研修でおすすめのアイスブレイク手法5選!導入メリットや意識すべきポイントも紹介
多くの企業では、研修の開催に伴いアイスブレイクを導入しています。これにはどのような効果が期待できるのでしょうか。
本記事では、研修を開催するにあたってアイスブレイクを導入するメリットや意識すべきポイント・おすすめのアイスブレイクについて紹介します。
目次
アイスブレイクとは?
アイスブレイクとは、緊張を和らげるための手法のことです。
研修はもちろん、採用活動における面接や商談・会議などでもよく活用されます。
アイスブレイクを導入することによって、その場の雰囲気を和らげて円滑なコミュニケーションが生まれやすくします。
研修においてアイスブレイクを導入するメリット
研修においてアイスブレイクを導入するメリットは、以下の2つです。
- コミュニケーションの促進につながる
- 相互理解が深まる
順番に解説します。
コミュニケーションの促進につながる
緊張した状態で研修を開催してしまうと、グループワークの際に受講者同士でうまく話せず、研修本来の目的を果たせない可能性があります。
このとき、アイスブレイクを導入することによって、緊張がほぐれます。
その結果、受講者同士で気軽に話せるようになり、コミュニケーションの促進につながるのです。
相互理解が深まる
アイスブレイクを導入することで、受講者同士でお互いのプロフィールや人間性などについて知れるようになります。
その結果、相互理解が深まり、会話が盛り上がるきっかけが生まれます。
研修の場が和やかな雰囲気になるだけでなく、研修が終わってからも関係性が続き交流が持ちやすくなる可能性もあります。
研修でおすすめのアイスブレイク手法5選
研修でおすすめのアイスブレイク手法は、以下の5つです。
- 自分史ワーク
- 他己紹介ゲーム
- GOOD&NEW
- マシュマロチャレンジ
- 謎解き脱出ゲーム
一つずつ解説します。
自分史ワーク
参加人数 | 3名以上 |
実施時間 | 1人あたり3~5分 |
用意するモノ | 参加者:思い出の写真やモノ(できれば) |
基本ルール | 【1】グループ内で制限時間内に自分史を発表する 【2】発表終了後、質問時間を設けて質疑応答を行う 【3】質疑応答も終わったら、次の人が自分史を発表する |
自分史ワークとは、自身の過去や経歴について話すアイスブレイク手法です。
幼少期〜現在に至るまでの出来事を簡潔にまとめて発表することで、自分がこれまでどのような人生を歩んできたのかを伝えます。
発表し終えたら、質問を受け付けてその内容に回答することによって、さらに自分について知ってもらえます。
事前にワークのことを伝えて、思い出の品や写真のデータを持ち寄ってもらうのもよいでしょう。
他己紹介ゲーム
参加人数 | 2人/1組 |
実施時間 | 30分~ |
用意するモノ | 特になし |
基本ルール | 【1】2人1組でペアを組む、ペア同士でお互いの情報について共有する 【2】その後、グループの前でペアのことについて発表し、終了後に質疑応答を行う 【3】質疑応答も終わったら、次のペアが発表する |
他己紹介ゲームとは、2人1組でペアとなり、みんなの前でお互いのことについて紹介し合うアイスブレイク手法です。
紹介する側は、相手の特徴や魅力について把握して発表するため、情報収集スキルやプレゼンテーションスキルの向上に期待ができます。
一方、紹介される側は自身の特徴や魅力について再認識するいい機会となるはずです。
GOOD&NEW
参加人数 | 2人以上 |
実施時間 | 5〜20分 |
用意するモノ | 特になし |
基本ルール | 【1】グループ内で24時間以内に起きた嬉しいことや楽しかったことについて発表する 【2】発表終了後、その内容についてメンバーはリアクションをする 【3】その後、次の人が発表する |
GOOD&NEWとは、24時間以内に起きた嬉しいことや楽しかったことについて共有しあうグループワーク手法です。
「天気予報は雨だったのに実際は晴れていた」「野球観戦が趣味で自分の好きなチームが勝利した」など、共有する内容は些細なことで構いません。
GOOD&NEWを実施することで、全員がポジティブな気持ちになれます。
マシュマロチャレンジ
参加人数 | 2人以上 |
実施時間 | 30分〜1時間 |
用意するモノ | 運営側:パスタ、テープ、ヒモ、ハサミ、計測用のメジャー |
基本ルール | 【1】グループ内で作戦を立てる 【2】実際にタワーを作成する 【3】制限時間になったら、各グループごとのタワーの高さを計測して、優勝を決める 【4】前回の内容を踏まえた上で再度作戦を立てて、繰り返し行う |
マシュマロチャレンジとは、乾燥パスタやマシュマロ、テープなどを利用して、タワーを作成するグループワーク手法です。
複数のグループにわかれて行い、一番高いタワーを作成したグループが勝ちとなります。
一番高いタワーを作成するために、一人ひとりがアイディアを出し合って作戦を練る必要があるので、メンバー同士で自然とコミュニケーションが図れるようになります。
一度実施して終わりではなく、複数回繰り返すことでPDCAを回す練習にもなるでしょう。
謎解き脱出ゲーム
参加人数 | 5名以上 |
実施時間 | 20〜60分 |
用意するモノ | 特になし |
基本ルール | 【1】出題されたお題に対して、グループ内で話し合いながら答えを探す 【2】制限時間になったら、答え合わせを行う |
謎解き脱出ゲームとは、出題されたお題に対して手がかりやヒントを探したり、グループ内で話し合ったりしながら、ゴールを目指すグループワーク手法です。
コミュニケーションスキルだけでなく、課題解決スキルなども身につきます。
お題自体は、Web上で配布されているコンテンツを使うことができるほか、よりクオリティの高いものを使いたいのであれば、研修用の謎解きゲームを提供している企業に依頼するという方法もあります。
ただし、実施するためにはある程度時間がかかるので、時間配分には十分に注意しましょう。
研修でアイスブレイクを導入する際に意識すべきポイント
研修でアイスブレイクを導入する際に意識すべきポイントは、以下の3つです。
- 目的を履き違えないようにする
- 全員が参加できる手法を選ぶ
- 時間配分を意識する
順番に解説します。
目的を履き違えないようにする
アイスブレイクは、あくまでも研修を開催する上で緊張をほぐすために行います。
アイスブレイクを行うことが目的となってしまうと、ただ楽しんで終わりということになりかねません。
その結果、研修本来の効果が得られない可能性があるので、目的を履き違えないようにしましょう。
全員が参加できる手法を選ぶ
せっかくアイスブレイクを導入したのにもかかわらず、グループの中で数名しか議論に参加できないようなメニューでは、その効果が十分ではなくなります。
アイスブレイクでは全員が議論に参加して話すことができるよう、メニューやチームの人数などに工夫が必要です。
また、あまりにもプライベートな内容を話す必要があるようなメニューは避け、誰もが積極的に話しやすいものにする必要があります。
時間配分を意識する
アイスブレイクのなかでも、マシュマロチャレンジや謎解き脱出ゲームなどは、ある程度時間がかかります。
アイスブレイクに時間を割き過ぎてしまうと、研修本来の時間が確保できないという事態に陥ってしまう可能性があるため、実施する際にはタイムスケジュール管理に注意が必要です。
まとめ
本記事では、研修を開催するにあたってアイスブレイクを導入するメリットや意識すべきポイント・おすすめのアイスブレイクについて紹介しました。
アイスブレイクを導入することで、コミュニケーションの促進につながったり、相互理解が深まったりするなどのメリットが期待できます。
アイスブレイクの手法は数多くあるため、本記事を参考にしながら、自分たちに合った手法を選びましょう。
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