展示会アンケートでは何を聞けばいい?設問を作成するポイントや注意点を解説

公開日:2023.07.20

「展示アンケートはどんな設問を設けたらいい?」

「アンケート作成時のポイントは?」

展示会のアンケート作成を検討されている方は、このようなの疑問をお持ちではないでしょうか?

本記事では、展示会アンケートの設問内容や、作成時のポイント、注意点などについて解説しています。

これからアンケートを作成される方はぜひ参考にしてみてください。

 

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展示会アンケートとは

展示会アンケートとは、展示会イベントの際にブース訪問者に回答してもらうアンケートのことです。

展示会アンケートを有効活用できれば、顧客理解を深められ、今後のマーケティング施策のヒントが得られるでしょう。

 

展示会アンケートの目的

展示会アンケートの目的は以下の2つです。

  • 適切なアプローチ手法を洗い出す
  • 顧客ニーズを把握する

それぞれ詳しく解説します。

 

適切なアプローチ手法を洗い出す

展示会の参加者にアンケートを回答してもらうことで、顧客への適切なアプローチ方法の洗い出しが可能です。

顧客によって、「認知」「興味」「比較・検討」「購買」など、購買フェーズが異なり、それぞれに対する適切なアプローチは異なります。

展示会アンケートで顧客の購買フェーズの分布が分かれば、顧客に対する訴求方法もその結果を踏まえた内容にできるでしょう。

 

例えば、展示会で商品のことを初めて知り、「今後検討したい」と考えている顧客には、メルマガ登録など、商品の魅力をじっくりと伝えていく施策が適しています。

一方で、「購入のための見積もりを出したい」顧客には、すぐに商品購入の手続き方法を伝えたり、導入に向けた具体的な話をしたりするべきです。

 

このように、展示会アンケートで顧客フェーズを把握することで、適切なアプローチ方法が明確になるでしょう。

 

顧客ニーズを把握する

展示会アンケートのもう一つの目的は、顧客ニーズを把握することです。

顧客ニーズを把握すれば、その内容に合わせた自社商品の訴求を行うことができます

また、ニーズを満たす商品が自社にない場合は、アンケートで得られた回答をもとに新商品の開発に役立てることもできるでしょう。

 

アンケートに必要な項目は?

アンケートには、以下のような項目を入れておきましょう。

  • 記入者の部署と役職
  • ブースに訪れた目的
  • 抱えている課題
  • 希望の予算
  • 商品の購入意思

最低限これらの項目を入れておくことで、顧客フェーズやニーズ、実際に購買される可能性が高い価格帯を把握できるでしょう。

記入者の部署と役職を記入してもらうことで、決裁権がある人物かどうかも推測できます。

この他にも、状況に応じてアンケートの目的を果たすために必要な内容も加えて聞いておきましょう。

 

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展示会を成功させるアンケートを作成するポイント4選

展示会を成功させるアンケートを作成するポイントは以下の4つです。

  • シンプルで回答しやすい設問にする
  • 設問数は10問以内に抑える
  • 設問内容はセールス担当と協議する
  • 個人情報の利用目的を記載する

それぞれ詳しく説明します。

 

シンプルで回答しやすい設問にする

答えるのに時間を要する設問を設けてしまうと、アンケート回答者の負担が大きくなってしまうので、設問はシンプルで回答しやすい方が好ましいでしょう。

展示会イベントの参加者は、たくさんのブースを回っており、多くのアンケート回答に協力している可能性が高いです。ひとつひとつのアンケートに労力をかけられないので、回答に負担がかかるものは避けられがちになってしまいます。

質の高い回答を得るためにも、回答者目線で答えやすい設問を設けるよう心がけましょう。

 

設問数は10問以内に抑える

展示会には、多くのブースが出展されており、参加者はブースを回るのに忙しいです。そのため、アンケートの設問数は短時間で答えられるように抑える必要があります。

SurveyMonkeyの調査によれば、設問数が15問を越えると離脱率が急上昇したとのことです。しかし、この調査はWeb上で行われたアンケートを対象に行ったものであり、展示会のような場面では15問ですら多いと思われます。

簡単に回答できる選択式のもので10問以内、記述式のものが含まれるならさらに減らして5~7問程度が理想です。

アンケートで聞きたい質問の一覧を洗い出し、優先順位づけした上で、設問数を絞るようにしましょう。

参考:SurveyMonkey

 

設問内容はセールス担当と協議する

アンケートの回答内容は、セールス担当が顧客に接触する際の重要な資料にもなります。

そのため、設問内容はセールス担当者と協議し、セールス時に必要な情報が得られるような設問になっているかどうか、確認してもらうようにしましょう。

 

個人情報の利用目的を記載する

個人情報の利用目的を記載している方が、顧客は安心してアンケートに回答できるでしょう。

利用目的には、以下のようなものを記載します。

  • 個人情報の利用目的
  • 個人情報の管理方法
  • 個人情報の開示の有無

記載例をご紹介します。

<個人情報の利用目的について>

◯個人情報の利用目的
・サービス向上のため
・顧客サポートの品質改良のため
・キャンペーン情報をご案内するため

◯個人情報の取り扱いについて
・記入いただいた個人情報は、上記目的のみに使用し、第三者に提供しません。また、管理責任者を定め、紛失や漏洩が発生しないよう対策をとり、厳重に保管します。

個人情報の取り扱いに不安を感じる方は多いので、丁寧に記載しておきましょう。

 

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展示会アンケート作成時の注意点

展示会アンケート作成時の注意点は以下の2つです。

  • 求める回答を誘導しようとしない
  • 曖昧な表現の設問は避ける

それぞれ詳しく解説します。

 

求める回答を誘導しようとしない

アンケート作成者が求める回答を得ようとして、誘導するような質問をしてはいけません。結果的に求めていた回答を集められたとしても意味が薄れてしまうからです。

例えば、「今後、弊社の商品を購入したいと思いますか?」という質問に対し、「すぐに購入したい」「購入を検討したい」「購入したくない」の3択であれば、購入意欲がない方でも、作成者に気を遣って「購入を検討したい」を選びがちです。

「すぐに購入したい」「購入を検討したい」の2つが全体の90%を占めたとしても、「弊社の商品に90%の方が興味を持ってくれているから確実に需要がある」とは言えないでしょう。

 

曖昧な表現の設問は避ける

回答者の感覚によって回答が異なる曖昧な表現の設問は避けましょう。

例えば、「どれくらいの頻度で書類作成のミスがおきますか?」という質問に対し、「かなり」「しばしば」「それほど」などといった選択肢は好ましくありません。

この場合、「月に5回以上」「月に2~3回」「月に1回以下」など、具体的な数字を設問に入れることで、回答者が変わっても的確な回答が得られるでしょう。

 

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まとめ

展示会アンケートを作成する際は、目的を明確に定め、必要な回答が得られるものになるよう工夫をしましょう。

その際、現場で顧客ニーズに触れる機会が多いセールス担当にも意見を聞くのもおすすめです。

アンケート内容はシンプルで答えやすく、設問数も15問以内に抑えておきましょう。求める回答の誘導や、曖昧な表現を使った設問はしないよう注意が必要です。

 

株式会社ニューズベースでは、展示会主催者・出展者サポートを提供しており、展示会アンケートの作成や展示会の備品準備・来場者対応など、さまざまな業務に対応しています。

これまで数多くの実績があり、お客様の状況や案件内容によって適切な担当者をアサインしますので、まずはお気軽にご相談ください。

 

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