悩める管理職におすすめしたい「管理職向け研修セミナー」という選択肢

公開日:2020.06.09  更新日:2022.09.30

「管理職になったが、何をすればよいのかわからない」

「管理職向けのセミナーって、受ける意味あるの?」

今回はこのような疑問にお答えして、「管理職の悩みと、それを解決する研修セミナー」というテーマで記事を書きたいと思います。

管理職の悩みは、自分の役割を理解し、管理職に必要なスキルを身に着けることで解消できます。

そのために、管理職向けの研修セミナーはとても役立つでしょう。

管理職向け研修セミナーを公開しているおすすめの会社3社も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

ニューズベースのセミナープロデュースをご紹介します

1.管理職の悩み

管理職には、一般社員のときにはなかった多くの悩みがつきものです。

管理職にありがちな悩みをいくつか見てみてみましょう。

1-1.責任とストレスが増える

管理職になると、今までとは異なり、チーム全体を統括する立場になります。

目を配らなければいけない範囲が一気に増えて、仕事量が増えるだけでなく、部下の仕事も管理しなければなりません。

ノルマ達成のプレッシャーをかけられたり、部下の責任を取らなければならなかったりと、ストレスも増大。かといって、給料が一気に増えるかというと、そうでもないため、モチベーションもいまいち上がりません。

1-2.部下とのコミュニケーションが難しい

今までは上司とコミュニケーションしていればよく、自分の仕事に専念できたかもしれません。

しかし、管理職は部下のモチベーションや能力を引き出していかなければならない立場。上司や部下とコミュニケーションをどう取ればよいかわからず、チーム全体の成果が出ないということが良くあります。

また、部下との年代によるギャップに悩む方も多いでしょう。

1-3.上司と部下の間で板挟みになる

上司に従えば、部下からは不満が出てきます。

一方、部下を立てれば、今度は上司から叱責されます。

管理職は上司と部下の狭間に立たされる苦しい立場です。

自分自身のつらさを相談することができず、抱え込んでしまう人も多いでしょう。

 

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2.なぜ管理職としてうまくいかないのか?

管理職としてうまくいかないのは、「理解」と「スキル」が足りないからだということができます。

「管理職」という仕事を間違って理解していることと、管理職に必要なスキルを身に着けていない結果、望んでいなくても、次のような弊害を生み出してしまいます。

2-1.プレーヤーからマネージャーへ切り替えられていない

管理職はチーム全体を管理する「マネージャー」であることを理解していないと、問題が起きます。

今までは1プレーヤーとして頑張ればよかったのですが、管理職になると、プレーヤーとは全く異なる「マネジメントスキル」が求められます。しかし、マネジメントスキルがない結果、人に仕事を任せられず、仕事が進まなくなってしまいます。

上司から叱られ、精神的に追い詰められると、自分では望んでいなくても保身に走ったり、あるいは自分一人で不満を溜め込んでしまうといった事態に陥りがちです。

2-2.「管理」をマネジメントではなくコントロールと捉えている

管理職を「チームをコントロールする存在だ」と勘違いしていると、また別の弊害が生まれます。

チームをコントロールしようとすると、対話ではなく指示が多くなります。

「上からこう言われたから、今日は残業だ」

「チームのノルマを達成できないのはお前のせいだ」

など、指示の押しつけが多くなり、現場から生きたコミュニケーションを奪ってしまいます。

部下は自分で考えて仕事をするのではなく、ただ指示に従うだけの存在になり、不満や無気力さがチーム内に蔓延していくことでしょう。

2-3.目標設定や達成手段を確立できていない

マネージャーは「チームの目標を達成するために、チームのリソースを効率的に活用する」のが仕事です。

しかし、これがわかっていないと、その場しのぎで上司に言われたことを実行したり、部下の不満を吸い上げたりするだけの存在になってしまいます。その結果、言うことがコロコロ変わったり、適切な役割分担ができなくなることも。

 

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3.管理職が持つ役割

上記に挙げた問題をチームに持ち込まないためには、1プレーヤーとしての仕事スタイルを一旦脇に置き、管理職が持つ役割を理解しなければなりません。

管理職とは、英語でいう「マネージャー」の役割を持っています。

マネージャーは目標を達成するために、チームのリソースを効率的に活用し、リスク管理をしていくためのリーダーです。組織の利益を追求させるためにチームをコントロールし、従わせるだけの存在では決してないので、注意してください。

管理職の役割は、下記のようにまとめられます。

・会社や上司から与えられた方針・目標を自分の部署に伝える。

・目標を達成するために、部下に役割を分担する。

・部下が主体的に仕事を進められるように意欲を引き出す。

・トラブルや課題を解決し、安心して働ける環境を整える。

このように見ると、自分で仕事をこなすというよりは、部下に仕事を任せることが主な役割であることがわかりますね。

しかも、ただ部下に仕事を丸投げすればいいのではありません。

管理職は自分自身でもしっかりと目標を理解して、目標を達成するために適切な役割分担を行わなければなりません。

その上で、部下のやる気を引き出し、主体的に仕事を進められるようにコミュニケーションする必要があります。

トラブルや課題がある場合は、問題を冷静に見極め、対処するのも管理職の仕事です。

このように、部下に仕事を任せながらも、責任は自分が担い、部下が安心して働けるように配慮するチームマネジメントを行うのが、管理職の仕事なのです。

 

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4.管理職を遂行するために必要なスキル

では、上記のような仕事をこなすためには、どのようなスキルが必要になるのでしょうか。

管理職のスキルとして有名なのが、「カッツモデル」です。

”カッツの3能力とは、ハーバード大学教授のロバート・カッツは、マネジャーの能力をテクニカル・スキル、ヒューマン・スキル、コンセプチュアル・スキルの3つに整理した。”

引用元:MBAのグロービス経営大学院|https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-11747.html

カッツによれば、管理職に求められるスキルは、「テクニカルスキル」「ヒューマンスキル」「コンセプチュアルスキル」の3つに分類できます。

【テクニカルスキル】

業務を遂行するために必要な知識や経験のこと。

管理職はもはやプレーヤーではありませんが、しかしマネージャー自身もプロジェクトに対する経験や知識をしっかりと身に着けておくことが大切です。

【ヒューマンスキル】

対人能力のこと。コミュニケーション能力や、チームの調整力を指します。

上司や部下と良好な関係を築き、プロジェクトを円滑に進めていくために必須な能力です。

【コンセプチュアルスキル】

直訳すると「概念化能力」。

物事の本質をとらえ、目標達成のための手順や方法などを概念化する能力のことをいいます。

コンセプチュアルスキルは少々わかりにくいですが、目標設定やチームの役割分担、時間配分などを効率的に進めていけるスキルのことを指します。

論理的な思考力と分析力で、物事を合理的に考え、目標を達成していくために必要なスキルと捉えることができるでしょう。

 

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5.管理職の研修セミナーを受けて課題解決しよう

このように、管理職を務めるためには、管理職という役割への理解と、スキルを身に着けることが重要です。

しかし、頭では分かったとしても、なかなかプレーヤーから思考を切り替えられず、四苦八苦する人が多いでしょう。

また、カッツモデルが提唱する3つのスキルを理解しても、どのように伸ばせばいいのかわからない人もいるかもしれません。

管理職とは何かを理解し、管理職のスキルを磨くためには、「管理職向け研修セミナー」という選択肢をおすすめします。

5-1.管理職向けの研修セミナーとは?

管理職向けの研修セミナーでは、初級管理職・中級管理職・上級管理職向けのそれぞれのセミナーが開催されています。

係長や課長、部長など、それぞれの立場において必要なスキルを学ぶことができる研修セミナーです。前章において、カッツモデルが提唱する3つのスキルを上げましたが、同じ管理職でも、立場によって重視すべきスキルが異なります。

例えば、上の立場になるにつれて、3つのスキルのうち、よりコンセプチュアルスキルを重視すべきとされています。

このような意味でも、今の自分に求められているスキルを随時学ぶ姿勢が管理職には必要なのです。

5-2.その他の管理職向けセミナーで学べるスキル

管理職向け―のセミナーでは、総合的なマネジメントスキルだけでなく、管理職に必要な各種スキルを専門的に学ぶことも可能です。

下記にその一例を挙げてみましょう。

・管理職の役割と基本行動

・部下指導・育成の基本

・コミュニケーションスキル

・人材育成スキル

・戦略マネジメントスキル

・多様化する部下に対応するマネジメントスキル

・コンプライアンス研修

・ハラスメント研修

・メンタルヘルス研修

・女性の管理職

・昇格・昇進アセスメント

このように、セミナーでは様々なスキルを細分化して学ぶことが可能です。

自身の弱点を把握し、マネジメントスキルを強化していくことができるでしょう。

 

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6.管理職向けの研修セミナーを提供している会社3選

管理職向けの研修セミナーを提供している3社を紹介します。

2019年のオリコン顧客満足度ランキングの「企業研修 管理職向け公開講座のランキング・比較」部門において、高い評価を得た3社なので、ぜひ参考にしてください。

6-1. NTTラーニングシステムズ

管理職向けの研修セミナーを提供している「NTTラーニングシステムズ」。

常時2000以上の研修講座やセミナー、eラーニングを公開しており、管理職向けのセミナーにおいても高い評価を得ています。

利用者の声を見ると、

「テキスト、ディスカッションを交えた研修でとても分かりやすかった」

「講師のプレゼンスキルがとても高く、理解しやすかった」

といった感想も。

座学、グループディスカッションをバランスよく行うため、内容をよく理解できるセミナーとなっています。

「NTTラーニングシステムズ」

https://www.nttls.co.jp/bizeducation

6-2.SMBCコンサルティング

三井住友銀行グループである「SMBCコンサルティング」は、10万人以上の受講生を擁する「SMBCビジネスセミナー」を提供しています。

管理職向けのセミナーにおいては、講師の熱心な講義が高い評価を受けています。

テーマ別、体系別に様々なコースが用意されており、基礎的なスキルから細かいニーズまで対応しているのが特徴です。

「SMBCコンサルティング」

https://www.smbc-consulting.co.jp/smbcc/top/seminar/wzwd0130/display

6-3.リクルートマネジメントスクール

人材育成において50年以上の歴史を持つ「リクルートマネジメントスクール」。

特にマネジメント領域において豊富な実績と高い評価を得ている会社です。

主体性を引き出すプログラムが特長で、グループワークやゲームなどを取り入れたプログラムに人気があります。

管理職セミナーは3時間から3日まで豊富なコースを用意。

1チケットで3時間コースを受講できる「チケット制サービス」など、受講者が参加しやすい工夫が整っています。

「リクルートマネジメントスクール」

https://www.recruit-ms.co.jp/open-course/

 

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7.まとめ

管理職向けの研修セミナーは、人間関係や仕事がうまくいかず、ストレスや悩みを抱えている管理職の人にぜひおすすめしたい選択肢です。

このようなセミナーに参加することで、悩んでいるのは自分だけでなかったことがわかります。

自分を冷静に客観視することで、自分に足りないスキルを認められるようになり、向上心をもって知識を身に着けることができるでしょう。

管理職がマネジメントスキルを身に着けることで、チームの雰囲気は確実に変わります。

管理職の立場を与えられながらも行き詰まりを感じている人は、ぜひ管理者向けのセミナーを検討してみてはいかがでしょうか。

 

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