【2024年版】研修のトレンド5選!メリット・デメリットも解説
研修にもトレンド、つまり流行があるのはご存知でしょうか。
トレンドに沿った研修を開催することで、受講者のモチベーションが向上したり最新情報を獲得できたりするなど、さまざまな効果に期待ができます。
本記事では、2024年版の研修のトレンドを紹介するほか、トレンドに沿って研修を開催するメリットやデメリットについて解説します。
目次
研修におけるトレンドの背景について
2024年にトレンドとなっている研修として、ハラスメント研修やコミュニケーション研修などが挙げられます。
そのような研修がトレンドとなっている背景として、以下3つの要因が挙げられます。
- リモートワークの普及
- DXの推進
- 職場環境の変化
順番に解説します。
リモートワークの普及
2020年に流行した新型コロナウイルス感染症の影響によって、現在は働き方にリモートワークが取り入れられるようになりました。
リモートワークは、従業員や企業にとって負担軽減やコスト削減など、さまざまなメリットがあります。
しかし、従業員同士でコミュニケーションを図る機会が減ったことにより、不安に感じている担当者も多いのではないでしょうか。
リモートワークであっても、従来通りの活発なコミュニケーションを図るために「コミュニケーション研修」がトレンドとなっています。
DXの推進
近年、多くの企業でDXが推進されています。
DXとは「Digital Transformation」の略称であり、デジタル技術を用いて業務フローを改善したり新たなビジネスモデルにしたりする施策のことです。
DXが注目されている理由として、2025年以降にDXの遅れが原因で毎年最大12兆円の経済損失が生じる恐れがあるという「2025年の崖」問題が挙げられます。
この2025年の崖を阻止するために、業務で必要なスキルを新たに習得する「リスキリング研修」がトレンドとなっています。
職場環境の変化
時代の変化に伴い、職場環境も変わってきています。
現在は、部下に対して怒鳴ったりプライベートな内容を聞いたりするだけで、ハラスメントに該当することも少なくありません。
その結果、減給や降格処分を受けたり、最悪の場合には被害者から訴えられたりする可能性もあります。
些細な出来事がきっかけで、自身が加害者になる恐れがあるため、最近では「ハラスメント研修」を行う企業が増えてきているのです。
【最新】トレンドとなっている研修5選
近年トレンドとなっている研修は、以下の5つです。
- ハラスメント研修
- マネジメント研修
- ロジカルシンキング研修
- コミュニケーション研修
- リーダーシップ研修
一つずつ解説します。
ハラスメント研修
ハラスメント研修は、職場でパワハラやセクハラ・モラハラなどのハラスメントが起きるのを防ぐことを目的として開催します。
ハラスメント研修で学習する内容は、以下の通りです。
- ハラスメントの定義
- ハラスメントが起こりやすい職場の特徴
- ハラスメントの予防や対処法 など
主に部下を持つ立場にある従業員が対象となる研修です。
マネジメント研修
マネジメント研修は、部下をマネジメントできる管理職を育成し、組織全体を強化することを目的に開催します。
マネジメント研修で学習する内容は、以下の通りです。
- 部下の育成方法
- 目標の設定方法
- 経営に関する基礎知識 など
オフラインやオンライン・eラーニングなど、研修方法はさまざまなため、自社に最適な方法で開催しましょう。
リスキリング研修
リスキリング研修は、業務で必要なスキルを新たに習得してもらい、時代の急速な変化に対応できる人材を育成することを目的として開催します。
リスキリング研修によって、業務の効率化やモチベーションの向上などが期待できます。
リスキリング研修で学習する内容は、どのようなスキルを習得してもらいたいのかによって異なるため、まずは自社が抱える課題を明確化しましょう。
コミュニケーション研修
コミュニケーション研修は、コミュニケーションスキルを向上させて従業員同士の関係性を深めたり、業務を効率化させたりすることを目的として開催します。
コミュニケーション研修で学習する内容は、以下の通りです。
- 社会人としての基本的なマナー
- 正しい言葉の遣い方
- 相手の話を聞くときのポイント など
効果的な研修にしたいのであれば、座学だけでなく実践形式も取り入れてみましょう。
リーダーシップ研修
リーダーシップ研修は、リーダー候補となる従業員に対して、必要な知識やスキルを習得させることを目的として開催します。
リーダーシップ研修で学習する内容は、以下の通りです。
- チームにおける目標の設定方法
- 部下の褒め方や叱り方
- 業務の進捗管理方法 など
リーダー研修を開催する前に、自社がどのようなリーダーを求めているのかを共有しておきましょう。
最新のトレンドに対応した研修を開催するメリット
トレンドに対応した研修を開催することによるメリットは、以下の3つです。
- 受講者が最新の情報を獲得できる
- 受講者のモチベーションが向上する
- 新たなアイディアの創出につながる
一つずつ解説します。
受講者が最新の情報を獲得できる
トレンドに対応した研修を開催することで、受講者は最新の情報を獲得できます。
その結果、新たなスキルの習得につながり、業務フローの改善や業務の効率化に期待ができます。
受講者のモチベーションが向上する
トレンドの研修を開催することで、これまでにない新たな知識を習得できるため、従業員のモチベーション向上につながります。
いま話題の事柄について研修で習得できるため、特にトレンドに敏感な従業員にとっては、効果的といえるでしょう。
新たなアイディアの創出につながる
トレンドを取り入れた研修を行うことで、新たなアイディアの創出につながることもあります。
アイデアは、商品開発・サービス開発につながるものや、働き方の改善につながるものなどさまざまです。
うまく取り入れることによって、企業の競争力向上に貢献するでしょう。
トレンドに沿って研修を開催するデメリット
トレンドに沿って研修を開催するのは、メリットだけでなくデメリットもあります。
主なデメリットは、以下の2つです。
- 成果が一時的となる場合がある
- 担当者の負担が大きい
順番に解説します。
成果が一時的となる場合がある
トレンドというのは、あくまでもその時の流行であり、一時的なものとなる可能性があります。
そのため、せっかくトレンドに沿った研修を作っても、流行が長続きしなければ参加者を惹きつける魅力が減ってしまう可能性があります。
かといって、トレンドを追い続けることが目的となってしまい、研修の内容が薄くなっては本末転倒ですので、手段と目的を履き違えないようにしましょう。
担当者の負担が大きい
トレンドというのは、日々変化していくものです。
そのため、トレンドに沿って研修を開催する場合、トレンドが変化するたびに担当者は情報を収集する必要があります。
従来の研修よりも担当者の負担が大きくなるので、リソースを考慮した上で開催するかどうかを判断しましょう。
まとめ
本記事では、トレンドに沿って研修を開催するメリットやデメリット、トレンドになっている研修について解説しました。
トレンドに沿って研修を開催することで、受講者が最新の情報を獲得できたりモチベーションが向上したりするなどのメリットに期待ができます。
ただし、一時的な成果にしかならなかったり担当者の負担が大きかったりするなどのデメリットもあるので、注意が必要です。
本記事を参考に、トレンドとなっている研修の開催を検討してみましょう。
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