研修の受講率が低い要因とは?実際の割合や高めるためのポイントを紹介!

公開日:2024.11.19

研修は、企業が成長していく上で欠かせない人材育成手法の一つです。

しかし、研修の受講率が上がらずに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、研修の受講率、研修の受講率が低い要因、研修の受講率を高めるためのポイントについて解説します。

 

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研修の受講率

世間一般における研修の受講率がどれくらいなのか、気になる方もいるはずです。

厚生労働省が調査したデータによると、OFF-JTを受講した「労働者全体」の割合は34.3%で、そのうち「正社員」が42.8%、「正社員以外」は18.9%であることが判明しました。

なお、OFF-JTとは業務外での研修のことであり、正社員と正社員以外では2倍以上の差があることが明らかとなっています。

次に男女別における受講率について見てみると、「男性」は41.0%で「女性」は26.6%となっています。

年齢別における受講率は、以下の通りです。

  • 20~29歳:41.6%
  • 30~39歳:36.4%
  • 40~49歳:33.8%
  • 50~59歳:31.6%
  • 60歳以上 :25.9%

年齢を重ねるにつれて受講率が低下しているのがわかります。

追加情報として、パーソル総合研究所が実施した「学び合う組織に関する定量調査」によると、業務外の学習時間は56.1%が「0時間」で、過去3年以内の研修受講経験は72.7%が「ひとつもない」と回答していることが明らかとなりました。

このことから、多くの方が「自身の時間をかけてまで学習しようとは思わない」ということが伺えます。

 

参考:
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/newpage_00159.html
https://jinzainews.net/26797111/

 

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eラーニングの受講率が上がらなくて困っている中小企業は多い

新型コロナウイルス感染症の影響によってテレワークが普及したことで、eラーニングを導入した企業も少なくありません。

eラーニングは時間や場所の制約がなく、自分のペースで学習できることが最大の魅力ですが、eラーニングの受講率が上がらなくて困っている中小企業が多いのが現状です。

目標達成クラウド「ジョブオペ」を展開している、株式会社給与アップ研究所が中小企業の経営者を対象に、社員教育の課題に関する実態調査を行いました。

その結果、「eラーニングを実践する上での課題を教えてください」との質問に対して「導入したが受講率が上がらない」という課題を持っている経営者が48.8%もいることがわかりました。

 

参考:https://ideatech.jp/posts/article-230207-c

 

研修の受講率が低い要因

研修の受講率が低い要因として、以下の3つが考えられます。

  • 受講する時間がない
  • 受講するモチベーションが湧かない
  • 受講計画を立てられない

順番に解説します。

 

受講する時間がない

全国でキャリアスクールを運営する株式会社リンクアカデミーが、eラーニングを導入している企業の人事担当者・社員を対象にアンケートを行ったところ、eラーニングの受講が進まない要因について「受講する時間がない」と答えた方が38.6%と、最も多いことがわかりました。

受講する時間がない要因として、日々の業務量が多いことや、別の用事に時間を割いていることが挙げられます。

 

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000070464.html

 

受講するモチベーションが湧かない

受講するモチベーションが湧かないことも、研修の受講率が低い要因として挙げられます。

同様のアンケートにおいて、「受講するモチベーションが湧かない」と答えた方は27.1%と、2番目に多いことがわかりました。

受講するモチベーションが湧かない要因として、集中できる環境が整備されていないことや、受講したいと思うようなコンテンツではないことなどが挙げられます。

 

受講計画を立てられない

eラーニングやOFF-JTといった研修の場合、基本的に自身で受講計画を立てなければいけません。

しかし、日々の業務に忙殺されて時間を確保できなかったり、そもそも受講計画を立てるのが面倒だったりするなど、さまざまな理由で受講計画を立てられない恐れがあります。

その結果、研修の受講ができず受講率の低下につながるのです。

 

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研修の受講率を高めるためのポイント

研修の受講率を高めたいのであれば、以下4つのポイントを意識しましょう。

  • 受講したいと思わせるようなコンテンツにする
  • 研修の必要性や意義を伝える
  • メール案内や声掛けを行う
  • 研修方法を変える

一つずつ解説します。

 

受講したいと思わせるようなコンテンツにする

研修の受講率を高めたいのであれば、受講したいと思わせるようなコンテンツにしましょう。

具体的には、ビジネスシーンを想定したケーススタディを題材としたり、業務でよく使用する専門用語を習得させたりするなど、実際の業務ですぐに使えそうなコンテンツにするのがおすすめです。

コンテンツは定期的に更新して、最新の情報を提供することを心がけましょう。

 

研修の必要性や意義を伝える

なぜ研修を受講する必要があるのか」研修の必要性や意義をしっかりと伝えることで、研修に対するモチベーションの向上につながります。

併せて目的や目標も設定することで、ゴールが明確となり、研修に対してさらに意欲的になるはずです。

 

メール案内や声掛けを行う

メール案内や声掛けを行うのも非常に効果的です。

メール案内や声掛けを行うことで、リマインド効果に期待ができるようになり、忘れずに受講してもらえるようになります。

その結果、受講率の向上につながるはずです。

 

研修方法を変える

企業によって従業員の属性は異なるので、受講率が低い場合には思い切って研修方法を変えてみるのがおすすめです。

これまで従業員の自主性を重視してeラーニングやOFF-JTを中心に行ってきたのであれば、OJTや対面研修に変えてみましょう

そうすることで、従業員も新鮮な気持ちで研修を受講できるため、受講率の向上に期待ができます。

 

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研修を自社で開催するにあたって「経験やリソース不足のため、自分たちだけで開催できるか不安」と感じる方もいるはずです。

そのような場合には、株式会社ニューズベースにお任せください。

株式会社ニューズベースでは、研修運営アウトソーシングを提供しており、研修スケジュールの作成や備品の準備・当日の進行管理・アンケートの集計など、研修に関するさまざまな業務のサポートをトータルで行っています。

大手企業から中小企業・大学・官公庁まで業界業種問わず、年間400案件以上の運営実績があり、研修におけるプロが担当するため、受講率の向上にもつながるはずです。

支援実績のなかでも、特にご要望の多かった業務範囲を3種類のパッケージプランとしてご提供しておりますので、予算に合わせて柔軟に選べます。

まずはお気軽にお問い合わせください。

 

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まとめ

本記事では、研修の受講率、研修の受講率が低い要因、研修の受講率を高めるためのポイントについて解説しました。

厚生労働省の調査によると、研修手法の一つであるOFF-JTの受講割合は「労働者全体」の34.3%と決して高い数値とは言えません。

また、株式会社給与アップ研究所の調査より、中小企業の48.8%がeラーニングの受講率が上がらないことに頭を抱えており、その要因として受講する時間がない・受講するモチベーションが湧かない・受講計画を立てられないことが挙げられます。

研修の受講率を高めたいのであれば、受講したいと思わせるようなコンテンツにしたり、研修の必要性や意義を伝えたりすることを心がけましょう。

研修でお困りの場合は、株式会社ニューズベースにご相談ください。

 

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