新製品発表会を開催する上での必要な準備や成功させるためのポイントを紹介!
たとえクオリティの高い商品やサービスを開発しても多くのユーザーに認知されなければ意味がありません。
そこで重要になってくるのが、新製品発表会。
新製品発表会を開催することによって、多くのメディアやユーザーにPRできる機会を自ら作ることができます。今後の商品やサービスの売り上げに影響する大事な機会なので、絶対に成功させたいですよね。
そこで本記事では、新製品発表会を開催する上での必要な準備や成功させるためのポイントについて紹介します。
目次
新製品発表会で重要なこと
新製品発表会を開催する上で最も重要なことは、商品やサービスに対するコンセプトです。
新製品発表会では、数多くのメディアやユーザーがどのような商品やサービスが登場するのかを待ちわびています。特に大手企業であれば尚更です。また、「なぜこのような商品やサービスを開発しようと思ったのか」、「この商品やサービスは具体的にどのようにして使うのか」など、コンセプトが気になる人も少なくありません。
コンセプトが明確でなければ、商品やサービスの魅力が伝わらず、新製品発表会を開催した意味がなくなってしまいます。無駄にならないようにするためにも、商品やサービスに対するコンセプトを明確にしましょう。
新製品発表会が成功したと言える基準
新製品発表会はメディアを通じて消費者に製品の正確な情報を届けることが重要です。その上で必要なパブリシティの獲得ができることが目標となります。
前述のように、現在ではソーシャルメディアが発達しているため、新製品の発表会を成功と判断するには2つの要因があります。
1つ目は「メディアにどれだけ取り上げられたか?」。
2つ目は「一般参加者が現場で参加したコンテンツがリアルタイムでどれだけSNSで広まったか?」
という2点です。
幸いなことに、現在のネット社会では発表会の反響については検索エンジンやネットニュース、SNSである程度把握することが可能です。
例えば、メイクアップ用化粧品の新製品発表会の場合であれば、「ブランド名」とキーワードでニュース検索をすることで大手メディアだけでなく、専門メディアやキュレーションメディアでの報道ニュースの結果を知ることができます。また、Twitter やFacebookなどでは個人の評判や製品の口コミ、いいね!などを知ることが可能です。
こうしたSNSでの評判は一般顧客と企業に対するエンゲージメント=絆や繋がりとなり、製品や企業へのファン化にも結び付きます。新製品発表会において、まず大切なのはメディアや参加者、ひいては一般消費者の視点で「メディアに取り上げたくなるような面白いイベント」になっているかが大切です。
できるだけ多くの意見を収集して、新しい企画にフィードバックしましょう。
新製品発表会を行うメリット
新商品発表会の開催にはどのようなメリットがあるのでしょうか。以下にて3点紹介します。
新製品の魅力をより効果的に発信できる
新商品発表会では、参加者が実際に新商品を見たり・触れたり・体感したりできます。そのため、プレスリリースだけでは得られない体験価値を参加者に提供可能です。また、新商品発表会では参加者の声を直接聞いて、それに答えることができます。これらのことから、新商品発表会はより効果的に新商品の魅力を発信できるメリットがあるといえるでしょう。
新商品の認知拡大や理解度向上を期待できる
新商品発表会では前述の通り、参加者へ新商品をコアとした体験価値を提供できます。そして質疑応答の時間を設ける機会もあります。また、プレスリリースでは画像や文章でしか伝えられませんが、新商品発表会では実物があります。そのため、参加者へより具体的に新商品を理解してもらいやすく、認知拡大につながることでしょう。
メディアやSNSなどで拡散される可能性がある
新商品発表会は、メディアが取材に来てくれることがあります。取材を受ければ、新商品がより世の中に広がる可能性が高まることは間違いありません。たとえ開催企業が大企業でなくても、地域情報誌やエンタメ系・ニュース系Webメディアに取り上げられれば、新商品に注目が集まりやすくなります。
また、参加者たちがSNSなどを活用して拡散してくれる可能性もあるでしょう。新商品発表会は、さまざまな角度から新商品が世に出る可能性があることが大きなメリットです。
新製品発表会の懸念点
企業の大きなPRとなる新製品発表会ですが、実施にあたり不安や悩みがつきものです。
新製品発表会を実施した経験がなく、運営に不慣れでノウハウがない場合、発表会運営の際に必要な企画や会場手配や会場で使用する機材、出演する有名人のキャスティングの手配、メディアの誘致など、どうしたらいいのか分からないことも多くあります。
また、新製品発表会の運営経験が豊富の場合でも、「発表会がマンネリ気味で面白みがない」「もっとインパクトのある発表会にしたい」「もっとマスコミ受けする企画内容が欲しい」といった悩みも少なくありません。
個人が発信できるソーシャルメディアが発達している昨今の現代では、SNSの活用などパブリシティの獲得に以前とは違った方法も必要になるかもしれません。
新製品発表会を開催する上で必要な準備
新製品発表会を開催する上で必要な準備は以下の5つです。
・プレリリースで新商品をPR
・発表会の場所やスケジュールの確保
・サンプルやノベルティ
・インパクトのある画像
・運営者や機材の確保
一つずつ解説します。
プレリリースで新商品をPR
まず始めに、プレリリースで新商品やサービスをPRする必要があります。
プレリリースとは、新たに商品やサービスなどを提供する際、メディアの記者が利用しやすいよう情報を文書化したものです。プレリリースすることによって、メディアが記事として新製品の情報を取り上げるようになり、多くのユーザーに認知してもらえる可能性が高まります。
プレリリースの情報には、基本的な商品やサービスの情報以外に強みや利用することでのメリットなども記載すると、メディアから取り上げられる可能性が高くなるのでおすすめです。
発表会の場所やスケジュールの確保
新製品発表会の場所やスケジュールを確保する必要があります。発表会の場所は特に決まりがないので、ホテルや貸し会議室などを利用するのが一般的です。ただし、なるべく当日の参加者がアクセスしやすいような場所を抑えておきましょう。
また、スケジュールについてはなるべく余裕を持たせておく必要があります。参加者によっては1ヶ月先の予定が既に埋まっている可能性もあるので、2ヶ月後くらいがおすすめです。なるべく1人でも多くの参加者が当日出席できるように調整しましょう。
サンプルやノベルティ
サンプルやノベルティも欠かせません。サンプルやノベルティを新製品発表会の当日に出席した参加者に渡すことで、記事を執筆する際の素材にもなります。また、参加者は得した気分になり、自然と商品に対する評価が上がることにもつながるのです。
実際に使ってみた体験談こそがユーザーが購入する決め手となるので、新製品発表会では、忘れないようにしましょう。
インパクトのある画像
インパクトのある画像を用意しましょう。インパクトのある画像を用意することで、メディアの関係者がSNSで投稿したり記事を執筆したりする際の素材となるからです。
また、商品やサービスの認知度向上にもつながります。画像は新製品発表会が終了した後、メディア関係者がすぐ使えるようにメールで送ったり資料として配布したりすると、非常に効果的です。
また、SNS映えを狙いたいメディア関係者もいるので、撮影用のブースも用意すると、さらに効果が期待できます。
運営者や機材の確保
新製品発表会では、商品やサービスに合わせてBGMを流したり装飾にこだわったりする企業も少なくありません。そのため、当日の設営準備や司会・進行がスムーズに行くよう、運営スタッフの確保や機材の準備を忘れずに行うようにしましょう。
スムーズなコミュニケーションとチームワークが重要です。
新製品発表会を成功させるための6つのポイント
新製品発表会を成功させるためのポイントは以下の6つです。
・YouTubeやTikTokなどで生中継を配信する
・SNSで積極的に発信する
・ノベルティやサンプルは多めに準備する
・伝えたい内容を分かりやすく伝える
・会場の雰囲気や発表内容は製品の世界観に合わせる
・開催後のフォローも忘れずに行う
順番に解説します。
YouTubeやTikTokなどで生中継を配信する
新製品発表会を開催する目的は、新しく発売する商品やサービスを1人でも多くのユーザーに認知してもらい、購入につなげることです。そのため、YouTubeやTikTokなどを利用して同時に生中継配信するのもおすすめです。
ただし、生中継の時だけアカウントを運用してもあまり効果が得られないので、日頃から定期的に自社のSNSアカウントを運用しておく必要があります。リソースが割けず、運用するのが難しいのであれば、運用会社に依頼しましょう。
SNSで積極的に発信する
新商品発表会の効果をより高めるためには、SNSアカウントを活用して積極的に発信することも大切です。X(旧Twitter)・Instagram・Facebookなどさまざまな種類がありますが、利用者の属性はそれぞれ違うため、可能であれば全て活用することが望ましいです。
発信方法はさまざまありますが、事前に行う宣伝だけでなく、自社アカウントにて動画によるライブ配信を行うのもおすすめです。リアルタイム性がある情報発信は、SNSユーザーの心に響きやすいでしょう。また、動画をアーカイブとして残しておくことで、拡散される可能性も高まります。
ノベルティやサンプルは多めに準備する
当日の参加者によっては、ノベルティやサンプルを社内でも共有したいという理由で複数個欲しいと要望される場合もあります。
もし人数分しか用意していない場合、参加者全員にノベルティやサンプルを配布できないという事態に陥ってしまっては、自社への信頼を落としてしまうことにもつながるので、万が一に備えて多めに準備するようにしましょう。
伝えたい内容をわかりやすく伝える
新製品発表会では、商品やサービスの魅力を少しでも多く知ってもらいたいという理由から詳細に話しすぎてしまい、「結局何が伝えたかったのか」内容がよく分からないというケースも珍しくありません。
重要なのは、いかにシンプルで端的に要点を話すかということです。なるべくわかりやすく伝えることを心がけて、難しい専門用語は使わないようにしましょう。誰が聞いても理解できるように話すことが大事です。
会場の雰囲気や発表内容は製品の世界観に合わせる
新商品ごとに持っている世界観には違いがあります。どのようなコンセプトの商品なのか、商品のデザイナーや企画担当者としっかり打ち合わせを行った上で、どのような世界観があるのかを明確にしましょう。
その上で、会場の雰囲気や発表内容は、新商品の世界観を踏まえ、魅力をより引き立たせることを意識しましょう。
例えば、グラフィックデザインや空間デザインを施すことで、参加者の気持ちを盛り上げることができます。SNSでのライブ配信をしている場合は、見せたい演出部分をしっかり映し出すことも意識すると効果的です。
また、企業イメージに合わない演出は逆効果になることがあります。これまでにない革新的な新商品であるなら別ですが、築き上げてきた企業イメージも考慮して、統一感を出すことも必要な場合があります。全てのバランスを考慮して、新商品の世界観・魅力を引き立てていきましょう。
開催後のフォローも忘れずに行う
新商品発表会では、開催後のアフターフォローも重要です。参加してくれた小売店、既存の顧客、そして関係者や支援者に対してしっかりアフターフォローを行いましょう。
もちろん、参加者へのフォローも忘れてはいけません。丁寧なアフターフォローを個別に行えば参加者の満足度が高まります。新商品への印象はもちろんですが、企業に対しても良いイメージを持ってくれることでしょう。その結果、SNSによるポジティブな口コミや拡散がされることもあります。さらには、参加者が企業を信頼してくれるようになり、既存商品や次の新商品の販促につながることもあるでしょう。ファンになってくれて、リピート購入してくれる可能性も高まります。
アフターフォローの方法としては、新商品のメンテナンスや活用方法のアドバイス、販促物や資料、限定割引キャンペーンの案内などがあります。企業や商品に合わせ、適切なアフターフォローを行ってください。
まとめ
本記事では、新製品発表会を開催する上での必要な準備や成功させるためのポイントについて紹介しました。
新製品発表会の良し悪しによって商品やサービスの売り上げが決まると言っても過言ではありません。そのため、企業は新製品発表会に注力する必要があります。しかし、人手不足の影響によって新製品発表会にリソースを割けない企業も多いのではないのでしょうか。
そんなときには、弊社、株式会社ニューズベースにお任せください。ニューズベースでは、新製品発表会の準備やスケジュール確保・当日の進行なども全て委託できます。年間400件以上の案件実績もあるので、初めて依頼する方でも安心です。新製品発表会を成功させて少しでも売り上げを伸ばしたいのであれば、検討してみましょう。
今回の記事を参考に、新製品発表会を成功させましょう。