採用代行(RPO)の詳しい費用相場や料金形態とは?依頼できる業務内容についても解説!

公開日:2021.09.09  更新日:2022.09.30

労働人口の減少によって社内だけでは採用業務が回らないという企業も少なくありません。そのため、最近では採用代行(RPO)を依頼する企業が増えてきています。

採用代行(RPO)を依頼する場合にはどれくらいの予算が必要になるのでしょうか。

そこで本記事では、採用代行の費用相場料金形態・依頼できる業務内容について解説します。

 

採用代行(RPO)・採用イベント支援サービスをご紹介します

採用代行(RPO)とは

そもそも採用代行(RPO)とは、「Recruitment Process Outsourcing」の略で、採用業務を自社で完結するのではなく、ほかの企業に委託することです。「採用アウトソーシング」や「採用代行」と呼ばれたりもしています。

日本では、少子高齢化によって労働人口が毎年減少傾向にあり、一人でも多くの人材を確保するために、採用業務に注力したいと考えている企業がほとんどです。しかし、採用業務そのものまで手が回らない企業が多くあります。

それらの問題を解決するための手段として近年、採用代行(RPO)を利用する企業が増えてきました。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

▶「現在注目のRPO(採用アウトソーシング)とは?サービス内容やメリットについてご紹介 

 

採用代行・採用イベントの成功事例はこちら

採用代行(RPO)に依頼できる業務内容について

採用代行(RPO)に依頼できる業務内容は主に「ノンコア業務」が中心となります。

ノンコア業務というのは、採用担当者の意思決定や判断を有する業務や設計といった「コア業務」のサポートとなる、オペレーション業務や、間接業務にあたるものを指します。

採用活動におけるノンコア業務は以下の通りです。

・求人情報の作成や出稿

・電話やWeb、郵送での応募受付

・スクリーニング作業

・面接日程の調整

・選考時のデータ集約

・企業説明会の会場準備

・内定者への連絡

 

採用活動におけるノンコア業務は非常に多いので、採用代行(RPO)に委託するだけで人材要件の設定や会社説明会のコンテンツ作成などのコア業務に時間を割く事ができます。

また、ノンコア業務と言っても応募者とのやりとりやデータ管理などがあるので、採用活動に対して重要な役割を持っています。

そのため、もしスタートアップで採用の十分な体制が整っていない企業や、エントリー数が多くリソースが不足している企業今後採用数の拡大を予定している企業などは、採用代行(RPO)を活用するのがオススメです。

 

採用代行・採用イベントの成功事例はこちら

採用代行(RPO)の相場と料金形態

採用代行(RPO)の相場と料金形態が気になる担当者も多いはずです。

採用代行(RPO)の相場に関しては、料金形態や採用代行(RPO)会社によっても異なるので、ピンキリです。数万円で済む場合もあれば、数百万円かかることもあります。

採用代行(RPO)の料金形態は、以下の3つです。

・月額一律料金型

・従量課金型

・成果報酬型

順番に解説します。

月額一律料金型

月額一律料金型は、毎月一定の決まった金額を支払う料金形態。

基本的には追加料金が発生することはなく、業務量に関係なく料金が一定のため、少しでも多く業務を依頼したい企業におすすめです。契約期間は3ヶ月・6ヶ月・1年と決められています。

従量課金型

従量課金型は、委託する業務量に応じて支払う料金が変動する料金形態。

つまり、ほとんどの業務は社内で完結できてもピンポイントで何かしらの業務を依頼したい場合におすすめです。ピンポイントで業務を依頼できるので、無駄なコストを抑えることができます。

ただし、依頼する業務量が増えれば増えるほど、支払う費用は高くなっていくので注意しましょう。

成果報酬型

成果報酬型とは、実際に成果が発生してから報酬を支払う料金形態。

例えば、求人票を作成して予定の人数よりも実際に応募してきた人数を超えることができれば、報酬として採用代行(RPO)会社に支払います。成果が出なければ支払う必要がないのがメリットと言えるでしょう。

ただし、きちんとした成果が発生した場合には、ほかの料金形態に比べてそれなりの費用を支払わなければいけないので、注意が必要です。

 

採用代行・採用イベントの成功事例はこちら

採用代行にかかる費用について

採用代行にかかる費用を「月額一律料金型」「従量課金型」「成果報酬型」の3つの料金形態ごとに説明します。

月額一律料金型」は、およそ5〜100万円です。依頼する採用代行(RPO)会社によっても大きく異なります。

従量課金型」は委託する業務内容によって費用が変わります。

大体の相場は以下の通りです。

・面接のスケジュール設定 :月5万円~

・DMやスカウトメールの配信 :月3万円~

・面接の実施 :1回1万円~

・評価シートの作成 :1回3千円~

・応募者が欠席した時のフォロー

・別日へ案内 :月2万円~

・次回におこなわれる面接日の連絡 :月2万円~

・合否連絡 :月2万円~

・内定通知書の発送 :月2万円~

 

上記の項目はあくまでも一例です。このほかにも企業によってさまざまな業務内容を依頼できます。

最後の「成果報酬型」も月額一律料金型同様に、依頼する採用代行(RPO)会社によってピンキリです。例として挙げると、以下のような条件となることが多いです。

・求人票をみてから応募した件数1件につき数万円

・実際に内定を承諾した求職者の年収の◯%

 

気になる企業を見つけたら詳しく聞いてみましょう。

 

採用代行・採用イベントの成功事例はこちら

採用代行(RPO)に依頼するメリット

採用代行(RPO)に依頼するメリットは以下の3つです。

・採用のプロが業務をおこなう

・採用のコストカット

・コア業務へ注力できる

順番に解説します。

採用のプロが業務をおこなう

通常の派遣などのリソース確保であれば人材の教育を一から始めなければいけないのですが、採用代行(RPO)は採用のプロが業務を承ります。

初めから豊富な知識やノウハウを持っているので、即戦力として業務を行ってもらえます。そのため、応募者対応なども安心して任せることができます。

業務範囲を指定するだけで業務を一任する事ができるので、効率的な採用活動にもつながるのです。

採用コストのカット

採用代行(RPO)に依頼することで採用コストのカットにも繋がります。

自社内で業務を完結させる場合、時間だけでなく人件費もかかります。業務量が多ければ多いほど残業の時間も増えていくので、意外と採用活動にコストがかかるという企業も少なくありません。

採用代行(RPO)はもちろん費用は発生しますが時間のかかっていたノンコア業務を全ておこなってくれるので、トータルで考えたときに採用代行(RPO)に依頼した方が採用コストを削減に繋がる場合があるのです。

ノンコア業務を部分的に依頼することも可能なので、どの業務に時間がかかっているかを算出し、依頼することも検討してみましょう。

コア業務へ注力できる

細かなノンコア業務に時間を費やしてしまい、肝心のコア業務へ注力できない人も担当者も少なくありません。特にメールの返信や応募者対応などは想像以上に時間がかかるので、担当者にとって重荷となっているはずです。

採用代行(RPO)では、ノンコア業務を全て委託できるので、担当者はコア業務へ注力できます。その結果、採用業務クオリティ向上にもつながるでしょう。

 

採用代行・採用イベントの成功事例はこちら

採用代行(RPO)に依頼する時に気をつけること

採用代行(RPO)に依頼する時に気をつけることは以下の3つです。

・業務範囲はどこまで依頼可能でどの業務まで頼むか

・進捗管理がうまくいくか

・実績があるかどうか

順番に解説します。

業務範囲はどこまで依頼可能でどの業務まで頼むか

採用代行(RPO)ではノンコア業務であれば全て依頼することもできますが、費用が高額にかかることがあります。ノンコア業務の中でもそれほど時間がかからない業務もあるので、自社でできる業務と採用代行に(RPO)に任せたい業務を分けておきましょう。

採用代行業者によっては依頼する際に事前に必要な情報を整理することのできる準備シートなどもありますので、一度お問い合わせ前に検討してみましょう。また、採用代行業者ごとに依頼できる業務とできない業務もあるので、事前に確認をしてから契約するようにしましょう。

進捗管理がうまくいくか

採用代行(RPO)は契約後、基本的な業務内容の確認などの打ち合わせはしますが、それ以降は採用代行(RPO)が業務を一任します。基本的に採用代行業者からの連絡は必要な場合のみ行われる事も多いので、連絡をただ待つのではなく、適宜進捗状況の確認をこちらから積極的におこなう必要があるのです。

この企業はどのようなコミュニケーションで進めてくれるのか、自社を理解した上で業務を進めてくれそうかなど、事前の打ち合わせの際にはぜひ確認しておきましょう。

実績があるかどうか

採用代行業者は数多く存在しています。そのため、自社に合う採用代行(RPO)かを判断しながら、これまでどれくらいの企業に向けてサービスを提供して、満足度はどうだったのかなど、実績があるかどうかも契約する判断基準の一つとして捉えましょう。

しかし、実績があったとしても自分たちが依頼したい業務が業務外だったり、予算が相場よりも高いということもあります。実績の他にも業務範囲や金額などを総じて自社に合う採用代行(RPO)を探すようにしましょう。

 

採用代行・採用イベントの成功事例はこちら

積極的に採用代行(RPO)を活用してみよう

今回は採用代行(RPO)に依頼できる業務内容や業務別の料金形態、実際の費用について紹介しました。採用活動は今後も活発的になってくるので、企業はより一層採用に力を入れていくためにも採用代行(RPO)を検討する必要があります。

弊社、株式会社ニューズベースでは、採用代行(RPO)アウトソーシングをご提供しております。年間400件以上と多数の運用実績があり、今回紹介した部分的なスポット業務から一括での対応も可能です。

また、イベント会社を母体に持つ知見を活かしたオペレーション実行力により、説明会や選考会といった採用活動における運営業務も含めたトータルサポートも可能です。

初めての方にも充実なサポート体制も整っておりますので、まだRPOを活用したことのない企業の方も是非一度検討してみてはいかがでしょうか。

採用業務アウトソーシングのご相談はこちらから、お気軽にお問合せください。

アウトソーシング依頼準備シート」のダウンロードはこちら(無料)

 

採用代行(RPO)サービスをご検討の際の見積項目例と算出根拠をご紹介します

\ 成功事例・トレンド・お悩み対策や便利なテンプレートなど、有用な情報を配信中! /

メルマガ登録はこちら

関連記事

2021.08.10

【企業側】会社説明会の準備作業で実...

企業説明会の準備では、日程の決定から会場準備などの業務があるため、コア業務に注力できないという採用担当者もいるはずです。そんな時は...

2022.02.24

【企業向け】採用メールテンプレート...

採用連絡メールではお問い合わせ対応や採用連絡など様々あるので、文章の作成に時間がかかるという担当者も少なくありません。しかし、内定...

2023.05.02

採用広報とは?実施する4つのメリッ...

採用広報とは、求職者に対して企業が行う広報活動のことですが、どのような効果が期待できるのか気になる担当者も多いはずです。そこで本記...

2020.02.04

インターシップ説明会、参加する時の...

インターンシップ説明会に参加する場合には髪型・髪色などの規定がちゃんと決められていないため、どの色で参加すれば良いか不安に思う参加...