研修担当の仕事内容や向いている人の特徴・身につけるべきスキルなどを解説!

公開日:2023.06.22

人事異動や配置転換によって、研修担当者になることも珍しくありません。

研修担当者は名前の通り、研修の準備や運営をすることが主な役割ですが、具体的にどのような業務内容なのか理解していない担当者も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、研修担当者の仕事の流れや身につけるべきスキル・向いている人の特徴などについて解説します。

 

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企業研修の実情

eラーニングシステム「learningBOX」を運営している株式会社龍野情報システムが、研修担当者を対象に「人材教育についての悩み」に関する調査を行っています。

「社内研修と外部研修、どちらが多いですか?」という質問をしたところ、以下のような回答結果となりました。

  • 社内研修のみ:38.5%
  • 社内研修の方が多い:38.1%
  • 外部研修の方が多い:11.2%
  • どちらも同じくらいである:9.9%
  • 外部研修のみ:2.3%

つまり、7割以上の企業は社内研修を中心に研修を実施しています。

また、「研修の内容は毎年変更していますか?」という質問に対しては、「はい」と答える担当者が67.1%という結果になりました。

 

さらに「実際の社員教育や研修の現場において苦労していることを教えてください」という質問では、以下の3つが主な課題となっています。

  • 研修を受ける社員のモチベーションが低い
  • 研修後の成果を把握しきれていない
  • 研修のための人材育成や教育に手が回っていない

多くの企業が研修に対して課題を感じており、特に3点目にあるように、研修担当の育成・教育について課題に感じている企業も多いようです。

 

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研修担当者の仕事の流れ

着任してから研修担当者が行う仕事の流れは以下の通りです。

  • 実施している研修内容をチェック
  • 研修内容を検討
  • 研修の実施
  • 研修終了後の分析

順番に解説します。

1.実施している研修内容をチェック

まずは実際に実施している研修内容をチェックします。特に以下の項目について注目しましょう。

  • 誰をターゲットにしているか
  • どのような目的で実施しているか
  • どのような内容となっているか

2.研修内容を検討

次に研修内容について検討します。現在の研修内容に納得しているのであれば、問題ありません。

しかし、研修の効果が実際の現場で実感できていないのであれば、一から見直す必要があります。

過去の開催時に得られたフィードバックや分析成果なども活用しながら、見直しを進めましょう。

3.研修の実施

検討した内容を基に、実際に研修を実施します。

実施後に速やかに分析できるよう、録画したりアンケートを取ったりするのがおすすめです。

4.研修終了後の分析

研修が終了したら、アンケートや録画した内容をもとに分析を行います。

研修は、一回実施しただけで自分たちが思うような効果が得られることはほとんどありません。定期的にPDCAを回して徐々に効果を高めていきましょう。

 

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研修担当者が身につけるべき4つのスキル

研修担当者が身につけるべきスキルは以下の4つです。

  • 運営スキル
  • 企画提案スキル
  • ティーチングスキル
  • 分析スキル

一つずつ解説します。

運営スキル

研修担当者は、いかにスムーズに研修を運営できるかが問われます。

そのため、研修担当者にとって運営スキルは、一番重要なスキルといっても過言ではありません。

企画提案スキル

研修を開催する上で、「どのような研修内容が参加者にとって効果があるのか」を研修担当者は考える必要があります。

提案次第で研修内容は大きく変わるので、企画提案スキルは欠かせません。

ティーチングスキル

研修担当者になる上で、ティーチングスキルも重要です。

ティーチングとは、「誰かに対してノウハウを教える」という意味です。企業によっても異なりますが、研修担当者は講師に選ばれることもあります

講師によって研修のクオリティは大きく変化するので、講師に選ばれる可能性がある場合には、身につけておきましょう。

分析スキル

研修後は、さらに効果的な研修が開催できるよう、アンケートや録画した内容をもとに分析を行います。

そのため、分析スキルも身につけておきたいスキルです。

 

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研修担当者に向いている人の特徴3選

以下の3つに該当する人は、研修担当者に向いています。

  • マルチタスクができる
  • 相手の立場になって物事を考えられる
  • 人前で話すのが好き

順番に解説します。

マルチタスクができる

研修担当者になると、やるべき業務が豊富にあるので、複数の業務を同時並行で進めなければいけません。

そのため、一つの物事に集中して成果を上げられる人よりも、マルチタスクができる人の方が研修担当者に向いています。

相手の立場になって物事を考えられる

研修担当者は、参加者にとって研修が有意義な時間となり、実際の現場でもすぐに活用できるようなスキルを身につけてもらうことを目的としています。

そのためには、「どのような研修を開催すれば効果的なのか」を常に考えなければいけません。

つまり、相手の立場になって物事を考えられる人は研修担当者として活躍できるはずです。

人前で話すのが好き

研修担当者になると、ミーティングで自分の企画を提案したり、研修の講師になったりすることもあります。

そのため、人前で話すのが好きな人は研修担当者に向いているといえるでしょう。

 

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研修はアウトソーシングすることが可能

研修を実施するにあたって、研修内容を決めたり会場を設営したりするなど、さまざまな業務があります。

研修担当者の負担が非常に大きいので、リソースの観点から自分たちだけで研修を開催できるか不安に感じる担当者も多いはずです。

そんなときには、アウトソーシングを検討してみましょう。

アウトソーシングとは、業務の一部を外部に委託することです。研修業務の一部をアウトソーシングすることで、担当者の負担が軽減されて研修クオリティの向上につながります。

ただし、アウトソーシングすることで費用がかかったり、研修内容にズレが生じたりする恐れがあるので、依頼する場合には複数社から見積もりを取って、なるべく実績が豊富なアウトソーシング会社を選びましょう。

 

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まとめ

本記事では、研修担当者の仕事の流れや身につけるべきスキル・向いている人の特徴などについて解説しました。

運営スキルや企画提案スキル、ティーチングスキルなどを身につけておくことで、研修担当者としての活躍が期待できます。また、マルチタスクができる人や相手の立場になって物事を考えられる人は研修担当者に向いているといえます。

研修業務はアウトソーシングすることが可能なので、自社のリソース不足を懸念している担当者は、活用を検討してみましょう。

 

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ピンポイントでの依頼はもちろん、トータルでのサポートも承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

 

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