディアが浮かぶ
研修旅行では、通常業務から離れて普段と違う環境で研修に臨むことになります。
また、部署を超えてさまざまな社員とのコミュニケーションが生まれます。
その結果、いつもと違った新しいアイデアが浮かぶきっかけとなるかもしれません。
研修旅行を開催する上で決めるべきこと
研修旅行を開催する上で、以下5つの内容について決める必要があります。
- 目標の設定
- 予算の調整
- 開催時期の決定
- 行き先の決定
- ホテルや旅館の確保
一つずつ解説します。
目標の設定
まずは目標の設定です。
前項でも述べたとおり、研修旅行を開催することで従業員同士の仲が深まったり、モチベーションが向上したりするなどのメリットが期待できます。
しかし、目標が設定されていないと、それらの効果が実感できない可能性があります。
そのため、「なぜ研修旅行を開催する必要があるのか」まずは目標を設定しましょう。
予算の調整
研修旅行を開催するにあたって、食費や交通費・宿泊代などがかかります。
自社で全額負担する企業もあれば、一部の費用を従業員に負担してもらうといった企業もあります。
一部の費用を従業員に負担してもらう場合、あまりにも高額だと不満の声が挙がり、参加率が下がる原因となるため、適切な予算に調整しましょう。
開催時期の決定
いつ研修旅行を開催するのか、開催時期についても決めなければいけません。
一人でも多くの従業員に参加してもらいたいのであれば、くれぐれも繁忙期は避けましょう。
また、告知が遅いと従業員によっては既に予定が埋まってしまう可能性もあるので、3ヵ月〜半年以内には告知するようにしましょう。
行き先の決定
研修旅行の行き先は、研修旅行を開催する目的や目標に応じて決めましょう。
候補が多すぎてなかなか決まらない場合には、従業員にアンケートを取るのもおすすめです。
ホテルや旅館の確保
研修旅行を開催するにあたって、ほとんどの企業が1泊2日や2泊3日といった宿泊を兼ねるケースが多いので、ホテルや旅館を確保する必要があります。
宿泊先でも研修が開催できるよう、貸し会議室があるホテルや旅館を選ぶのがおすすめです。
研修旅行を実施する際の注意点
研修旅行を実施する際には、以下3つについて注意しましょう。
- 従業員の意見を反映させる
- 事前準備をしっかり行う
- 経費にできるかを確かめる
順番に解説します。
従業員の意見を反映させる
「参加してよかった」と思えるような研修旅行を開催したいのであれば、従業員の意見をしっかり反映させることが重要です。
そのため、アンケートで従業員の意見を調査してみましょう。
アンケートの内容をもとに行き先やプログラム1日のスケジュールを決めることで、有意義な研修旅行となるはずです。
事前準備をしっかり行う
- 新幹線の乗車時間を間違えて伝えてしまい、待ち時間が発生した
- 研修のコンテンツを詰め込みすぎていて、時間が押してしまった
- お店の予約が取れておらず、別のお店を見つけるのに時間がかかった
上記のようなトラブルが発生してしまうと、せっかくの研修旅行が台無しとなるため、担当者は事前準備をしっかり行いましょう。
宿泊先やお店を予約する際には、担当者同士でダブルチェックするといった体制を整えるのがおすすめです。
経費にできるかを確かめる
研修旅行にかかる費用を経費として計上する場合、以下の条件を満たす必要があります。
- 全体の50%以上の従業員が参加すること
- 研修旅行の期間が4泊5日以内であること
- 自社の負担金額が少額であること
- 従業員以外にかかる費用は自社で負担しないこと
- 参加しない従業員に対して費用の代わりとなる金銭を支給しないこと
上記の条件を守らないと、経費として計上できない可能性があるので、注意が必要です。経費にできるか不安ということであれば、税理士や旅行会社に相談してみましょう。
まとめ
本記事では、研修旅行の種類や開催するメリット・注意点などについて解説しました。
研修旅行は、講義型やワークショップ型・研修ツアー型などがあり、開催することで従業員同士の仲が深まったり、モチベーションが向上したりするといったメリットが期待できます。
研修旅行を成功させたいのであれば、従業員の意見をしっかりと反映してトラブルが起きないよう、事前準備を行いましょう。
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本記事を参考に、研修旅行の開催を検討してみましょう。