キックオフの効果はすごいものだった。キックオフ向きゲーム5選
現在、年度初めや半期ごとの節目のスタートに「キックオフイベント」「キックオフミーティング」を行う会社が多くなっています。
キックオフイベントとは、プロジェクトのスタート前や期初などに行われるイベントの一つです。キックオフイベント内容は様々です。各プロジェクトチームごとの事前課題の発表をしたり、社員同士で今後どうやったらもっと良くなるかなどの意見交換を行うもの、社員同士の交流を図るためのレクレーションゲーム大会などがあります。
そもそも、なぜキックオフイベントをする必要があるのでしょうか?実際にどのような効果があるのか、こちらの記事にてキックオフの効果を説明していきます。
目次
1. キックオフを行う目的
1-1.共通のビジョンを共有する
年度の変わり目でもある新年度のキックオフでは、理念や目標、戦略などを発表します。新規プロジェクト発足時のキックオフイベントではプロジェクトの方向性の共有をし、社内の応援協力体制を促します。キックオフイベントを通して社員の全体の認識を統一し、足並みを揃える狙いがあります。
1-2.社員の仲を深め、チームワークを高める
新規プロジェクトが開始となると新しく関わるメンバーも増え、打ち解ける時間が必要になることは少なくありません。また、異動がない部署などでは「飽き」「マンネリ」が発生し生産性向上を図ることが難しくなっていることがあります。しかしキックオフイベントを開催することにより、いつもより親睦や深め風通しを良くなり、円滑な職場作りを図ることができます。
1-3.課題を強く認識する
プロジェクトメンバーは課題を明確にし、メンバー全員で認識することが大事です。新規プロジェクトの目的や、現在顧客が何を求めているのか、市場のニーズは何なのかなど、プロジェクトを進行するうえで、様々な課題を明確にし、共通の認識を持っておくことがプロジェクト成功の鍵となります。
以上がキックオフミーティングを行う上で重要になります。しっかりとキックオフミーティングの意味や目的を理解しているかどうかで、その後の新規プロジェクトの結果に影響が及んできます。
キックオフミーティングを行うためには、事前準備が必要不可欠です。
まず「イベントのゴール」を決めましょう。キックオフイベントの目的は何かを事前に決めることで、必要なプログラムが見えてきます。次に、名簿や参加案内、当日使用する道具、配布資料などを準備しましょう。イベントで使用する配布資料の内容は下記の項目を入れましょう。
・プロジェクトの目的
・キックオフミーティングのゴール
・プロジェクトで達成したいゴール
・メンバーそれぞれの役割に応じた行動事項/約束
上記の項目をイメージ図などを使い、わかりやすく記載し共有しましょう。キックオフイベントが終了後に資料を見たときに趣旨が再確認できるような資料作成を心掛けましょう。
キックオフミーティングではプレゼンテーションをする場面があります。このプレゼンテーションの際にする説明は、誰が聞いても理解、想像できるように専門用語や現代語を使わずにわかりやすく話すことがポイントです。
たくさんの人間がいる会場では、プレゼンテーションの対象者を明確にしなければ理解度が低くなり、キックオフミーティングの開催意図が伝わらず終わってしまう可能性が高くなります。事前にプレゼンテーション用の台本を作っておくこともお勧めです。
今後の方針や新規事業のプレゼンテーションが終わったら、次は交流会です。ただ交流会といってもフリータイムで自由に話す時間が設けただけでは、社員同士の交流が深くなることを望めません。そこで、キックオフで社員の交流を促進しつつも参加者が楽しめるゲームをご紹介します。
4-1.おえかきコミュニケーション
エンゲージメント向上に特化したワークショップや研修を提供するサービス「バヅクリ」が提供するワークショップです。
絵を描くという非日常な体験を共有することで、参加者の一体感を醸成します。
また、ただ描くだけでなく描いたものをシェアしあうことで、コミュニケーションの機会も作り出します。
描く内容を「るんるんという感情」や「地元のおすすめの場所」などと、自身のバックボーンや、価値観に関することにすることで、相互理解を深めることも可能です。
4-2.マシュマロ・チャレンジ
スパゲティの乾麺とテープ、マシュマロを使って18分間でより高いタワーを作るゲームです。準備時間が少なく、使用道具も安価に手に入ることから大変人気のゲームです。こちらのゲームはPDCAサイクルの必要性、手元の道具をどの用に使うのかといった発想の転換が試されます。一見タワーを作るゲームに思えますが、発想の転換で思わぬアイデアを出すチームも多く、最後の成果発表の時間は特に盛り上がります。
4-3.チームでお絵かき対決
このゲームは、チーム対抗戦、紙とペンだけでできる手軽なゲームです。お題として出される有名な人物や有名キャラクターを記憶と想像だけで書き、一番似ている絵を書けたチームが優勝となります。このゲームはレクリエーション要素が強いもので、作成後の結果発表で下手なチームが注目されることもあって笑いが起きやすい環境になることが多く、会場が盛り上がります。お酒の入った親睦会後のゲームに最適です。
4-4.チーム対抗玉入れゲーム
こちらのゲームはチームリーダーを一人決め、チームリーダーはネットのついた被り物を頭に付けます。チームリーダーは3メートルほど離れ、チームメンバーはピンポン玉をワンバウンドで投げ、チームリーダーの頭についているネットに多く入れたチームが勝ちとなります。人数が多いほうが盛り上がるゲームになります。小学生の運動会の玉入れ競争を彷彿とさせるような内容ということもあり、上司も部下など関係なく子どものように純粋に楽しめるゲームです。
4-5.なんちゃって四文字熟語
事前に司会者がテーマとNGワードを決めます。はじめにテーマのみ発表され、そのテーマに沿ってチームごとに創作四文字熟語を作ります。
四文字熟語が完成したらチームごとに順番に解説を発表します。発表後にNGワードを発表し、そのNGワードを使ったチームが負けとなります。
例:テーマ「難しいもの」
Aチーム「遠恋困難」えんれんこんなん(遠距離恋愛は難しいという意味)
Bチーム「難解女心」なんかいじょしん (女心は変わりやすく難しい)
全てのチームの四文字熟語が発表された後、NGワードが「難解」だった場合、Bチームが負けとなります。
4-6.会社にまつわる参加型クイズ
一般的なテレビのクイズ番組に出ているような常識クイズではなく、会社にまつわるクイズは盛り上がります。創業時のエピソードや会社であった面白い事件など、会社にまつわるエピソードに関するクイズにしましょう。
例として、次のような問題が挙げられます。
問題例1:会社が創業日は○○年○○月〇〇日ですが、この日にした理由が社長にはありました。それはいったい何でしょうか?
問題例2:ある日、取引先から大クレームが発生!最終的には笑って許してもらえましたが、対応した○○課長がとった行動とはいったい何でしょう?
上記のような面白いエピソードや皆が笑える問題がおすすめです。あまり知られていないエピソードでしたら選択制にして出題もいいでしょう。
5.まとめ
今回はキックオフの目的や内容、またキックオフで使える5つのゲームを紹介いたしました。
チームでプロジェクトを達成させるための準備運動のようなゲームから、お酒の席の親睦会でも使えるようなゲームなど様々なものがあります。キックオフイベントは会社としての方向性を確認する事と、社員同士の親睦を深めたりモチベーションを高めたりとたくさんの効果があります。新年度のキックオフミーティングイベントは、明確な目標を掲げ叱咤するとともに、社員の主体性を促すような演出やゲームを行いましょう。これにより社員やメンバーの結束が高まり、業績アップが期待できるでしょう。