社員研修における6つの課題とは?解決方法についても紹介!
人材育成のためにほとんどの企業では定期的に社員研修を開催していますが、あまり効果を実感できていない担当者もいるのではないでしょうか。
研修が期待した効果を発揮しない場合、何らかの要因が隠れているはずです。
そこで本記事では、社員研修における課題や解決方法について解説します。
目次
社員研修で課題を感じている企業は多い
社員研修で課題を感じている企業は数多くあります。
株式会社ベネッセホールディングスが公表した「2023年度新人研修に関する意識調査」によると、以下のような課題や悩みがあることが判明しています。
- 自社への定着・早期離職を防ぐこと(34.7%)
- 業務に必要なスキルや知識・マインドの習得(33.0%)
- 研修で得たことを配属後に活かすこと(32.5%)
最近では終身雇用制度が崩壊しつつあることから、キャリアが多様化してきており、転職するのが当たり前となってきています。
その結果、人材がなかなか定着せずに早期離職者が増えてきているのが現状です。
社員研修における6つの課題
社員研修における具体的な課題として、以下の6つが挙げられます。
- 担当者のリソースが不足している
- 開催するまで時間や手間がかかる
- 講師に適した人材がいない
- 学習したことを現場で活かせない
- 成長を実感してもらえるような場がない
- 予算を確保するのが難しい
順番に解説します。
担当者のリソースが不足している
担当者のリソースが不足していて、そもそも社員研修を開催するのが難しいという企業も多いのではないでしょうか。
たとえ社員研修を開催できたとしても、リソースがギリギリの状況での開催となるため、資料やカリキュラムが十分に作り込まれておらず、クオリティの低い研修となる可能性があります。
開催するまで時間や手間がかかる
社員研修を開催するにあたって、スケジュールの調整やカリキュラムの構築・資料の作成など、やるべきことが豊富にあります。
また、オフラインで開催する場合には会場の準備をしたり、オンラインで開催する場合には通信環境を整えたりする必要もあります。
社員研修は開催するまで時間や手間がかかるため、不定期での開催となったり開催期間が空いてしまったりもするのです。
講師に適した人材がいない
社員研修を開催するにあたって、社内から講師を選ぶという企業もあるはずです。
社内から講師を選ぶことで、自社が抱える課題に即した研修を開催できるようになり、コストの削減にもつながります。
しかし、講師として選ばれた社員は当然ながら「教えるプロ」ではありません。
そのため、講師としての役目が十分に果たされず、クオリティの低い研修となる可能性があります。
学習したことを現場で活かせない
社員研修は、業務を遂行する上で必要な知識やスキルを習得してもらうために開催します。
そのため、たとえ有益な社員研修を開催できたとしても、学習したことを現場で活かせなければ意味がありません。
学習したことを実際の現場で活かしてもらうためには、研修とは別に実践の場を用意するなど、何かしらの工夫を施す必要があるでしょう。
成長を実感してもらえるような場がない
社員研修で学習する内容のほとんどが、数値や数量で表すのが困難な傾向にあるため、企業は成長を実感してもらえるような場を提供する必要があります。
しかし、リソース不足からそこまで手が回らず、社員のモチベーションは次第に低下していくのです。
予算を確保するのが難しい
十分なリソースがあったとしても、予算を確保するのが難しいという企業も少なくありません。
社員研修は人材育成を行う上で必要不可欠ではありますが、決して即効性に期待ができるわけではありません。
そのため、予算を割く上での優先順位が低く、十分な予算を確保できない可能性があるのです。
社員研修における課題を解決する方法
社員研修における課題を解決する方法として、以下の5つが挙げられます。
- 課題を洗い出して把握する
- さまざまな方法を試してみる
- ツールを導入する
- フォローアップ研修を開催する
- アウトソーシングを活用する
一つずつ解説します。
課題を洗い出して把握する
社員研修における課題を解決したいのであれば、まずは「どのようなことが課題となっているのか」を洗い出して把握する必要があります。
課題を洗い出して把握する具体的な方法として、実際に開催している社員研修の流れを図式で表したり、受講した社員にアンケートを取ったりしてみましょう。
そうすることで課題が明確化されて、適切な対処が行えるようになります。
さまざまな方法を試してみる
社員研修を対面で開催している企業もあれば、オンラインで開催している企業もあります。
また、eラーニングやOJT・OFF-JTなど、社員研修の開催方法は企業によってさまざまです。
そのため、これまで一つの方法でしか社員研修を開催したことがないのであれば、この機会にさまざまな方法を試してみましょう。
そうすることで自社に最適な方法が見つかり、課題解決につながるかもしれません。
ツールを導入する
リソース不足で社員研修を開催するのが難しい場合には、研修にまつわる業務の効率化ができる各種ツールを導入してみるのもおすすめです。
ツールを導入することで業務が効率化されて、リソース不足の解消につながります。
ツールは数多くの種類があるため、操作性や機能・ランニングコストなどを比較検討した上で選びましょう。
フォローアップ研修を開催する
社員研修で学習した内容が現場で活かされていないことを課題として感じているのであれば、フォローアップ研修の開催を検討してみましょう。
フォローアップ研修とは、研修が終了してから一定期間が経過したタイミングで再度同じ受講者を集めて開催する研修のことです。
フォローアップ研修を開催することで、研修で学習した内容が知識やスキルとして身についているのかを客観的に判断できるようになり、自身が抱えている課題や不安・悩みについても知ることが可能です。
アウトソーシングを活用する
社員研修における課題の解決方法として、アウトソーシングの活用もおすすめです。
アウトソーシングを活用することで、外部のリソースやノウハウを取り入れながら社員研修の開催が可能となります。
また、研修のプロがサポートしてくれるため、自社に研修ノウハウがなくてもクオリティの高い社員研修を開催することが可能です。
「アウトソーシング会社は数多くあるため、どこに依頼すればいいのかわからない」ということであれば、株式会社ニューズベースにお任せください。
株式会社ニューズベースでは、研修運営アウトソーシングを提供しており、研修に関するさまざまな業務のサポートを行っています。
豊富な支援実績もあり、安心して依頼できるため、まずはお気軽にお問い合わせください。
まとめ
本記事では、社員研修における課題や解決方法について解説しました。
多くの企業が、社員研修に関するさまざまな課題を抱えています。
具体的な内容は企業によってさまざまですので、本記事を参考に自社に最適な課題解決の方法を見つけてみましょう。
解決方法の一つとして、株式会社ニューズベースが提供する研修運営アウトソーシングを検討してみてはいかがでしょうか。
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