社内表彰でモチベーションアップ!メリット・デメリットを解説

公開日:2020.04.21  更新日:2022.04.07
社内表彰でモチベーションアップ!メリット・デメリットを解説

多くの企業が従業員のモチベーションを高める仕組みとして社内表彰という制度を取り入れています。社内表彰とは従業員が会社に貢献したことを取り上げて、その功績を讃える制度です。

日々の行動や会社への貢献を認められて、全社員の前で表彰されるという経験は、当該社員のやる気を高めるだけでなく、その他の社員に対してもポジティブな影響を与えます。社員のモチベーションが高まることにより、企業

業績や生産性に多くのメリットを与えることにもなります。
今回は社員表彰の概要と表彰をする際の基準やメリット、その他重要ポイントについてわかりやすく紹介します。

 

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社内表彰制度とは

社内表彰制度は、従業員が優れた功績を残したり、組織全体への貢献した時に会社が感謝の気持ちを込めて行うものです。

表彰制度と評価制度の違い

社内表彰は、業務の内容に限らず幅広い貢献に対して表彰を行います。また、その結果は公表され、組織全体で共有するのが一般的です。それに対して、人事評価は担当業務や仕事の成果に対して行うものです。結果は公表されません。

モチベーションを上げるために行う

表彰は、「頑張った分だけ評価される」「評価されるチャンスは自分にもある」と思えることから、従業員のモチベーション向上やエンゲージメント醸成に効果的です。

 

お役立ち資料

社内表彰が従業員にもたらすメリット

①離職率の低下

表彰制度は、自然と従業員のやりがいを生むことになります。社内表彰が目標になれば、どの部署の従業員でも評価を得られ、表彰されるチャンスがあるため自社での評価や頑張りにつながるため、離職率の低下につながります。

働き方が変わる中で、一つの企業で働き続けてもらうための取り組みは欠かせません。せっかく育てた人材が流出してしまうことを防ぐための方法として、社内表彰は有効です。

②理想とする社員像の浸透

社内表彰によって表彰される従業員は、他の社員に対しての規範になり、「この人レベルまで仕事ができれば表彰されるかもしれない」という基準になります。

また、会社にとっては「従業員に求める動きはこれだ」ということを具体的に伝えるきっかけになります。従業員が表彰されることを目標にすれば、自然と自社が求める人材が育つような環境が整い、より良い人材教育につながるのです。

③エンゲージメント・モチベーションの向上

エンゲージメントとは、「愛着心」や「貢献意欲」のことです。社内表彰によって「この会社は自分のことを評価して、報いてくれている」という気持ちが芽生えるようにできるのが、社内表彰のポイントです。

また、社内表彰で授与する褒賞品に従業員の声を反映することによって、「自分達のことを考えてくれている」「声がしっかり聞いてもらえる」ことによってモチベーションも上がることが期待できます。

 

社内表彰のデメリット/注意点

①逆効果となる可能性がある

表彰制度は、会社からの評価によって行われるものです。しかし、表彰される社員が他の従業員にとって納得できない表彰対象に偏りがあるなどすると、不公平な運用という印象がうまれ、逆効果となります。

表彰制度を導入する時には、選定基準や評価の内容を公表する、社内規約にページを作るなど、全社員にオープンな形にすることで明確かつ公平性のあるルールを定めておく必要があります。

②社員間のコミュニケーションに悪影響の可能性がある

社内表彰は、誰もが表彰されるチャンスがあり、内容が良ければ良いほど受賞を目指そうとする人が増えるため、競争意識が高まってきます。この競争が激化すると、社員間・部署間でのコミュニケーションが悪化する可能性が高まります。

個人受賞、部署受賞、特別賞など複数の賞を用意することや社員同士の投票によって決める賞を作るなどして、多くの人が賞を受賞できる制度を整えてくことで、「社内表彰をきっかけにして関係性が悪くなる」ことを防げます。

③一定のリソースが必要になる

社内表彰の制度を整えて運用するにあたっては、選考のための時間や表彰のための準備、褒賞品の用意などにコストが必要になります。「福利厚生の一環」として行う企業は多い分、特定の従業員に負担がかかりすぎないような配慮はすべきです。

企業によっては、専門的な会社にサポートを依頼することがあります。企画のアドバイスや運営などの準備を外部に委託することで、従業員だからこそできる業務に注力できれば。負担を減らすことが可能になります。

 

社内表彰の種類と内容は?

ここからは、一般的な表彰制度の種類と内容について解説していきます。

永年勤続表彰

永年勤続表彰とは、社員の勤続年数に応じて会社から表彰される制度です。一般的には入社20年、30年という節目のタイミングで表彰されることが多いようです。

日本は終身雇用性をとっていることもあって、最も馴染みの深い表彰です。

定年退職表彰

定年退職表彰は、定年退職に際して会社から表彰されるものです。長年、社業発展に貢献してきた社員に対しての労いという意味が大きい表彰と言えるでしょう。

正規雇用の社員だけでなく、非正規雇用の社員であっても表彰の対象としている企業が多いようです。

営業優秀者表彰

営業優秀者表彰も、広く一般的に多くの企業が採用している表彰制度です。一定期間の中で傑出した営業成績を出した社員に対して与えられる表彰です。

表彰する基準を明確に数字で示すことができるため、成果を報酬などに反映しやすく、社員のモチベーションアップにも役立ちます。

改善提案表彰

改善提案表彰は、社内における改善活動に対しての貢献に対して与えられる表彰制度です。
日常の業務改善や、安全活動など社内業務全般の改善に寄与する提案や行動をしてた社員に与えられる表彰です。

職務発明・考案表彰

職務発明・考案表彰は、新製品や新技術などの開発、従来製品の改良などといった社業に有益な開発・考案をおこなった社員やチームなどに対する表彰です。特に特許や意匠登録などに対して表彰する企業が多いようです。

社名啓発表彰

社名啓発表彰は、スポーツや各種活動などを通じて、社名の知名度向上に寄与したことに対する表彰です。

社長賞・年間MVP

社長賞・年間MVPは、営業系で導入している企業が多い表彰制度です。

年間で最も活躍した社員に対して贈られる年間MVPや、特筆して讃えられるべき成果を出した社員に対して与えられる社長賞などがあります。

努力賞・奨励賞

努力賞・奨励賞には明確な基準がありませんが、今後の可能性や期待に対して贈られる社内表彰です。

 

社内表彰の褒賞品とは?

社内表彰の褒賞品としては、次のようなものが一般的です。社員が「もらって嬉しいもの」「モチベーションが上がるもの」であることはもちろんのこと、「社内表彰の価値を高められるもの」であることが重要です。

 

・金一封

・旅行券や商品券

・カタログギフト(お取り寄せギフト)

・ポイント(商品やサービスに利用可能)

・有給休暇

・記念メダルやトロフィー

・最新家電

など

 

これらの褒賞品は、複数種類用意して社員に選んでもらうようにするのが効果的です。「社員に寄り添ってくれている」「意思を大切にしてくれている」ということが感じてもらえることで、社内表彰受賞へのモチベーションやエンゲージメントの向上につながります。

また、褒賞品や社内表彰に関するアンケートをとることで社員のニーズを反映するようにするとより効果的な社内表彰制度が整えられます。

 

なお、社内表彰の種類によっては「課税対象になるかどうか」は意識しなければなりません。「課税処理をするかしないか」についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

▶「社内表彰の際には注意!表彰金・表彰品の課税ラインとは

自社だからこそできるオリジナリティのある褒賞品を用意するだけでなく、思いがけないトラブルなどがないようしっかり準備をした上で、社内表彰を盛り上げていきましょう。

 

制度導入時の手順とポイント

1)目的を明確化する

まず、「何のために社内表彰をするのか」「行うことで得たい結果は何か」を明確にしておきましょう。「なんとなく流行っているから」「喜んでもらえそうだから」という形で始めてしまうと、トラブルになる可能性があるため注意が必要です。

2)表彰の種類、選考基準、褒賞などを決める

どういった表彰を行うか、選考基準はどのように定めるか、それぞれの賞によって褒賞品は何にするか(選択制か)など、社員全員にわかりやすいような基準などを決める必要があります。社内だけで決めるのではなく、社内イベントのプロなどに意見を聞くことで、より良い制度を整えましょう。

3)社内規則に規定を作り周知する

目的が明確化し、表彰の基準や種類などが決まったら、社内規則に記載する必要があります。全社員に「社内表彰制度ができた」ことを知らせるだけでなく、「どうすれば表彰されるのか」といった基準などを知らせることで、モチベーションアップにつながります。

4)表彰を実施

社内規定して終わるのではなく、実際に運用していきましょう。表彰される人が現れることで、「本当にやってるな」ということがわかり、現実感が増すため「自分も表彰されたい」という思いが生まれます。

5)実施後、フィードバック

実際に表彰を行った後には、必ず振り返りを行います。選考基準にブレはなかったか、継続していける内容ものかなどを見直し、より良い制度にしていくことが必要です。また、基準や種類は時代によって変えていくべきものです。その点についても、定期的な振り返りと変更を行いましょう。

表彰制度の事例紹介

ここで、ユニークな社員表彰を取り入れている2つの会社を紹介します。

小林製薬株式会社のホメホメメール

ホメホメメールは、会社業績に貢献した社員に愛して、社長から直接メールが届くというものです。社長から直接という部分が社員のモチベーションを高めて更なる社業貢献につながるというユニークな社内表彰です。

えすとコーポレーションの急成長しているで賞

「急成長しているで賞」は、仕事の効率性向上などに貢献したと思う社員を投票で月1回選出するというもの。全社員から認められた人物を投票という形で選ぶフェアでモチベーションが上がる非常に有意義な社員表彰の制度です。

社内表彰で業績を上げよう!

今回は、「社内表彰制度」に関する解説を行いました。より良いイベントを行うためには、準備や企画を自社内で、準備や実施サポートを外部に委託するといった「分業制」がオススメです。

弊社では様々な社内イベントの運営等をサポートしてきた実績があります。興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。

 

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