研修でゲーミフィケーションを取り入れるメリットやデメリット・手順について紹介!
効果的な研修を開催するために、ゲーミフィケーションを取り入れようと検討している企業も多いのではないでしょうか。
しかし、ゲーミフィケーションを取り入れるメリットやどのように導入すれば効果的なのか、あまり把握していないという担当者もいるはずです。
そこで本記事では、ゲーミフィケーションの基礎知識や取り入れるメリット・デメリット・手順について解説します。
目次
ゲーミフィケーションとは?
ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素をゲーム以外の物事に応用する取り組みのことです。
「ゲーム化(Gamify)」という言葉から派生したといわれています。
研修においてゲーミフィケーションを取り入れることで、コミュニケーションが活発になったり、研修に対するモチベーションが高まったりするなどのメリットに期待ができます。
研修でゲーミフィケーションを取り入れるメリット
研修でゲーミフィケーションを取り入れるメリットは、以下の3つです。
- コミュニケーションが活発になる
- 研修に対するモチベーションが高まる
- 短時間で成功体験と失敗体験を得られる
順番に解説します。
コミュニケーションが活発になる
研修でゲーミフィケーションを取り入れることで、ほかの受講者と協力しながら研修を進めていくようになるため、自然とコミュニケーションが生まれます。
活発なコミュニケーションを行うことで、研修を受講する前と比較すると、受講者同士の相互理解も深まっているはずです。
研修に対するモチベーションが高まる
一般的な研修では、講師が受講者に対して一方的に知識やノウハウを伝える構図であることが珍しくありません。
そのため、研修に対して受け身の姿勢でいたり、モチベーションが低かったりする受講者も少なくありません。
しかし、研修でゲーミフィケーションを取り入れることで、受講者はゲーム感覚で研修を楽しめるようになり、自然とモチベーションが高まります。
その結果、従来の研修よりも効果に期待ができるようになるはずです。
短時間で成功体験と失敗体験を得られる
研修でゲーミフィケーションを取り入れることによって、短時間で成功体験と失敗体験の両方を得られます。
研修期間内にどちらも体験することで、従来の研修よりも多くの学びが得られるようになり、業務につながるスキルが自然と身につくはずです。
研修でゲーミフィケーションを取り入れるデメリット
研修でゲーミフィケーションを取り入れるのは、メリットだけでなくデメリットもあります。
主なデメリットは、以下の2つです。
- コストがかかる
- 内容次第ではすぐに飽きられてしまう
一つずつ解説します。
コストがかかる
研修でゲーミフィケーションを取り入れる場合、具体的にどのような内容にするのかを考える必要があります。
また、自社に適したオリジナルの要素をゲーミフィケーションとして取り入れたいのであれば、一からプログラムを開発しなければいけません。
リソースや時間・開発費など、さまざまなコストがかかるため、注意が必要です。
内容次第ではすぐに飽きられてしまう
せっかく研修でゲーミフィケーションを取り入れたとしても、ゲームの内容が面白くなかったり、何度も同じゲームを実施していたりすると、すぐに飽きられてしまいます。
その結果、ゲーミフィケーションの効果を実感できないまま終わってしまうでしょう。
そうならないようにするためにも、受講者がどのような内容を求めているのか、ニーズをしっかりと把握した上で取り入れることが大切です。
研修でゲーミフィケーションを取り入れる際の手順
研修でゲーミフィケーションを取り入れる際の手順は、以下の5ステップです。
- 目的を設定する
- クエストを設定する
- 報酬を決める
- フィードバック要素を加える
- 進行度を可視化する
順番に解説します。
1.目的を設定する
まずは「研修でゲーミフィケーションを取り入れることで、どのようになりたいのか」という目的を設定しましょう。
多くの企業では、従業員のモチベーション向上や業務の効率化などを目的として、研修でゲーミフィケーションを取り入れています。
ただし、企業によって抱えている課題や解決したい問題は異なるので、自社に適した目的を設定することが大切です。
2.クエストを設定する
目的を決めたら、クエストを設定します。クエストとは受講者がクリアすべき課題のことです。
クエストがあまりにも難しいと、受講者はクリアできない可能性があるので、ヒントを用意したり難易度を調整したりすることが大切です。
3.報酬を決める
クエストを設定したら、報酬を決めましょう。
報酬の内容によって、受講者のモチベーションも変わってくるため、十分に話し合った上で決めることが大切です。
報酬の一例として、ポイントやバッジシステムが挙げられます。
4.フィードバック要素を加える
報酬を決めたら、フィードバック要素を加えましょう。
フィードバックすることで、受講者は自分のよかった点や改善すべき点などを客観的に把握できるようになり、次回に活かせます。
5.進行度を可視化する
フィードバック要素を加えたら、最後に進行度を可視化することも忘れずに行いましょう。
進行度を可視化することで、自身がどれくらいまでタスクを終わらせているのかを把握できるようになり、モチベーションにつながります。
自然と受講者同士でライバル意識が芽生えるようにもなるので、おすすめです。
研修でゲーミフィケーションを取り入れる際の注意点
研修でゲーミフィケーションを取り入れる際には、以下の2点に注意しましょう。
- ゲームバランスの取れた難易度にする
- 過度に競争させない
一つずつ解説します。
ゲームバランスの取れた難易度にする
研修でゲーミフィケーションを取り入れる上で、あまりにもゲームの内容が簡単すぎると、受講者はすぐにクリアしてしまい、すぐに飽きられるでしょう。
逆にゲームの内容が難しすぎると、受講者はクリアするのを途中で諦めてしまい、本来の効果に期待ができなくなります。
そのため、研修でゲーミフィケーションを取り入れる際には、簡単すぎず難しすぎないバランスの取れた難易度にすることを心がけましょう。
過度に競争させない
ゲーミフィケーションで受講者同士を競争させることによって、モチベーションの維持につながります。
しかし、競争が激化すると受講者同士の関係性が悪化したり、ストレスの増加につながったりする恐れがあるため、過度に競争させないよう、十分に気をつけましょう。
まとめ
本記事では、ゲーミフィケーションの基礎知識や取り入れるメリット・デメリット・手順について解説しました。
研修でゲーミフィケーションを取り入れることで、受講者同士のコミュニケーションが活発になったり、研修に対するモチベーションが高まったりするなどのメリットに期待ができます。
ただし、コストがかかったり内容次第ではすぐに飽きられしまったりするといったデメリットもあるので、注意が必要です。
研修でゲーミフィケーションを取り入れる際には、バランスの取れた難易度にしたり、過度に競争させたりしないよう、注意しましょう。
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