企業概要

全日本空輸株式会社　様
事業内容：定期航空運送事業、不定期航空運送事業、航空機使用事業、その他附帯事業

ANAグループは、航空事業を中心としたエアライングループとして、国内外の航空ネットワークや顧客基盤を活かしながら様々な事業を展開しています。持株会社であるANAホールディングス（株）が最適な経営資源配分を行うとともに、各事業会社の自律的な経営をサポートし、グループ全体で持続的な企業価値の向上を追求しています。

ANAグループに入社したということを強く感じてもらいたい

―5年ぶりの格納庫での入社式、コロナ禍を経ての再開催、どんな思いを込めた入社式だったのでしょうか？

ANAグループに入社したということを強く感じてもらえる式典にしようというのを一番重視していました。
だからこその格納庫開催でもありますし、名物のANA Team HND Orchestra（通称：羽オケ）を呼んで演奏をしてもらったりと、ANAグループの一員となったと感じてもらえるプログラムにすることを意識していました。

また、ANAグループのビジョンが70周年にあたる昨年に刷新*¹され、「ワクワク」というキーワードが社内でもよく用いられるようになりましたので、それを入社式でも感じてもらえるようにしたい、そういう入社式をやりたいという思いがありました。

*¹ANAグループ新ビジョン・・・ワクワクで満たされる世界を

－再開催を決められた理由をお教えください。

やはり、ANAグループを一番イメージしやすいのが航空関連事業であり、その中心となる格納庫での入社式というのは、ANAグループに入社したと実感できる場であると思っています。
コロナにより非常に厳しい状況に陥り、グループの一体感を感じてもらう機会が少なかった中で、改めてグループとしての一体感を感じていただける記念すべき初日ということもふまえ、格納庫で入社式を開催しようと判断しました。

また、グループ各社社員へ事前ヒアリングをしたところ、格納庫での入社式ができなかった世代からも「是非格納庫での入社式を体験して欲しい」という声が出ました。そのような背景もあり、格納庫での開催に至りました。

ほとんどが初めて入社式を担当するメンバー

―入社式のプロジェクトチームは何名で構成されていますか？

メインのメンバーは11名です。
運営の主軸となっているメンバー4名と、動画を作ってもらったり素材を集めたりしてもらったメンバーが7人います。この7名はグループ各社からプロジェクトメンバーを募って集まったメンバーです。
グループ合同の入社式で、プロジェクトメンバーにグループ会社の方が入るのは今回が初めてでした。

今回集まったメンバーは入社式やイベントを業務の中で行ったことがないこともあり、ところどころに手作りな感じが見られます。でもそれがかえってANAらしさというか、完璧なものよりも温かさが伝わるような入社式ができるんじゃないかなと感じていました。

各社からメンバーが増えても混乱するようなことはなく、力を貸してくれてプラスになりました。
連携を深めてうまくやり取り出来たなという印象です。チームの人数が増えたために難しくなるようなことは全然感じなかったですね。

主軸のメンバーも含めて、ほとんどが始めて入社式を対応するメンバーでしたが、みんなで力を合わせてやりたいなと思っていました。

内製で苦戦した昨年の経験を踏まえ、
安定開催のためにプロの力を借りることを決意した

―なぜ業務委託を活用しようと思ったのでしょうか？

実は昨年は、ANA本社とグループ個社をオンラインで繋ぎ、各社ごとに入社式を行いました。
規模は小さかったのですが、内製だとやはりオペレーション・運営面が大変で、各会場を中継する際の音声等、調整がとても難しかったんです。

今年は格納庫での開催ということになりましたが、主軸メンバーの私たちも格納庫での入社式に主担当として携わるのは初めてで、大きな会場で式典を執り行った経験もなく、どんな式典になるのかという不安がありました。
そこで、過去に開催していた時のようにプロの力を借りようということになりました。

－ニューズベースに業務委託しようと思った理由は何でしょうか？

過去にもお願いしていた*²ニューズベースさんとやるのがいいのではないかという声が社内からもあがり、依頼することになりました。
ほかにもいくつかのイベント会社に費用感を確認したりはしたのですが、費用の面を含めて準備段階から細かくサポートしてくれていたこともあり最終的にニューズベースさんにお願いしたいと思いました。

*²・・・ニューズベースでは過去の格納庫開催を含め2008年～ANAグループ様の入社式サポートを対応

タイムスケジュールをきっちり管理してくれたので
他の業務と並行して入社式の準備ができた

―導入にあたってネックになっていたことや心配していたことはありますか？

私たち側が未経験なのでうまくいくか心配というのはありましたが、ニューズベースさんに対しての心配はありませんでした。

ニューズベースさんは過去に担当してくれていた実績もあるので、前回どうしていたか等を何度も調べていただいたりしていましたが、誠実な方々だなという印象を感じていましたし、そこがとても素敵だなと思っていました。

－ニューズベースのサービスを活用してみての率直な感想をお聞かせください。

おかげさまで無事入社式を成功できました。前日も当日も朝から遅い時間までお付き合いいただき本当に感謝しています。

格納庫での入社式をはじめて経験してみて、格納庫は本来イベントをするようなスペースではないこともあり、事前の調整が本当にすごく大変でした。その中で、当日無事皆さんに喜んでいただけるような式典を安全に完遂できたのはやはりニューズベースさんの支えがあったからだなと思っています。感謝の気持ちでいっぱいです。

どう進めればいいのかわからない中で、全体のタイムスケジュールをきっちり決めていただいたのがすごく助かりました。
現状の課題や今できていないことの整理をしてくれて、それをいつまでに片づければいいかといったリードやフォローもしっかりしていただいたので、他の業務をやりながらでも入社式の業務が進めやすかったです。動画やプログラムについても相談に乗っていただけてありがたかったです。

想定外のトラブルにも冷静に対応してくれる安心感

―ニューズベースの特に良かったポイントは何でしょうか？

格納庫で開催するにあたり、設営等の業者が入るには事前申請が必要だったのですが、ある業者の方が事前登録されていた車両と異なる車両で来てしまうというトラブルがありました。
その時にニューズベースさんが瞬時にどうするかの対応をとってくれて、さすがだなと思い勉強になったんです。私が焦ってしまっている中で、すぐに「こうしたほうがいい」という指示を出してくださったので、冷静ですごく頼もしかったです。やっぱり慣れていらっしゃるなと感じました。

そのほかにも、3000人弱の新入社員が格納庫に移動するためのバスの手配をしていた際、わかりにくい案内になってしまっている箇所があったのですが、そこにニューズベースのスタッフの方が気づいてくれて、「もっとこうした方がいい」と瞬時に改善案を共有してくれたこともありました。その場でそこをすぐに変更してくれて、臨機応変な対応がありがたかったです。

大規模なイベントでもプロの知見を借れば安定開催できる

―今回のような式典において、外部パートナーを活用するメリットとは何でしょうか？

私たちは大規模なイベントをたくさん運営してきた経験を持っているわけではありません。
通常は採用業務等をメインで担当しているチームなので、急に3000人のイベントをやりましょう、となっても実行するのは中々難しいと思っています。

プロの知見を得ることで、そういう知見がまったくない人たちでも大きなイベントを実施できるようになるというのがメリットだと思います。