研修講師に必要なスキルとは?社員から講師を選ぶポイントも紹介
「研修講師になるためには、どのようなスキルが必要となるのだろう」
「研修講師を選ぶ際には、どこに注目したらいいのだろう」
研修講師について、このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、研修講師に求められるスキルや選び方・研修を成功させるために講師が意識すべきポイントについて解説します。
目次
研修講師とは?
研修講師とは、講座や研修で講師を務める人のことを指します。
講師によって講座や研修のクオリティが変わるといっても過言ではないため、講師選びは非常に重要です。
なお、講師は従業員のなかから選定する「社内講師」と、外部へ委託する「社外講師」の2つがありますが、本記事では社内講師を中心に説明します。
研修講師に求められるスキル
研修講師に求められるスキルとして、以下の3つが挙げられます。
- コミュニケーションスキル
- ファシリテーションスキル
- 資料作成スキル
順番に解説します。
コミュニケーションスキル
1つ目は、コミュニケーションスキルです。
研修では、受講者に対して一方的に話すだけでなく、受講者と対話をしながら進めていくこともあります。
その際に円滑なコミュニケーションが取れなければ、研修に対する受講者のモチベーションは次第に下がってしまうでしょう。
また、研修講師は受講者の反応を伺いながら、話す口調や抑揚を柔軟に変えていくことが求められるため、研修講師にとってコミュニケーションスキルは必要不可欠なスキルといえるでしょう。
ファシリテーションスキル
2つ目は、ファシリテーションスキルです。
ファシリテーションとは、集団行動において円滑に進むよう舵取りすることを指します。
研修では、ディスカッションやグループワークなど、受講者同士で話し合う機会を設けることも少なくありません。
その際にファシリテーションスキルがあることで、正確な時間管理が行えるようになり、スムーズな進行が可能となります。
資料作成スキル
3つ目は、資料作成スキルです。
研修講師は、研修を開催する上で資料を一から作成しなければいけません。
資料の内容がわかりづらかったり視覚的に見づらかったりすると、研修そのもののクオリティが下がってしまう可能性があります。
そのため、研修講師にとって資料作成スキルは非常に重要なスキルです。
研修資料の作り方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
社内における研修講師の選び方
社内における研修講師の選び方として、以下の3つが挙げられます。
- コミュニケーションスキルがあるか
- 専門知識やさまざまな経験を有しているか
- 受講者の目線に立って指導できるか
一つずつ解説します。
コミュニケーションスキルがあるか
前項でも述べたとおり、研修は受講者に対して一方的に話すだけでなく、受講者と対話をしながら進めていくこともあります。
また、研修講師は受講者の反応を伺いながら話す口調や抑揚を柔軟に変えていくことが求められます。
これらのことから、研修講師を選ぶ際には、コミュニケーションスキルがあるかどうかを確認しましょう。
専門知識やさまざまな経験を有しているか
研修講師は、受講者から尋ねられた質問に対して的確に答えなければいけません。
また、ときには自身の経験談を交えることによって、受講者の理解が深まるような研修を心がける必要があります。
そのため、専門知識やさまざまな経験を有している人物こそが研修講師にふさわしいでしょう。
受講者の目線に立って指導できるか
受講者が研修内容を理解して自身の業務に活かせるようにするためには、研修講師が受講者の立場になって考え、わかりやすく丁寧に指導することが欠かせません。
そのため、研修講師を選ぶ際には、受講者の目線に立って指導できる人物であるかどうかも見極めましょう。
研修を成功させるために講師が意識すべきポイント
研修を成功させたいのであれば、講師は以下のポイントを意識しましょう。
- 事前準備は念入りに行う
- 伝わりやすい話し方を意識する
- 実体験を盛り込む
- グループワークやディスカッションの機会を設ける
- 研修終了後にはアンケートや振り返りを行う
順番に解説します。
事前準備は念入りに行う
研修を成功させるためには、事前準備が何よりも重要です。
研修前に事前準備すべきことは、以下の通りです。
- 研修における最終ゴールの設定
- 一連の流れについての把握
- 資料の作成
- 質問に対する回答の用意
資料を作成する際には、なるべく画像や表などを用いて視覚的にわかりやすくすることを心がけることが大切です。
また、受講者の混乱を防ぐためにも、難しい言葉や専門用語は使わないようにしましょう。
質問されそうな内容の回答をあらかじめ用意しておくことで、当日質問されても慌てることなく回答できるため、おすすめです。
伝わりやすい話し方を意識する
話すスピードが速かったり声量が小さかったりすると、受講者は内容が聞き取れない可能性があります。
そのような事態を防ぐためにも、話すスピードはゆっくりで会場の後ろの席まで届くくらいの声量で話しましょう。
伝わりやすい話し方を意識することで、受講者の理解度も深まります。
実体験を盛り込む
可能であれば、実体験を盛り込んでみましょう。
実際の業務で失敗したことや成功して嬉しかったことなど、自身の体験談を伝えることで、受講者は親近感が湧くようになります。
その結果、研修内容も記憶に残りやすくなるため、事前にいくつかのエピソードを用意しておきましょう。
グループワークやディスカッションの機会を設ける
研修講師が受講者に対して一方的に話す研修の場合、受講者は次第に飽きて集中力が低下してしまいます。
その結果、受講者の意欲が下がり研修の効果が損なわれてしまうでしょう。
効果的な研修を開催したいのであれば、グループワークやディスカッションの機会を設けましょう。
グループワークやディスカッションの機会を設けることで、インプットした内容をアウトプットできるため、研修内容の理解が深まり、集中力の持続化にもつながります。
研修終了後にはアンケートや振り返りを行う
研修終了後にアンケートや振り返りを行うことで、受講者は今回の研修で学習した内容を整理できます。
また、次回の研修を開催する上で改善点を見つけるきっかけにもつながるため、忘れずに行いましょう。
まとめ
本記事では、研修講師に求められるスキルや選び方・研修を成功させるために講師が意識すべきポイントについて解説しました。
研修講師に求められるスキルとして、コミュニケーションスキルやファシリテーションスキル・資料作成スキルが挙げられます。
社内で研修講師を選ぶ際には、専門知識やさまざまな経験を有しているか、受講者の目線に立って指導できるかなどを基準に考えましょう。
研修を成功させたいのであれば、事前準備を念入りに行ったり、グループワークやディスカッションの機会を設けたりすることが大切です。
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