RPAの導入における6つの課題とは?解決策も併せて解説!
RPAとは「Robotic Process Automation」の略称であり、人間がPC上で行う作業の一部をコンピューターによって自動化できる技術です。導入することで業務クオリティの向上やコストの削減・業務の効率化などさまざまな効果が期待できるため、多くの企業で導入されています。
しかし、RPAを導入するにあたっていくつかの課題があるのはご存知でしょうか。事前に把握しておかないと、失敗する可能性が高くなるので、注意が必要です。
そこで本記事では、RPAの導入における課題や解決策・RPAツールを選ぶ際のポイントについて解説します。
目次
RPAの導入にあたって直面しやすい6つの課題
RPAを導入するにあたって直面しやすい課題は以下の6つです。
- 社内にRPAが浸透しない
- RPAに詳しい人材が社内にいない
- どの業務を自動化すればいいのかわからない
- 自社に適したRPAツールを導入できていない
- トラブルやエラーが発生した際の対処方法がわからない
- 効果があまり実感できない
順番に解説します。
社内にRPAが浸透しない
RPAを導入したのにもかかわらず、社内に浸透しないというケースは珍しくありません。
社内に浸透しない原因として、従業員がRPAについてあまり理解していなかったり、使い方がわからなかったりすることが挙げられます。その結果、RPA本来の効果が実感できずに失敗に終わってしまいます。
RPAに詳しい人材が社内にいない
RPAを導入するにあたって、プログラミングにおける専門知識や経験が必要なケースもあります。
そのため、RPAに詳しい人材が社内にいないと、初期設定の段階でつまづいてしまうことも少なくありません。
どの業務を自動化すればいいのかわからない
RPAを導入した後に、どの業務を自動化すればいいのかわからないと頭を悩ませる担当者も多いはずです。
RPAは、基本的に担当者の判断を必要としない定型業務を自動化できますが、その選定やRPA上での設定は担当者が行わなければなりません。
自動化できる業務範囲は次第に広がってきているため、どの業務を自動化すればいいのかについては、多くの企業が直面する課題といえるでしょう。
自社に適したRPAツールを導入できていない
RPAツールによって、自動化する業務において得意・不得意があります。
そのため、RPAツールの特徴を理解しないまま導入してしまうと、自社の業務でRPAの得意分野を発揮できず、効果が得られません。結果として新たなRPAツールを導入しなければいけなくなる可能性があります。
トラブルやエラーが発生した際の対処方法がわからない
RPAを活用する上で、トラブルやエラーが発生することがあります。
トラブルやエラーが発生した際の対処方法がわからないと、業務そのものがストップしてしまい、多大な損害を及ぼす可能性があるのです。
効果があまり実感できない
RPAを導入したのにもかかわらず、効果があまり実感できていない担当者もいるはずです。
その要因として、導入目的が明確でなかったり、RPA本来の機能をうまく活用できていなかったりすることが挙げられます。
RPAの課題を解決する5つの方法
RPAの課題を解決したいのであれば、以下5つの方法を実践してみましょう。
- 導入目的を明確にする
- スモールスタートする
- 社内に共有する
- マニュアルやルールを作成する
- RPAツールが扱える人材の育成に注力する
一つずつ解説します。
導入目的を明確にする
RPAを導入することで、さまざまな効果が期待できますが、導入目的が定まっていないと本来の効果が実感できない可能性があります。
そのため、なぜ自分たちがBPRを導入する必要があるのかを考え、導入目的を明確にしましょう。
スモールスタートする
RPAは基本的に担当者の判断を必要としない定型業務を自動化できます。
しかし、いきなり多くの定型業務を一気に自動化しようとすると、エラーやトラブルが発生した際に従業員の負担が大きくなってしまい、業務そのものがストップするリスクがあります。
まずは確実にRPAで自動化できる作業からスモールスタートし、社内でRPAの成功事例を作っていきましょう。
社内に共有する
RPAを導入しても、社内に浸透しなければうまく活用できず、失敗につながります。
そのため、RPAにおける基本情報や導入するメリット、どのような業務に活用できるのかなどを社内に共有しておきましょう。
マニュアルやルールを作成する
RPAの運用方法が明確に定まっていないと、トラブルやエラーを引き起こす原因になります。
そのため、導入する前にマニュアルやルールを作成しましょう。誰が見ても理解できるように、専門用語をなるべく使わないようにしたり、画像や表を用いたりすることが重要です。
RPAツールが扱える人材の育成に注力する
プログラミングに関する専門知識や経験を必要とするRPAツールもあります。
RPAに詳しい人材が社内にいないと、導入してもうまく活用できない可能性があるので、RPAツールを扱うことのできる人材の育成に注力しましょう。
自社に合ったRPAツールを選ぶ際のポイント
自社に合ったRPAツールを選ぶ際のポイントは以下の3つです。
- 実績があるかどうかを必ず確認する
- 導入コストだけで判断しない
- サポートが充実しているツールを選ぶ
順番に解説します。
実績があるかどうかを必ず確認する
RPAツールは数多くあるため、どれを選べばいいのか迷う人も少なくありません。そんなときは、まず実績があるかどうかを確認しましょう。実績が乏しいRPAツールの場合、導入しても自分たちが思うような効果が実感できない可能性があります。
そのため、なるべく豊富な実績があるRPAツールを選びましょう。
導入コストだけで判断しない
RPAツールを導入するにあたって、なるべく導入コストを抑えたいと思う担当者がほとんどです。
しかし、導入コストだけで判断してしまうと、機能があまり搭載されていなかったり使いづらかったりする恐れがあります。
その結果、新たなRPAツールを導入しなければいけなくなり、さらにコストがかかる恐れがあるので、注意しましょう。
サポートが充実しているツールを選ぶ
初めてRPAツールを導入する場合、自分たちだけで導入〜運用まで行えるか不安に感じる担当者も多いはずです。
RPAツールによっては、導入支援やトラブル対応なども行っています。そのため、少しでも不安に感じるのであれば、サポートが充実しているRPAツールを選びましょう。
まとめ
本記事では、RPAの導入における課題や解決策・RPAツールを選ぶ際のポイントについて解説しました。
RPAを導入するにあたって、社内に浸透しなかったり、どの業務を自動化すればいいのかわからなかったりするなどの課題があります。それらの課題を解決するためにも、導入目的を明確にしたりスモールスタートしたりするなどの方法を実行しましょう。
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